更新日:2024年9月20日 1万円以下のおすすめを更新
こんにちは、猫居です。
趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。
今回はこれまで使ってきた200個以上のTWSの中から特におすすめと感じたイヤホンを厳選して紹介。
音質だけでなく、
- 機能(ノイキャンなどの性能)
- 装着感(長時間装着していても不快感がないか)
- 使い勝手(操作性・Bluetooth接続の安定性)
なども考慮して総合力の高いイヤホンを選びました。
価格帯別にまとめてありますので、予算に合わせてご覧ください。
- 【価格帯別】完全ワイヤレスイヤホンおすすめランキング
- あとがき
【価格帯別】完全ワイヤレスイヤホンおすすめランキング
【1万円以下】エントリークラスTWSのおすすめTOP5
1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンは中華メーカーが圧倒的に強いです。
ハイエンド品に負けないような高機能なイヤホンを実売価格6,000~8,000円くらいでリリースして人気を集めています。
ただ、機能面では敵わずとも音質重視で奮闘している日本のメーカーもあります。
【更新履歴】
2024年9月20日
IN
- 1位 QCY MeloBuds Pro
- 2位 EarFun Air Pro 4
- 3位 Anker Soundcore P40i
OUT
- 1位 CMF by NOTHING Buds Pro:後継機Buds Pro 2が発売され終売したっぽいので外しました。
- 2位 EarFun Air Pro 3:より高性能な後継機Air Pro 4が出たので交代。
- 4位 Victor HA-A30T:後継機HA-A30T2を評価中のため一旦アウト。
2024年4月4日
IN
- 1位 CMF by NOTHING Buds Pro
OUT
- 5位 SOUNDPEATS Air 4:押し出される形で圏外へ。低価格帯のインナーイヤー型としては高機能でおすすめです。
1位 QCY MeloBuds Pro
- 価格:5,000円台
- 連続再生時間:8.5時間/34時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
音質 | ノイキャン*1 | 外音取り込み*2 | 装着感 |
7.7/10 | 9/10 | 8/10 | 8.5/10 |
マルチポイント*3 | ハイレゾ*4 | 低遅延*5 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
今、U1万円TWSでおすすめなのがQCY MeloBuds Proです。
QCYはコスパ高なTWSを数多くリリースしている中国のオーディオメーカー。一時期GEOのTWSが安いのに凄い!と話題になりましたが、OEM元はQCYでした。
そんなQCYの最高傑作とも言えるのがこのMeloBuds Pro。
実売価格6,000円を切る安さで2台同時接続可能なマルチポイントやハイレゾ再生に対応し、強力なノイズキャンセリング機能まで搭載。
音質も明瞭かつバランスの取れたお値段以上の音で非常にコストパフォーマンスの高いイヤホンです。
低価格帯のTWSはEarFunやSOUNDPEATSといった中国メーカーがコスパ高で有名ですが、さらにもう1段安い価格でそれらに勝るとも劣らぬ性能を実現しています。
特にノイズキャンセリング機能は値段の割に非常に優秀で、ANC搭載TWSとしては底値に近い価格にも関わらず自分の手持ちの中では1万円以下でもっとも強力なノイキャンでした。
欠点は着脱検知機能*の精度がイマイチなところ。
イヤホンをテーブルに置いただけで装着中と判断されたりするので、アプリから機能をOFFにすることをおすすめします。
*イヤホンを外すと音楽を自動停止し、装着しなおすと音楽の再生を再開する機能
2位 EarFun Air Pro 4
- 価格:8,000円台
- 連続再生時間:11時間/52時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8/10 | 9/10 | 8.5/10 | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
次いでおすすめなのがEarFunのAir Pro 4。
1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンで圧倒的人気を誇った高機能TWSAir Pro 3の後継機です。
Air Pro 3は低音偏重過ぎるサウンドが人を選ぶところがありましたが、Air Pro 4ではそれが改善。
バランスの取れた音となり、万人におすすめできるイヤホンとなりました。
欲しい機能はすべて入っているといえるほど多機能で、安価なTWSでは中々無いワイヤレス充電にも対応。
機能的には3万円オーバーのハイエンドTWSにも劣らないほど充実しています。
また、コスパ系の多機能TWSは音質的にはそこそこ止まりのものが多いですが、Air Pro 4はその中でも頭1つ抜けている印象です。
