- 2,000円とは思えない音の良さ
- 優秀な低遅延モード
- 軽い付け心地で長時間着用可能
- 指紋やホコリが目立つイヤホンケース
- やや低音過剰気味
総合評価 |
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9/10 |
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TWSコレクターの猫居です。
今回レビューするのはGEOの完全ワイヤレスイヤホン、GRFD-SWE100QT13。
OEM元はコスパ高で人気の中華メーカーQCYのT13です。
以前レビューして高評価したGEOのノイキャンイヤホンGRFD-TWS HT05と同様、QCYのイヤホンをGEOホンとして販売という黄金パターン。
GRFD-SWE100QT13はノイキャンこそないものの低遅延モードを搭載して税抜き2,000円を切る限界価格といえるコスパ重視の存在です。
GEO公式では【販売は在庫限り】と書いてあるのでいつまで物があるのかはわかりませんが詳細にチェックしていきます。
なお、GRFD-SWE100QT13とQCY T13の違いは
- QCYのロゴの有無
- QCY T13は専用アプリが使える
この2点だけ。
(GRFD-SWE100QT13はQCYのアプリを使えるものと使えないものがあるらしいです。公式にはアプリ対応は謳われていません。)
QCYは比較的セールで値段がよく変動するので上記の違いが特に気にならないならその時安いほうを選べばいいと思います。
GEO版↓
QCY版↓
- GRFD-SWE100QT13の外観チェック
- GRFD-SWE100QT13 (QCY T13)のスペックと測定結果
- GRFD-SWE100QT13 (QCY T13)の詳細レビュー
- GRFD-SWE100QT13 (QCY T13)の使い方と注意点
- 総合評価
GRFD-SWE100QT13の外観チェック
イヤホン本体
イヤホンケース
外箱・付属品
付属品リスト
- イヤーピース
- 充電用ケーブル
- 説明書類
GRFD-SWE100QT13 (QCY T13)のスペックと測定結果
SWE100QT13とHT05のスペック比較表
GRFD-SWE100QT13 | GRFD-TWS HT05 | |
価格 | 2,178円(税込) | 5,478円(税込) |
連続再生時間 | 8時間 40時間(ケース込) |
8時間 30時間(ケース込) |
ドライバー | 7.2mm | 10mm |
コーデック | SBC・AAC | SBC・AAC |
防水性能 | IPX5 | IPX5 |
ノイキャン | - | ○ |
マルチポイント | - | - |
専用アプリ | △ | ○ |
低遅延モード | ○ | ○ |
その他の機能 | - | - |
GEOの完全ワイヤレスイヤホン、エントリーモデル(GRFD-SWE100QT13)とノイキャンモデル(GRFD-TWS HT05)のスペック比較表です。
GRFD-TWS HT05と比べてノイキャンがない代わりに値段が半値以下となっています。
HT05のノイキャンは値段の割に優秀なので一概にどちらがお得とは言い難いですが‥
ノイキャンがいらないという方にはものすごいコスパTWSとなる可能性を秘めていますね。
GRFD-SWE100QT13は物によってはQCYの専用アプリが使えるものもある模様。
ただ公式には対応しているとは書かれていないので△としました。
(ちなみに自分のはQCYアプリには接続できませんでした)
100円ショップや300円ショップでも1,000円~2,000円くらいの完全ワイヤレスイヤホンが売っていますが、それらと比べて低遅延モードに対応しているのが大きな違いと言えるでしょう。
まだレビューは書いていませんが上記のようなTWSと比べて音も断然良いです。
便利機能 | S・A・B・C・D |
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重さ・サイズ実測値
ケースサイズ | 縦:53.9mm 横:53.6mm 高さ:28.4mm |
重さ | イヤホン:3.8g ケース:38.0g |
イヤホン・ケース共に非常に軽量です。
持ち運びには困らないでしょう。
携帯性 | S・A・B・C・D |
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遅延測定結果
Android・PC その他 | iPhone | |
通常時 | 222ms (SBC) |
286ms (AAC) |
低遅延時 | 102ms (SBC低遅延モード) |
188ms (AAC低遅延モード) |
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時52msの遅延を観測します。
結果から-52msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。
SBCで接続されるAndroidでは約0.102秒の遅延。
AACで接続されるiPhoneでは約0.188秒の遅延。
低遅延モード搭載TWSの中でも特に低遅延を実現しているといえます。
特にSBC接続時の遅延は非常に優秀でカジュアルにプレイする分には音ゲーなどで使ってもそれほど不満を感じないレベルかと思います。
動画視聴ももちろん問題なし。
低遅延目的なら現状最安といえるかもしれません。
交換イヤーピース対応表
SONY ハイブリッドイヤーピース(M) |
✕ | AZLA SednaEarfit Crystal(M) |
○ |
SONY トリプルコンフォートイヤーピース(M) |
△ | final TYPE E(M) |
○ |
