Sudio K2 | |
発売日 | 2024年3月1日 |
価格 <発売時> |
9.900円 |
連続再生時間 (ANC ON時) |
60時間(27時間) |
コーデック | SBC |
ドライバー | 40mmダイナミックドライバー |
防水性能 | 水しぶきに強い防滴性 |
Bluetooth Ver. | 5.3 |
機能 | ノイズキャンセリング・タッチコントロール |
資料 | 公式サイト / 説明書 |
- 清潔感のあるおしゃれなデザイン
- 低価格帯では珍しいタッチ操作でスムーズな操作が可能
- 迫力のある低音が特徴のノリ良く聴けるドンシャリサウンド
- ノイズキャンセリングはそこまで強力とはいえない
- マルチポイントや外音取り込み機能は無し
総合評価 |
|
8/10 |
---|
こんにちは、猫居です。
今回レビューするのはSudioのワイヤレスヘッドホン、K2。
Sudioはスウェーデン生まれのオーディオブランドです。
ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能搭載で定価は1万円弱。
ワイヤレスヘッドホンとしては比較的安価な部類に属します。
まずは総評から紹介します。
より詳細な内容は目次以降をご覧ください。
本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
メーカー情報
・Sudio公式HP:https://www.sudio.com/jp/
・公式HPで全商品が15%オフになるクーポンコード【nekoi15】(使用期限:~6/7)
・Instagram公式アカウント@sudio:https://www.instagram.com/sudio
・Sudio Sphere登録で18ヶ月間製品保証
総評 |
8/10点 デザインも操作方法もスマートなワイヤレスヘッドホン。 |
||
音質 | 7.5/10 | 便利機能 | SABCD |
ノイキャン | 6/10 | 操作性 | SABCD |
外音取り込み | - | 通話性能 | SABCD |
装着感 | 7.5/10 | 最小遅延 | 370ms (SBC) |
Sudio K2とは
Sudio K2の特徴
https://www.sudio.com/jp/k2-white
『特徴』
- ロング再生:1回のフル充電で最大60時間の連続再生が可能。
- ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング:圧倒的な遮音機能で壮大な音風景の世界を演出。
- クリアな通話:5つマイクとオーバーイヤーデザイン、ハイブリッドANCの組み合わせにより、まるで同じ空間で対話しているかのような感覚で会話が可能。
- おしゃれな北欧デザイン:快適さを追求した柔らかなレザークッションと自然なフィット感。シンプルなデザインで、あらゆるスタイルのファッションにワンポイントをプラス。
- タッチパネル操作:ヘッドホンの右側をタップし、音の再生や停止、トラック感の切り替えや通話の応答など、視聴体験をスマートにコントロール可能。
2台同時接続可能なマルチポイント機能やヘッドホンをしたまま外音を効くことができるヒアスルー機能はありませんが、タッチパネル操作を採用しているのが面白い所。
高級機ではよくみるものの1万円以下のヘッドホンでは中々見かけないですよね。
スマートに操作できるおしゃれヘッドホンといったところでしょうか。
便利機能 | S・A・B・C・D |
---|
Sudio K2の外観・付属品チェック
ヘッドホン本体
おしゃれで清潔感のあるデザインです。
イヤーパッドはしっとりとした触り心地で低反発。
クッション性はそこそこといった感じですね。
スライダーは9段階の調節が可能です。
この部分はプラ感が強く出ていて少し安っぽく見えます。
外箱・付属品
付属品リスト
- 充電用 USB Type-C ケーブル
- ユーザーガイド
付属品扱いされていませんでしたが、ヘッドホンが入っていたポーチも普通にヘッドホンの収納用にしたり何か小物入れとして使えそうでした。
注意点として有線接続用のケーブルは付属しません。
Sudio K2 測定データ
重さ・サイズ実測値
(箱の重さは抜いてあります)
サイズ | 縦:19.5cm 横:17.8cm |
重さ | 248.4g |
標準的なサイズ感のBluetoothヘッドホンです。
重さは20gくらい他のヘッドホンより軽いですが、こちらも誤差の範囲といえます。
遅延測定結果
Android・PC その他 | iPhone | |
通常時 | 370ms(SBC) | 370ms(AAC) |
低遅延時 | - |
- |
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。
対応コーデックがSBCのみなのでiPhoneでもSBCで接続されます。
遅延の測定結果は約0.37秒。
結構大きめな遅延があり、ゲームに使うのは厳しいです。