値段はちょっとお高めですが、総合力は1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンの中でNo1。
おすすめです。
3位 Anker Soundcore P40i
- 価格:7,990円
- 連続再生時間:12時間/60時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
7.5/10 | 8.5/10 | 8.5/10 | 8/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | - | ○ | ○ |
次におすすめなのがAnker製品ではミドルクラスにあたる多機能TWS、Soundcore P40i。
Ankerらしい派手めなドンシャリサウンドが特徴で、価格帯上位に入るノイズキャンセリング機能を搭載。
ワイヤレス充電にも対応し、イヤホンケースをスマホスタンドとして使えるようになっているなど機能面は2位のEarFun Air Pro 4に劣らない優秀さです。
1位・2位のイヤホンと比べると若干コスパは見劣りしますが、ブランド力は断然こちらが上。
アプリの作り込みも他の中華メーカーとは一線を画す出来で、SONYなど大手のメーカーのものに引けを取らないクオリティとなっており、初心者でも扱いやすいイヤホンだと思います。
手に取りやすい有名メーカー、そこそこのお値段、価格帯上位に入る性能。
よく知らないメーカーは嫌だという方におすすめです。
欠点は少し高音が刺激強めで刺さり気味なところ。気になる場合はアプリのイコライザーで下げてあげると良いでしょう。
4位 QCY T13
- 価格:2,000円台
- 連続再生時間:8時間/40時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
7.2/10 | - | - | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
- | - | ○ | ○ |
とにかく安くて使えるものが欲しいという方におすすめなのがQCYの格安完全ワイヤレスイヤホン、T13。
以前はGEOでもQT13という名前で売っていたのですが、GEOの方は現在は終売。
1番の特徴は2000円台で買えるワイヤレスイヤホンとは思えないくらいの音の良さ。
音場が広くて低音もしっかりと厚みがあるので、イヤホンに特にこだわっていない方が使ったら音の良さにびっくりすると思います。
低遅延モードも優秀で、遅延を気にせずゲームや動画を楽しめます。
欠点はケースやイヤホンに指紋が付きやすく、ちょっと見た目安っぽいというところでしょうか。
実際に安いので仕方ありませんが、100均系完全ワイヤレスイヤホンのおもちゃみたいな質感に比べたら全然ちゃんとした造りです。
100均系の完全ワイヤレスイヤホンはBluetooth接続はよく途切れるし音質も酷いものでしたが、少し上乗せするだけで全然まともに使えるTWSが買えるので是非コチラを選んでいただきたいです。
5位 ag PITA
- 価格:6,980円
- 連続再生時間:5時間/30時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.2/10 | - | - | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
- | - | - | - |
5位のおすすめは寝ホンとして売り出されているagのPITA。
agは音質の良さでオーディオ好きから絶対的な信頼を得ている日本のメーカーfinalのサブブランドです。
その名の通り、ピタっと耳に収まる形状で寝ながら使っても耳が痛くならないのが特徴。
音質的には暖色系で低音から高音まで過不足なく出る優等生。
低価格帯ではTOPクラスの高音質だと思います。
粉雪塗装加工という指紋や傷がつきにくい加工がされていて触ったときの質感が非常に良いです。
欠点は機能らしい機能は何も無いという点ですね。
音質と装着感に特化イヤホンなので、ノイキャンなどの機能よりもそちらを優先したいという方におすすめです。
【1万円台】ミドルローTWSのおすすめTOP5
大手のブランドが続々と顔を出す価格帯。
しかしブランドメーカーでもその出来はピンキリ。
SONYということで多くの人が選択肢に入れそうなWF-C700Nなどは他社製品と比較するとなんともいえない性能だったりしました。
そんな中でも2万円以上のものに引けを取らないと感じた優秀なTWSを紹介します。
【更新履歴】
2024年4月4日
IN
- 1位 EDIFIER NeoBuds Pro 2
- 2位 Technics EAH-AZ40M2
OUT
- 4位 JBL Quantum TWS:ゲーミング完全ワイヤレスイヤホン。低遅延なだけでなく普通のTWSとしても優秀。ケースに収納されたドングルを使えばペアリングなしで様々な端末と即座に接続可能。
- 5位 final ZE3000:この価格帯でもっとも高音質なTWS。ただ、機能は何もなし。高音質な上に高機能なAZ40M2と交代する形となりました。
1位 EDIFIER NeoBuds Pro 2
- 価格:17,000~19,000円台
