- 安くても普通に使える性能
- 値段の割に安っぽく見えないデザイン
- 通話も値段の割にクリアで快適
- 付属のイヤーピースがかなりしょぼい
- 意味のない専用アプリ
総合評価 |
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8/10 |
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TWSコレクターの猫居です。
今回レビューするのはXiaomiの完全ワイヤレスイヤホン、Redmi Buds 4 Active。
Amazon限定販売でお値段なんと1,990円の格安TWS。
あまりの安さに興味を惹かれて購入してみました。
個人的に2,000円くらいのTWSはGEOの完全ワイヤレスイヤホンQT13がオススメだと思っていますが、それと比較してどうなのか。
100均で売っている1,000円TWS(正確には1,100円)などと比べてどうなのか。
簡単にチェックしていきます。
- Xiaomi Redmi Buds 4 Activeのスペック・外観チェック
- Xiaomi Redmi Buds 4 Active 測定データ
- Xiaomi Redmi Buds 4 Active 詳細レビュー
- 総合評価
Xiaomi Redmi Buds 4 Activeのスペック・外観チェック
スペック表
Redmi Buds 4 Active | |
価格 | 1,990円 |
連続再生時間 | 5時間 28時間(ケース込) |
ドライバー | 12mmダイナミック |
コーデック | SBC |
防水性能 | IPX4 |
ノイキャン | - |
マルチポイント | - |
専用アプリ | ○ |
低遅延モード | ○ |
その他の機能 | 急速充電(10分→110分) Google Fast Pair対応 |
安価な完全ワイヤレスイヤホンながら低遅延モードを搭載。
近くにあるAndroid端末と即座に接続できるGoogle Fast Pairにも対応しています。
GEO QT13も低遅延モードはありますが、Google Fast Pairには未対応。
その代わりGEO QT13はコーデックSBC・AACに対応していますがRedmi Buds 4 ActiveはSBCのみ。
昔は遅延や音質面で問題のあったSBCですが、今どきは全然問題ないです。
なお、100均系の1,100円TWSには特に機能らしい機能は何もありません。
便利機能 | S・A・B・C・D |
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イヤホン本体
イヤホンケース
比較用
外箱・付属品
付属品リスト
- イヤーピース
- 説明書類
(注意)
充電用のUSBケーブルが付属していませんでした。
スマホの充電用などで誰しもケーブルの一本や二本は持っていると思いますが、一応。
Xiaomi Redmi Buds 4 Active 測定データ
重さ・サイズ実測値
ケースサイズ | 縦:53.3mm 横:63.0mm 高さ:24.1mm 三辺合計:140.4mm |
重さ | イヤホン:3.7g ケース:34.1g |
イヤホン・ケース共にかなり軽量。
イヤホンケースは薄くてポケットなどへの収まりも良く、持ち運びしやすいです。
携帯性 | S・A・B・C・D |
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遅延測定結果
Android・PC その他 | iPhone | |
通常時 | 308ms(SBC) | 308ms(SBC) |
低遅延時 | 157ms(SBC) | 157ms(SBC) |
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時52msの遅延を観測します。
結果から-52msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。
約0.157秒の遅延。
AACに対応していないのでiPhoneでもSBC接続されます。
音ゲーは厳しいですが、動画視聴や普通のゲームをするには十分な範囲。
なお、GEO QT13の遅延はAndroidで約0.1秒、iPhoneでは約0.18秒。
SBC接続時の遅延は低遅延モード搭載TWSの中でもTOPクラスに低遅延です。
1,100円TWSは低遅延モードがないのでゲームなどには向きません。
交換イヤーピース対応表
SONY ハイブリッドイヤーピース(M) |
○ | AZLA SednaEarfit Crystal(M) |
○ |
SONY トリプルコンフォートイヤーピース(M) |
○ | final TYPE E(M) |
○ |
COMPLY TG-200 トゥルーグリップ(M) |
- | Spinfit CP360(M) 後継→OMNI |
○ |
NUARL Magic Ear+(M) 後継→Magic Ear+7 |
○ | 日本ディックス COREIR BRASS(M) |
- |
(自分がよく使うイヤーピースとの対応表です)
標準のイヤーピースは正直かなりちゃっちいです。
下手すればイヤーピースの方が高くなってしまうくらい安価なTWSなので仕方ないですが、出来れば替えてあげたほうが快適に使えると思います。
Xiaomi Redmi Buds 4 Active 詳細レビュー
音質評価
低~中音にボリュームのあるサウンド。
公式サイトでは迫力の重低音と謳われていましたが、まぁそこまでじゃないかなと。
量感は多めですが深みはそこそこにやや緩めの広がりのあるタイプの低音。