動画視聴はYoutubeやネットフリックスなどのアプリ側で遅延が補正されるものなら問題ありません。
Sudio K2 詳細レビュー
音質評価:見た目に反したドンシャリサウンド
スマートなデザインから想像される音は違ってドンシャリです。
特に低音はかなりのボリューム。
そこそこ広い音場と迫力の低音が相まって臨場感のある音を鳴らします。
中音は少し凹みますが、ボーカルは出の強い低音に潰れることなくニュートラルな位置で主張。
高音はやや刺激が強めで、ザラつきも気になりますね。
個人的にはイコライザーで少し下げてあげたいところですが、K2は専用アプリは用意されていないので他のアプリなどを用意する必要があります。
ただ、おしゃれなだけのヘッドホンでなくきちんと音楽が楽しめるレベルには達しています。
スタイリッシュな見た目とは裏腹の強力な低音を特徴としたノリの良いサウンドが楽しめるヘッドホンです。
音質 |
|
7.5/10 |
---|
ノイズキャンセリング機能の比較:デフォルトではOFFな点に注意
デフォルトではノイズキャンセリング機能はOFFになっています。
ONにしても電源を切るとまたOFFになるので使うたびにONにし直す必要ありです。
ノイズキャンセリングの効き目はそこそこといったところでしょうか。
小さいノイズならしっかり抑え込めます。
大きなノイズに対しては低音ノイズを中心にある程度遠ざけるくらいの効果です。
同じSudioのノイキャンイヤホンE3ほどは効かない印象でした。
(参考:ノイズキャンセリングイヤホンのおすすめがわかるノイキャン強度比較表)
ノイキャン |
|
6/10 |
---|
装着感評価:側圧はやや強め
やや側圧は強めな印象です。
スケールで押す力を測ってみても他の同価格帯ヘッドホンより90gくらい多い数値でした。
ただ、着け始めは少しきついかな?と思いましたが、低反発なクッションのおかげか意外と長く着けていても頭は痛くなりませんでした。
女性や小顔の方なら締めつけ感もそれほど感じないかもしれません。
装着感 |
|
7.5/10 |
---|
マイク性能:風切音に注意
音声はややぼんやりした印象はあるものの、通話は問題のないクリアさです。
周囲のノイズはある程度カットしつつ声の乱れもそれほどなし。
ただ、強風時は外で使うのは避けたほうが良さそうです。
扇風機で風を当てると、風切音と風切音を処理しようとして声までも消えてしまって通話になりませんでした。
通話品質 | S・A・B・C・D |
---|
操作方法と操作性評価:タッチパネルでスマートな操作感
電源ボタン | タッチ操作 | |
1タッチ | - | 再生/停止 |
2タッチ | - | 曲送り |
3タッチ | - | 曲戻し |
2秒長押し | ノイキャンON/OFF | ボリューム+ |
3秒長押し | - | ボリューム- |
4秒長押し | 電源ON/OFF | - |
タッチ操作なのでボタンを手探りで探す必要がありません。
- ボリュームUP=タッチパネルを長押し2秒
- ボリュームDOWN=タッチパネルを長押し3秒
ここが結構クセのある操作かな?と思いましたが、2秒タッチし続けると『ポンッ』と音が鳴るのでそこで指を離せばボリュームプラス。
さらに長押しすればボリュームマイナス。
といった感じで問題なく操作できました。
気をつけたいのは誤タッチですね。
着け外しするときにヘッドホン右側のタッチパネル部分に触れて再生/停止してしまうことがしばしばあるのでそこだけ注意です。
操作性 | S・A・B・C・D |
---|
使って気付いた注意点まとめ
有線接続できるがケーブルは付属しない
K2は有線接続に対応していますが、AUXケーブルは付属しません。
有線でも使いたい場合は注意です。
外音取り込み機能はなし
ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能はセットでついているイヤホン/ヘッドホンが多いですが、K2はノイズキャンセリング機能のみです。
Sudio K2 総評
メイン機能評価
音質 |
|
7.5/10 |
---|---|---|
ノイキャン |
|
6/10 |
外音取り込み |
|
- |
装着感 |
|
7.5/10 |
使い勝手評価
操作性 | S・A・B・C・D |
---|---|
便利機能 | S・A・B・C・D |
通話品質 | S・A・B・C・D |
総評:8/10
Sudio K2はこの価格帯では珍しいおしゃれなデザインとスマートな操作性を兼ね備えたBluetoothヘッドホン。
音の傾向はノリ良く聴ける低音強めのドンシャリで、音質面でもただのファッションアイテムにならずにきちんと音楽が楽しめるようになっています。
ノイキャンはそこそこでマルチポイントできない点などは残念ですが、ヘッドホンでは機能よりデザインを重視したい人もそこそこ多いのではないでしょうか。
Sudio製品はこれまでイヤホンを数点レビューしてきましたが、個人的にはイヤホンよりもヘッドホンのほうがよりおしゃれで良いなと思いました。
今回は以上となります。
また次回のレビューでお会いしましょう。