- 連続再生時間:5.5時間/22時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC/LHDC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9/10 | 9.5/10 | 8.5/10 | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
今、1万円台の完全ワイヤレスイヤホンでもっともおすすめなのがEDIFIER NeoBuds Pro 2です。
使い勝手に少し癖のあるイヤホンなので初めてTWSを買うという方には2位か3位のTWSのほうが良いかもしれませんが、とにかく高性能なのが魅力です。
ノイズキャンセリングはSONYの旧ハイエンド完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM4と遜色のないレベルの強力さ。
これほど強力なノイキャンは3万円オーバーでも中々ありません。
音質的にもハイブリッドドライバーを生かしたパワーのあるドンシャリで、こちらも2万円以内で買える完全ワイヤレスではTOPクラス。
空間オーディオ機能も備えるなど、2万円後半〜3万円くらいのイヤホンと比較しても引けをとらない性能です。
欠点は前述の通り、ちょっと癖があるところ。
- 音量の調節は実質的にデバイス側から行う必要がある
- 連続再生時間が最近のTWSとしてはやや少なめ
- アプリの日本語が少し変なところがある(意味はわかりますが)
上記のようなちょっとした癖はありますが、強ノイキャンと高音質を両立したイヤホンはかなりレアなので個人的には非常におすすめです。
【EDIFIER NeoBuds Pro 2の詳細レビュー】
2位 Technics EAH-AZ40M2
- 価格:15,000円
- 連続再生時間:5.5時間/18時間(ケース込)<ノイキャンON時>
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.1/10 | 4/10 | 8.5/10 | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ (3台) |
○ | ○ | ○ |
次いで1万円台のTWSでおすすめなのがTechnics EAH-AZ40M2。
TechnicsはPanasonicの高級オーディオブランドです。
音質だけみれば1位のEDIFIER NeoBuds Pro 2よりも良く、高解像で明瞭なサウンドはこの価格帯では最高峰の高音質だと思います。
さらに3台同時接続可能なマルチポイントに対応するなど機能面も充実。
(3台同時接続ができるのは今のところTechnicsだけ)
欠点はノイズキャンセリングがあまり強力とは言えないところ。
3万以上するTechnicsのハイエンド機と比べて値段差ほど音質の差はありませんが、ノイズキャンセリングは結構な差があります。
逆にその点以外はとても出来が良く、装着感はむしろ上位機よりも良いくらい。
ノイズキャンセリングはそれほど重視していないという方には非常におすすめできます。
3位 JBL LIVE FREE 2
- 価格:13,000円前後
- 連続再生時間:7時間/35時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.2/10 | 8/10 | 9/10 | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | - | ○ | ○ |
世界最大規模のオーディオブランドJBLのLIVE FREE 2。
2022年にメガヒットしたイヤホンですね。
ミドルクラスながらJBLらしいノリの良いサウンドが楽しめます。
小粒なイヤホンはいつまでもつけていられるほど軽い装着感です。
2台同時接続可能なマルチポイント・実用レベルのノイキャン・取り込み量を調整可能な外音取り込み機能。
さらに大手メーカーらしく非常に出来の良い専用アプリが用意されており、機能性は申し分なし。
総合的な性能のバランスの良さ、ストレスのない使い勝手が魅力です。
唯一の欠点は音量の調整がイヤホンから出来ないことくらいでしょうか。(アプリから操作の割当を変更することはできますが)
4位 Anker Soundcore Liberty 4
- 価格:14,990円
- 連続再生時間:9時間/28時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8/10 | 8.5/10 | 8/10 | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | - | ○ |
Anker史上最高を謳うTWS、Liberty 4。
ダイナミックドライバーを2基積んだデュアルドライバー仕様のイヤホンです。
非常に多機能なイヤホンで全ての価格帯をあわせてもTOPレベルの機能性。
マルチポイントや強力なノイキャンはもちろんのこと、心拍数や消費カロリーを測定するワークアウト機能にヘッドトラッキングを利用した空間オーディオ機能まで搭載。
