こんにちは、猫居です。
今回は最近レビューしてきた安くて高機能なBluetoothヘッドホンを使い比べておすすめ順にまとめてみようと思います。
いずれもコスパの高さが人気の中華メーカーからリリースされており、価格帯は実売価格で5,000円~1万円以下くらいです。
ノイズキャンセリング機能付きで2台同時接続可能なマルチポイントにも対応していて…といった感じでスペックだけ見るとどれも似たり寄ったりだと思うので、実際に使ってみてどのような違いがあったのか、それぞれの特徴も紹介します。
【おすすめ順】コスパ高な安くて高機能なワイヤレスヘッドホン
1位 SOUNDPEATS Space
SOUNDPEATS Space (Amazon) |
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発売時の価格 | 6,980円 |
連続再生時間 | 123時間 |
コーデック | SBC/AAC |
マルチポイント | ○ |
有線接続 | ○ |
低遅延モード (最小遅延) |
○ (0.096秒) |
音質 | 7,6/10 |
ノイキャン | 7/10 |
外音取り込み | 8/10 |
装着感 | 9.5/10 |
操作性 | S・A・B・C・D |
マイク性能 | S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
1番のおすすめは2023年11月発売のワイヤレスヘッドホン、SOUNDPEATS Spaceです。
安価なBluetoothヘッドホンながら総合力が高く、欠点らしい欠点が無いです。
特に装着感が素晴らしく、そこそこ高級なBluetoothヘッドホンもいくつか所持していますが、装着感においてはそれらを凌ぐほど優秀だと感じます。
柔らかい着け心地で長時間装着していても頭が疲れません。
音質は下から上までバランスの取れたサウンド。
ノイキャンもそこそこの効果で超ロング再生も魅力。
ゲームモードにすれば遅延もかなり少ないので、音ゲー以外ならゲームも楽しめます。
ストレスの無い使い勝手の良さで、総合力に優れたおすすめのヘッドホンです。
2位 EarFun Wave Pro
EarFun Wave Pro (Amazon) |
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発売時の価格 | 9,990円 |
連続再生時間 | 80時間 |
コーデック | SBC/AAC/LDAC |
マルチポイント | ○ |
有線接続 | ○ |
低遅延モード (最小遅延) |
○ (0.116秒) |
音質 | 7,9/10 |
ノイキャン | 7/10 |
外音取り込み | 9/10 |
装着感 | 9/10 |
操作性 | S・A・B・C・D |
マイク性能 | S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
EarFun Wave Proはこの価格帯では総合力でもっとも優れたワイヤレスヘッドホンです。
じゃぁ一体なぜ1位ではなく2位なのかというと、他のヘッドホンよりちょっとお高いんですよね。
予算1万円以内で特に優秀なもの、といったらこちらのほうがおすすめです。
音はフラット寄りなサウンドで、1万円以下のワイヤレスヘッドホンでは特に高音の質が良いと感じました。
ノイズキャンセリングは中音・高音ノイズに強く、低音ノイズにはあまり強くない感じ。
総合的にはそこそこの効き目と言えます。
ビルドクオリティも高く、装着感も良好です。
さらにかなりしっかりしたハードケースも付属してきます。
安価ながら見た目も性能も安っぽさ全然感じさせないヘッドホンです。
3位 EDIFIER WH700NB
EDIFIER WH700NB (Amazon) |
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発売時の価格 | 6,990円 |
連続再生時間 | 68時間 |
コーデック | SBC |
マルチポイント | ○ |
有線接続 | - |
低遅延モード (最小遅延) |
○ (0.131秒) |
音質 | 7,8/10 |
ノイキャン | 4/10 |
外音取り込み | 8/10 |
装着感 | 8/10 |
操作性 | S・A・B・C・D |
マイク性能 | S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
EDIFIER WH700NBはキレのあるドンシャリサウンドで楽しく音楽が聴けるヘッドホンです。
ノイズキャンセリングはあまり強くなく、薄っすら騒音を和らげる程度の効き目。
このWH700NB、セールで安くなっているのを見かけることが多く、時には5,000円を切るくらいで売られていることも。
音質的には定価でも価格帯TOPクラスに優秀なので、5,000円以下で買えるワイヤレスヘッドホンと考えると非常に優れているかと思います。
音質重視で安価なBluetoothヘッドホンをお探しの方におすすめです。
4位 QCY H3
QCY H3 (Amazon) |
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発売時の価格 | 6,980円 |
連続再生時間 | 60時間 |
コーデック | SBC/AAC |
マルチポイント | ○ |
有線接続 | ○ |
低遅延モード (最小遅延) |
○ (0.076秒) |
音質 | 7,2/10 |
ノイキャン | 7/10 |
外音取り込み | 8.5/10 |
装着感 | 8.5/10 |
操作性 | S・A・B・C・D |
マイク性能 | S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
QCY H3は熱気溢れる低音が特徴的なワイヤレスヘッドホンです。
個人的にこのヘッドホンの一番の魅力は遅延の少なさだと思います。