中音は比較的前寄りなポジションで聴きやすいです。
高音はお値段なりに雑味を感じますね。
100均TWSと比較すると明らかに音はRedmi Buds 4 Activeの方がいいです。
どう考えても800円足してこちらを選んだほうが満足度は高いでしょう。
しかし、GEO QT13と比較すると…
QT13の方がより低音の量感多め。
深みもあり輪郭もくっきりしていてレスポンス良くハキハキと鳴ります。
低音の迫力は明らかにQT13の方が上ですし、全体の明瞭感もQT13が1枚上という印象。
音質 |
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6.6/10 |
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装着感評価
イヤホンがとても軽量なので軽いつけ心地です。
ただ標準のイヤーピースがあまり良くないせいもあって、フィット感がいまいち。
やはりイヤーピースを交換したほうが色々捗るかなぁと思います。
GEO QT13は軽さとフィット感を両立した優れた装着感を実現しているので、それと比べると平凡なつけ心地ですね。
装着感 |
|
7.5/10 |
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マイク性能・通話品質について
マイク性能は思いの外良好。
声はしっかりと相手にクリアに届いていました。
ノイズカットも結構強力。
風切り音もある程度きちんと処理できていて、扇風機を眼前に当てても普通に通話可能でした。
さすがスマートフォンを主戦場にしているメーカーなだけあって2,000円のTWSでもこの点は十分な性能。
値段に対する満足度は高いと言えるでしょう。
通話品質 | S・A・B・C・D |
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操作方法と操作性評価
L側 | R側 | |
1クリック | - | - |
2クリック | 再生/停止 | 再生/停止 |
3クリック | 曲送り | 曲送り |
長押し(1.5秒) | 低遅延モード (左右両方長押し) |
低遅延モード (左右両方長押し) |
ちょっと変わった操作方法ですが、イヤホンから低遅延モードを起動可能。
専用アプリで操作方法をカスタマイズすることはできません。
したがって曲戻しと音量調整は端末側で行う必要があります。
操作性 | S・A・B・C・D |
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専用アプリ【Xiaomi Earbuds】の主な機能
専用アプリで出来ること
- 低遅延モードの切り替え
- ファームウェアアップデート
専用アプリは用意されていますが、機能らしい機能は何も無い…?
重大なアップデートでもない限りインストールしなくてもいいと思います。
ホーム画面
機能一覧
使って気付いた注意点まとめ
- 充電用ケーブルの付属なし
- AAC未対応
- 専用アプリは特に機能なし
- AI ノイズキャンセリングは通話用ノイズキャンセリングのこと
1.
コストカットのためか充電用のUSBケーブルが付属していません。
2.
標準コーデックのSBC接続で実用上の問題は何もありませんが、AACでどうしても接続したいという場合は注意。
3.
あとから機能追加される場合もありますが、2023/08/25 時点では特に必要性を感じません。
4.
Amazonの商品説明・・というか商品名に『AI ノイズキャンセリング』と書かれていますが、これは通話時に周囲のノイズをカットして自分の声をクリアに相手に届ける機能のことです。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能はついていません。
総合評価
メイン機能評価
音質 |
|
6.6/10 |
---|---|---|
ノイキャン |
|
-/10 |
外音取り込み |
|
-/10 |
装着感 |
|
7.5/10 |
使い勝手評価
操作性 | S・A・B・C・D |
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携帯性 | S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
通話品質 | S・A・B・C・D |
総評
Redmi Buds 4 ActiveがGEO QT13より優れている点
- デザイン・質感
- 価格(僅かながら)
- マイク性能
GEO QT13がRedmi Buds 4 Activeより優れている点
- 音質
- 装着感
- 連続再生時間
Redmi Buds 4 Activeが100均TWSより優れている点
- 音質
- 装着感
- デザイン・質感
- マイク性能
- つまるところ全部
Redmi Buds 4 Activeは2,000円を切るほど安価なTWSながら、普通に使っていけるだけの性能・質感のTWS。
ただ基本的にはGEO QT13の方が総合力は高いと思います。(値段も少しだけ高いですが)
でもQT13は結構見た目が安っぽいので…
見た目も大事だよって方はRedmi Buds 4 Activeのほうがぱっと見それほどチープではない分良さそうです。
また、GEOのオンラインストアだとQT13は品切れなことも少なくありません。
実店舗が近所にあってすぐ手に取れる場合は良いですが、そうでない場合は貴重な選択肢となりそうです。
間違っても100均TWSで“安物買いの銭失い”なさいませんように。
今回は以上となります。
また次回のレビューでお会いしましょう。