(ヘッドトラッキングは音像が正面に固定され臨場感が増す機能。右を向けば左耳の方から音が、後ろを向けば後ろから音が聴こえるようになります。)
音質はかなりど派手なドンシャリ。
高音がかなりキンキンするのでイコライザーで少し抑えてあげたほうが良いと個人的には思います。
欠点はやはり高音が刺さるという点ですね。
また、Liberty 4にはノイキャン特化型のLiberty 4 NCという兄弟機が存在します。
こちらはワークアウト機能やヘッドトラッキングが無いかわりにノイキャンは最上位クラスの効き目。(ノイキャン評価9.5/10)
ノイキャンでコスパを重視するならこちらも外せない存在です。
【Anker Soundcore Liberty 4の詳細レビュー】
5位 ゼンハイザー CX Plus True Wireless
- 価格:18,000円前後
- 連続再生時間:8時間/24時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.7/10 | 8.5/10 | 7/10 | 8/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
- | ○ | ○ | ○ |
高級オーディオメーカー、ゼンハイザーのCX Plus True Wireless。
この価格帯では定番人気のイヤホンですね。
3万円した旧ハイエンドTWSMomentum True Wireless 2と同様のドライバーを搭載。
広大な音場に生音感を感じさせる上質なサウンド。
ミドルクラスでもしっかりゼンハイザーらしい味が出せています。
ノイズキャンセリングも強力な部類に入り、音質とノイキャンだけをみれば2万円以内で買えるTWSの中ではかなりのパフォーマンスを発揮します。
少し古いイヤホンなので総合力No1!とはいきませんが、その分セール時の値引き率も高いので安くなったときはかなりの狙い目と言えます。
欠点はマルチポイントに非対応な点と外音取り込み機能がやや雑味強めな点。
【ゼンハイザー CX Plus True Wirelessの詳細レビュー】
【2万円台】ミドルハイTWSのおすすめTOP5
以前は2~3万円が完全ワイヤレスイヤホンの天井でしたが、近年ではミドルハイといった感じに。
3万円台のTWSが値下がりして降りてきたパターンも多いですが、下手な型落ち品に手を出すと微妙な結果になるかもしれません。
最近では4万円前後も珍しくないハイエンドクラスのイヤホンと遜色ない優秀なTWSを紹介します。
【更新履歴】
2024年4月4日
IN
- 1位 HUAWEI FreeBuds Pro 3
- 2位 Jabra Elite 8 Active
- 4位 Marshall Motif II A.N.C.
OUT
- 2位 HUAWEI FreeBuds Pro 2:Devialet監修のTWS。3がリリースされ、終売?のようなので交代。スピーカーで聴くかのような深い沈み込みの低音は2の方が好みでした。
- 4位 HUAWEI FreeBuds 5:インナーイヤー型としては最高の性能。
- 5位 Beats Studio Buds+:Apple Music限定ではあるものの、64台のスピーカーに囲まれているような感覚を味わえるという空間オーディオ機能は圧巻。
1位 HUAWEI FreeBuds Pro 3
- 価格:28,800円
- 連続再生時間:6.5時間/31時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC/HWA
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.5/10 | 9.5/10 | 8.5/10 | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
この価格帯でもっともおすすめなのがHUAWEIのハイエンド完全ワイヤレスイヤホン、FreeBuds Pro 3。
平面振動板ドライバー+11mmダイナミックドライバーのデュアルドライバー構成で、やや中高音寄りのバランスの良いサウンドです。
特に歪み無く綺麗に伸びる高音は秀逸だと思います。
ノイズキャンセリングも上位一握りに入るくらい強力。
AirPods Proのようにイヤホンのスティック部分をつまむと再生/停止などの操作になり、スワイプすると音量を上下にコントロールできる操作体系も非常に実用的で利便性が高いです。
4万円前後のハイエンドTWSにも負けないくらいの総合力の高いおすすめイヤホンです。
欠点はHuaweiはGoogle八分にあっており、アプリをGoogleストアからダウンロードできないということ。(iPhoneはApp Storeからダウンロードできます)
【HUAWEI FreeBuds Pro 3の詳細レビュー】
2位 Jabra Elite 8 Active
- 価格:25,000円~29,000円台
- 連続再生時間:14時間/56時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.2/10 | 9/10 | 8/10 | 9.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | - | - | ○ |