ゲームモード時の遅延0.076秒は下手なゲーミングヘッドホンより低遅延だったりしますし、ガチでなければ音ゲーもある程度遊ぶことができるでしょう。
音の傾向は力強く響く低音が魅力の低音ヘッドホンといえます。
この辺も迫力重視のゲーム向きかなと感じますね。
ノイキャンはそこそこの効き目で、他の同価格帯Bluetoothヘッドホンと遜色ないくらい。
外音取り込みや装着感も中々優秀です。
Bluetoothヘッドホンでゲームもしたいよって方におすすめです。
比較:中華Bluetoothヘッドホンの何がそんなに凄いのか
評価の基準として使った大手メーカーのワイヤレスヘッドホン
以前に他の記事でも書きましたが、今回安価なワイヤレスヘッドホンを評価するにあたって、この価格帯でポピュラーな大手ブランドのワイヤレスヘッドホンを2つ購入して評価基準として採用していました。
SONY WH-CH520とJBL TUNE 520BTです。
2つともオンイヤー型のワイヤレスヘッドホンで、ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能は無くマルチポイントには対応しているといった感じです。
2つのヘッドホンの評価は以下となります。
SONY WH-CH520 (Amazon) |
JBL TUNE 520BT (Amazon) |
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発売時の価格 | 7,700円 | 7,150円 |
連続再生時間 | 50時間 | 57時間 |
コーデック | SBC/AAC | SBC/AAC |
マルチポイント | ○ | ○ |
有線接続 | - | - |
低遅延モード (最小遅延) |
- (0.238秒) |
○ (0.125秒) |
音質 | 7,8/10 | 7.5/10 |
ノイキャン | - | - |
外音取り込み | - | - |
装着感 | 7.5/10 | 7.0/10 |
操作性 | S・A・B・C・D | S・A・B・C・D |
マイク性能 | S・A・B・C・D | S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D | S・A・B・C・D |
詳細→【使用比較レビュー】SONY WH-CH520 vs JBL TUNE 520BT
大手メーカーと中華メーカーのワイヤレスヘッドホンの違い
実際に使い比べて感じた大きな違いは以下の3つとなります
- ビルドクオリティの差
- 装着感の差
- 機能の差
1.
ビルドクオリティの差は相当なものです。
大手の2つはプラ感丸出しといいますか、ゴツゴツした手触りで動かすとギシギシいいます。
中華メーカーの方は、もっと滑らかな仕上がりでクオリティ的には1万円以上と言われても違和感ないくらいですね。
(Edifier WH700NBはちょっとヒンジの部分が安っぽいですが)
2.
ビルドクオリティに関連するところもありますが、大手のワイヤレスヘッドホンはオンイヤー型でクッションも貧弱なので締めつけ感が強めです。
それに対して中華メーカーのワイヤレスヘッドホンはオーバーイヤー型かつクッションも結構しっかりしたものが使われています。
僕は締め付けの強いヘッドホンはすぐ頭が痛くなっちゃうので、装着感の差はとても大きく感じました。
3.
スペックを見比べれば一目瞭然ですが、機能の差もすごいですよね。
ただ、この価格帯のワイヤレスヘッドホンはノイズキャンセリング機能に関してはどれもそれほど強力では無かったです。
ノイキャンに凄い期待を抱いて買うとがっかりするかもしれません。
『ある程度効く』くらいのノイキャンだと思ったほうが良いと思います。
最後に:各ヘッドホンの評価比較表
【見切れている場合、右にスクロール出来ます】
_____________ |
SOUNDPEATS Space (Amazon) |
EarFun Wave Pro (Amazon) |
EDIFIER WH700NB (Amazon) |
QCY H3 (Amazon) |
発売時の価格 | 6,980円 | 9,990円 | 6,990円 | 6,990円 |
連続再生時間 | 123時間 | 80時間 | 68時間 | 60時間 |
コーデック | SBC/AAC | SBC/AAC/LDAC | SBC | SBC/AAC |
マルチポイント | ○ | ○ | ○ | ○ |
有線接続 | ○ | ○ | - | ○ |
低遅延モード (最小遅延) |
○ (0.096秒) |
○ (0.116秒) |
○ (0.131秒) |
○ (0.076秒) |
音質 | 7,6/10 | 7,9/10 | 7,8/10 | 7,2/10 |
ノイキャン | 7/10 | 7/10 | 4/10 | 7/10 |
外音取り込み | 8/10 | 9/10 | 8/10 | 8.5/10 |
装着感 | 9.5/10 | 9/10 | 8/10 | 8.5/10 |
操作性 | S・A・B・C・D | S・A・B・C・D | S・A・B・C・D | S・A・B・C・D |
マイク性能 | S・A・B・C・D | S・A・B・C・D | S・A・B・C・D | S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D | S・A・B・C・D | S・A・B・C・D | S・A・B・C・D |
- 装着感◎・バランスの取れたサウンド→SOUNDPEATS Space
- ビルドクオリティ◎・高音が綺麗に鳴る→EarFun Wave Pro
- 音質のコスパ◎・ドンシャリサウンド→EDIFIER WH700NB
- 超低遅延◎・熱気溢れる低音→QCY H3
どれもコストパフォーマンスの高いヘッドホンですが、上記のような違いに注目して選んでいただければより満足度の高い買い物になるんじゃないかなぁと思います。
コスパ重視でワイヤレスヘッドホンを探している方の参考になれば幸いです!