COMPLY TG-200 トゥルーグリップ(M) |
△ | Spinfit CP360(M) |
○ |
NUARL Magic Ear+(M) |
△ |
(自分がよく使うTWSイヤーピース+SONYのイヤピ2種との対応表です)
イヤホンに装着はできてもケース内で干渉するものが多かったです。
少し浮くけど押し込めば充電されるものについては△としています。
装着できるものでもSednaEarfit Crystalなどはイヤーピースの方がイヤホンより値段が高いというトンチンカンなことになってしまうので現実的ではないですよね。
なので実際の選択肢は表の見た目ほど多くはないです。
GRFD-SWE100QT13 (QCY T13)の詳細レビュー
音質評価
低音の量感がかなり多い、迫力重視のサウンド。
低価格帯の中華TWSにありがちな無理矢理持ち上げた感じのボワボワの低音ではなく締まりがあって心地良いレスポンスの低音です。
個人的には低音が出過ぎでちょっとキツいと感じますが、低音好きな人にはむしろちょうどいいくらいかもしれません。
中音は派手な低音に比べてクセのないバランスの良い音。
ボーカルも低音に埋もれることなくちゃんと聴けます。
高音は流石に暗めですが、ワイヤレスでこの値段ということを考慮すれば充分でしょう。
HT05と比較するとやはり明瞭感や高音の表現力には差を感じます。
低音はSWE100QT13のほうがかなり派手に鳴ります。
低音の迫力を重視したい方はSWE100QT13の方がいいと感じるかもしれません。
値段の差もだいぶありますし約2,000円ということを考えたら破格のコストパフォーマンスと言えそうです。
音質 |
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7.2/10 |
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装着感評価
1MORE ComfoBuds Miniなどの寝ホンに分類されるイヤホンと同レベルに軽いので、耳に入れてもイヤホンをつけている感覚がかなり薄いです。
長時間の着用も苦にならず装着感も非常に良好と言えます。
また、スティック型を採用しているため装着時の安定性も高め。
汗は問題にならない防水機能(IPX5)なので、多少の運動になら問題なく使えると思います。
装着感 |
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8.5/10 |
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マイク性能・通話品質について
声はしっかりと届き、問題なく通話できるクリアさです。
ただ、周囲の雑音は割りとダイレクトに拾ってしまいます。
あまりガヤガヤしたところでの通話は避けたほうがいいかもしれません。
通話品質 | S・A・B・C・D |
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GRFD-SWE100QT13 (QCY T13)の使い方と注意点
【クリックで表示】
ペアリング方法
イヤホンケースからイヤホンを取り出すと初回ペアリングが開始されます。
リセット方法
充電方法
付属の充電用ケーブルで充電できます。
5分の充電で1時間再生可能な急速充電に対応。
操作方法
L側 | R側 | |
1クリック | - | - |
2クリック | 再生/停止 | 再生/停止 |
3クリック | 音声アシスタント | 低遅延モード |
長押し(2秒) | 曲戻し | 曲送り |
タッチ操作の感度は時々反応しないことがあるのが少し気になるかな?
概ね問題なしといえますが、少しコツが要ります。
<タップ時のコツについて>
トンッ・トンッという感じで間隔をあけてタップすると反応しません。
トントンッと素早くタップすると大体反応します。
音量調整はイヤホンからはできないので端末側からする必要があります。
操作性 | S・A・B・C・D |
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説明書
総合評価
メイン機能評価
音質 |
|
7.2/10 |
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ノイキャン |
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- |
外音取り込み |
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- |
装着感 |
|
8.5/10 |
使い勝手評価
操作性 | S・A・B・C・D |
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携帯性 | S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
通話品質 | S・A・B・C・D |
SWE100QT13はこんな方におすすめです。
- ゲームや動画などを完全ワイヤレスイヤホンで手軽に楽しみたい
- 迫力ある低音が好み
完全ワイヤレスイヤホンでは最安に近いくらいのお値段ながら低遅延モードはTWSの中でもTOPクラスに優秀。
遅延を気にすること無く快適にゲームや動画を楽しめます。
音質的にも2,000円とは到底思えないほど良い音ですし、1.000円くらいのTWSとは比較にならないほど高音質です。
低音の迫力重視のサウンドでノリ良く音楽が聴けます。
音場も結構広いことからゲーム用としても臨場感を感じられて良い感じです。
今回は以上となります。
また次回のレビューでお会いしましょう。
GEO版↓
QCY版↓