ヘッドセットで有名なJabraの完全ワイヤレスイヤホンです。
水中でも使える完全防水仕様のスポーツ向けイヤホンですが、普段使いでも相当強いです。
音質は力強く切れの良い低音が特徴のワークアウトでテンションを持っていきやすいチューニング。
ノイズキャンセリングも強力で、音質・ノイキャンともにこの価格帯ではかなりの上位に入ります。
また、装着感もフィット感を重視する方には唯一無二と言えるくらい非常に上質。
バシっとハマるフィット性なのに圧迫感はほとんどないという良く考えられた着け心地です。
空間オーディオ機能もあり、音声通話も明瞭。
スポーツ利用だけではもったいないくらい総合力の高いイヤホンです。
欠点らしい欠点はありませんが、強いてあげるならばこの価格帯のTWSにしては外音取り込み機能は少し雑味が強めと言えます。
3位 JBL TOUR PRO 2
- 価格:25,000円前後
- 連続再生時間:10時間/40時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.8/10 | 8/10 | 9/10 | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | - | ○ | ○ |
JBLのハイエンドTWS。
イヤホンケースにスマートタッチディスプレイを備えており、イヤホンケースを通して曲変更やイコライザーの設定・機能の切り替えなどを行うことが出来ます。
音質は低音の量感がかなり多めな躍動感のあるサウンド。
通常のイコライザーの他に音質を個人に最適化する機能などもあり、好みの音に調整しやすくなっています。
装着感も抜群に良く、軽いのに安定した付け心地で快適です。
JBLらしく全ての機能がしっかりと作り込まれており(空間オーディオ機能は微妙ですが)、総合的な使い勝手の良さはTOPクラスと言えます。
一方でハイエンド製品としては他社ハイエンド品と比較して音質やノイキャンの性能で突き抜けた良さが無いのも事実で、それが欠点と言えます。
値段差を考慮しないなら他の大手(SONYやTechnics、Sennheiserなど)のハイエンド品の方が明らかに1枚、2枚と上手なのですが、値段設定が絶妙。
他社ハイエンド品が4万弱するところ、TOUR PRO 2は2,5万円ほどで購入できてしまうのでコストパフォーマンスで考えれば優秀です。
4位 Marshall Motif II A.N.C.
- 価格:29,800円
- 連続再生時間:9時間/43時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.4/10 | 8/10 | 8/10 | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | - | - | ○ |
イヤホンケースがMarshallのアンプを思わせるおしゃれな完全ワイヤレスイヤホンです。
しかし、Motif II A.N.C.はただのおしゃれアイテムにあらず。
価格帯上位に入る音質の良さが魅力で、特にギターなど楽器の表現力が高いです。
下から上までバランス良く鳴る明瞭サウンドで、前作Motif A.N.C.からボーカルの表現力もぐっとUPしています。
マルチポイントに対応し、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能も一定水準のレベル。
今どきのTWSに欲しい機能をきちんと有しており、快適に使用できます。
欠点は実質的にイヤホン側から音量調節できないところ。
【Marshall Motif II A.N.C.の詳細レビュー】
5位 FiiO FW5
- 価格:21,500~25.000円程
- 連続再生時間:7時間/21時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive/LHDC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.8/10 | - | - | 7/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
ポタオデ界の超コスパ中華メーカーFiiOの完全ワイヤレスイヤホン。
- Knowles製バランスド・アーマチュア2基+DLCダイナミック1基のハイブリッドドライバー構成
- 旭化成エレクトロニクス製のDACアンプ一体型チップ「AK4332」を左右独立搭載
という現状これ以上無いほどの超高音質構成。
FiiOらしい硬質で明瞭なサウンドで、出力が非常に高いのでワイヤレス感を全く感じません。
タイトで深みのある低音、ボーカルはやや淡白に感じますが非常に明るい中音、突き抜けるほど伸びやかな高音。
どこにも壁を感じない、果てしなく広い音場感がものすごく心地よいです。
ノイズキャンセリング機能はありませんが、音質は最上位クラスと比較しても全く遜色ないレベル。
音質で最高レベルのものをコスパ良く、と考えたらこのFW5が1番良いと思います。
欠点はややフィットさせるのに手間取る装着感ですね。
上位機種はほとんどがタッチセンサー式なのにFW5は物理ボタン式というのも地味にポイントです。
【3万円以上】ハイエンドのおすすめ完全ワイヤレスイヤホンランキング
3万円以上のハイエンド帯の完全ワイヤレスイヤホンで特に素晴らしかったものを厳選して紹介します。
【更新履歴】
2024年4月23日
順位の入れ替え
- 4位→3位 ゼンハイザー Momentum True Wireless 4:外音取り込み機能がファームウェアアップデートで修正されたため
- 3位→4位 Jabra Elite 10
2024年4月4日
IN
- 3位 Jabra Elite 10
- 4位 ゼンハイザー Momentum True Wireless 4
OUT
- 3位 ゼンハイザー Momentum True Wireless 3:4が出て世代交代。性能的にはいまだにTOPクラスだと思います。セールなどで安く買えるなら全然アリ。
- 5位 Apple AirPods Pro:音質は8.3点。それ以外はALL10点。快適な装着感と強力なノイズキャンセリング、そしてイヤホンをしているのを忘れるほど自然な外音取り込み機能が魅力。Apple製品との親和性が高いのでiPhoneの方には有力な選択肢。
1位 Technics EAH-AZ80
- 価格:36,000円程
- 連続再生時間:7時間(ANC ON)/24時間(ケース込/ANC ON)
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.7/10 | 9.5/10 | 9.5/10 | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ (3台同時可) |
○ | ○ | ○ |
現時点で2023年最高評価の完全ワイヤレスイヤホンです。
均整の取れたモニターライクなサウンド。
非常に高解像で空気感や余韻がしっかり感じられる様は高音質な有線イヤホンのよう。
ノイズキャンセリングもTOPクラスに強力で大きなノイズも大幅にカットしてくれます。
ストレスのない使い勝手なのもポイントです。
- 誤タッチが起きないようにイヤホンを外している時はタッチ操作を無効化できる
- 通話時のノイズカット強度を調整可能(強すぎると声の小さい人は自分の声までカットされてしまうことがあるため)
- 外音取り込み時、音楽を停止するかどうか選択可能
ハイエンドらしい細かい気配りが利いています。
3台同時接続可能なマルチポイントなど、機能性も抜群。
欠点らしい欠点がほぼないと言える素晴らしいイヤホン。
とにかくおすすめです。
2位 SONY WF-1000XM5
- 価格:36,000円台
- 連続再生時間:12時間/36時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC/LC3
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.6/10 | 10/10 | 9.5/10 | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | - | ○ |
2021年最高評価だったSONY WF-1000XM4の後継機。
WF-1000XM4の欠点だった圧迫感強めの装着感が改善。
イヤホンが超小型化されたことで付け心地が抜群に良くなりました。
音質は低音の量感がかなり増し、高音は明瞭感が大きく上昇。
元気系のサウンドになってパワーアップしました。
元々強力だったノイズキャンセリングも順当に進化しており、低音ノイズから高音ノイズまで強力にカットしてくれます。
行動や場所に応じてノイキャンと外音取り込み機能を自動で切り替えてくれる機能も健在。
(喋ると外音取り込みモードに、電車に乗るとノイズキャンセリングに、最寄りのコンビニに入ると外音取り込み機能…といった具合に)
スキのない、完成度の高いイヤホンです。
ただ、WF-1000XM4の時点でかなりの完成度だったので順当なパワーアップに対して値上がり幅が大きすぎました。
発売当時の値段は43.000円。
そんなに出すなら1位のTechnics EAH-AZ80の方が良いよ、と思ったのは僕だけじゃないはず。
発売からわずか一ヶ月でもう36.000円まで下がったのでライバルとして見れる存在になりましたが…。(予約購入した自分としてはちょっと納得いかないですけど 笑)
この値段なら総合力により強いノイズキャンセリングを求める人にはAZ80より有力な選択肢となるでしょう。
3位 ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4
- 価格:49,940円
- 連続再生時間:7.5時間/30時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.9/10 | 9.5/10 | 9/10 | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
高い総合力を誇ったMomentum True Wireless 3の後継機です。
デフォルトではフラットな音なのですが、アプリで音質を個人に最適化させる機能を使うと音が激変します。
低音から高音まで素性がとても良く、幅広く個人個人の好みにあった音を再現してくれます。
Momentum True Wireless 4で音楽を聴いたあとに4万円以下の完全ワイヤレスイヤホンで聴くと少し物足りなく感じるほどに音質は良いです。
ノイズキャンセリングも非常に強力で、音質とノイキャンの総合力は間違いなくNo1かと思います。
曲を停止した状態で外音取り込み機能をONにすると左耳から異音がする欠点がありましたが、ファームウェアアップデートで修正されました。
これにより隙のない完成度の完全ワイヤレスイヤホンになったといえます。
ただ値段がお高くておすすめしにくいというのが3位につけた理由です。
予算が許すのであれば総合力は文句なし、非常におすすめできます。
【ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4の詳細レビュー】
4位 Jabra Elite 10
- 価格:32,000円~36,000円
- 連続再生時間:8時間/36時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.5/10 | 10/10 | 9/10 | 10/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | - | - | ○ |
Jabraのハイエンド完全ワイヤレスイヤホン。
セミオープン型という耳穴を完全には塞がない装着方法をとっているため、着け心地が非常に軽いのが特徴です。
長時間着けっぱなしにしていても耳疲れせず、それでいてしっかりフィットしてくれます。
こういった装着方法の場合、低音がスカスカになったりノイキャンの効きが悪かったりするものですが、Elite 10は音質もノイキャンも極上。
音場の広い柔らかい音で、半開放型らしい抜けの良さが心地よいです。
ノイズキャンセリングもApple AirPods Proと大差ないくらいの強力さ。
Dolby Atmos音源限定ですが、空間オーディオ機能も臨場感を楽しめて優秀。
総合力が非常に高いイヤホンです。
3万円台で総合力の高いTWSは
- AZ80は優れた総合力(特に音質)
- WF-1000XM5は優れた総合力(特にノイキャン)
- Elite 10は優れた総合力(特に装着感)
といった感じなので、装着感を重視したい方には1位・2位のイヤホンよりおすすめです。
5位 Bose QuietComfort Ultra Earbuds
- 価格:35,000円弱
- 連続再生時間:6時間(ANC ON)/24時間(ケース込/ANC ON)
- 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.9/10 | 10/10 | 9.5/10 | 9.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
Boseのハイエンド完全ワイヤレスイヤホン。
ノイズキャンセリングを最重視するなら間違いなくコレと言える存在です。
自分がつけているノイズキャンセリングの強度比較ランキングでも1位。
ノイキャンイヤホンをこれまで100個以上使ってきましたが、2位以下を圧倒するものすごく消音効果です。
音質はBoseらしい豊かな低音が魅力。
空間オーディオ機能も他社製品より非常に優れており、どんな音源もホームシアターのスイートスポットで聴いているような臨場感を味わえます。
また、装着感もハイエンドに相応しい素晴らしさです。
長時間着けっぱなしにしていても全く疲れがこないので快適に使えます。
欠点はワイヤレス充電するには別売りの専用ケースが必要なこと、そして今どきのTWSにしてはイヤホンケースがややでっかいという点ですね。
【Bose QuietComfort Ultra Earbudsの詳細レビュー】
あとがき
おすすめの完全ワイヤレスイヤホンを価格帯ごとに紹介してみました。
自分はメーカーからお金をもらってのレビューとかは一切やっていないので純粋に使って良かったものだけをセレクトしています。
最後に玉石混交の低価格帯で『この価格帯はこのメーカーが強い!選んでおけば失敗しにくい!』というのをなんとなくまとめてみます。
(リンクはAmazonの各メーカーショップページ)
今回は以上となります。
この記事が皆様のイヤホン選びの一助となれば幸いです。
*1:ノイズキャンセリング機能とは:周囲のノイズを打ち消す機能。高性能なものほど雑音が減り、音楽への没入感UP。
*2:外音取り込み機能とは:イヤホンをしたまま周囲の音を取り込む機能。精度の高いものならイヤホンをしたままの会話や“ながら聴き”が可能。ヒアスルー・アンビエントサウンド等と呼ばれることも
*3:マルチポイントとは:PCとスマホなど複数の機器と同時に接続可能な機能。TWSでは基本2台。一部3台同時接続できるものもあり
*4:ハイレゾ相当で再生可能なコーデック[aptX HD・aptX Adaptive・LDAC]に対応しているものを○で表示。
*5:ゲームや動画視聴時の音ズレを防ぐ低遅延モード(ゲームモード)あるいはaptX Adaptiveに対応しているものを○で表示。