
| HAYLOU Mori Pro | |
| 発売日 | 2025年10月15日 |
| 価格 (発売時) |
5,489円 |
| 連続再生時間 (単体/ケース込) |
ANC OFF 5時間/28時間 ANC ON 4時間/??時間 |
| コーデック | SBC/AAC/LDAC |
| ドライバー | 10mmダイナミックドライバー |
| 防水性能 | IPX4 |
| Bluetooth Ver. | 5.4 |
| 機能 | ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・ゲームモード・イコライザー・専用アプリ |
| 資料 | 公式サイト |
- 3,000円台で購入出来るTWSにしては音質がかなり良い
- ビルドクオリティも値段の割に高め
- ノイキャンは室内などで効果的、外音取り込みは実用的に使える
- マルチポイント非対応
- LDAC+ANC ON時の連続再生時間はかなり短い
- アプリのカスタマイズ性が低め
| 総合評価 |
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8.5/10 |
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こんにちは、猫居です。
趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。
今回レビューするのはHAYLOUの完全ワイヤレスイヤホン、Mori Pro。
HAYLOUはXiaomi製品の開発を手掛けるメーカーで、少し前にレビューしたワイヤレスヘッドホンのS40がかなり良かったんですよね。
そんなわけでワイヤレスイヤホンのほうにも期待してしまうのですが、Mori Proのスペックに目を向けてみると、-43dBのノイキャンにハイレゾ対応と…
スペック的には特に見どころはなさそうかな?なんて思っていたら、実際のAmazon販売ページを見てみるとなんと3,000円台で売られているではありませんか。
そうなるとかなりコスパが良さそうなわけですが、実力のほどはどんなものなのか。
手持ちの5.000円以下のイヤホン達と使用比較して性能をチェックしてみます。
本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
HAYLOU Mori Pro 外観・付属品チェック
イヤホン本体
タッチセンサー式を採用。
6,000円くらいの高コスパ群にあたるイヤホンと比べても差を感じないくらいなので、3,000円台で買えるものとしてはかなりビルドクオリティは高いと思います。
【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
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イヤホンケース
ワイヤレス充電には非対応。
ケースは手に持つとその軽さから若干チープさが感じられるのですが、傷や指紋が付きにくい加工がされていてこちらも値段の割には良いと思います。
【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
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外箱・付属品

付属品リスト
- イヤーピース
- 充電用 USB Type-C ケーブル
- 説明書類
HAYLOU Mori Pro 測定データ
重さ・サイズ実測値

| ケースサイズ | 縦:46.3mm 横:68.8mm 高さ:26.7mm 三辺合計:141.8mm |
| 重さ | イヤホン:4.0g ケース:31.1g |
イヤホン・イヤホンケース共にかなり軽量です。
ケースサイズはそこそこコンパクトな部類に入り、厚みもあまりないのでポケットにもすんなり収まってくれます。
| 携帯性 | S・A・B・C・D |
|---|
(参考:小さい順|完全ワイヤレスイヤホン・イヤホンケースサイズ比較表)
遅延測定結果

| Android・PC その他 | iPhone | |
| 通常時 |
301ms(SBC) |
320ms(AAC) |
| 低遅延時 | 166ms(SBC) 181ms(AAC) -(LDAC) |
181ms(AAC) |
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。
アプリでゲームモードにすることで低遅延に切り替えることができます。
ただし、LDAC接続中はゲームモードには出来ません。
アプリでLDACをONにしようとすると画像のような確認が入ります
低遅延モードにしてもゲームがストレスなく楽しめるかは結構ぎりぎりの値。
なるべくならSBC+ゲームモードで使ったほうが良さそうです。
動画視聴に関してはNetflixなど、アプリ側で遅延補正してくれるものなら問題なく楽しめます。
実連続再生時間のチェック・バッテリー残量の推移
ノイズキャンセリングON・LDAC・音量42%で1時間再生したときのバッテリー残量
- 1時間再生=バッテリー残量50%
- 2時間再生=バッテリー残量10%
- 2時間4分再生=バッテリー残量0%
約2時間でバッテリー切れとなりました。
これは室内での結果なのでよりノイズの多い電車などで使用した際にはもっと短くなる可能性があります。
最近のTWSとしてはかなり短いですね。
ここまで短いと実用面で影響が多大に出てくると思うので、消費の激しいLDACは使わないというのも1つの手だと思います。
交換イヤーピース対応表

| SONY ハイブリッドイヤーピース(M) |
- | AZLA SednaEarfit Crystal(M) |
◯ |
| SONY トリプルコンフォートイヤーピース(M) |
- | AZLA SednaEarfit Crystal 2(M) |
- |
| オーディオテクニカ AT-ER500(M) |
◯ | final TYPE E(M) |
◯ |
| NUARL Magic Ear+7 |
- | Spinfit OMNI |
- |
| COMPLY TWo-220-C(M) |
◯ | 日本ディックス COREIR BRASS(M) |
- |
| radius HP-DME2(M) |
- |
太めの楕円形ノズルでケース内もあまり余裕はないです。
イヤホンには入ってもケース内で干渉するものはバツとしました。
HAYLOU Mori Pro 詳細レビュー
音質評価
ドンシャリ型。
低価格帯でありがちな量ばかりな低音ではなく、ある程度輪郭を感じさせる張りのある低音です。欲を言えばもう少し深みもほしいところですが、値段を考えたら充分な質感と言えると思います。
中音は少し凹み、ボーカルもやや後ろから鳴る印象ですかね。ただ、この価格帯の他のイヤホンと比べたらこもり感やざらつきは少なく聴きやすいように感じました。また、高音も同価格帯のイヤホンでは明瞭に鳴る方ですね。
少し前にレビューしたSOUNDPEATS C30・低価格帯の定番Xiaomi Redmi Buds 6 Liteなどと聴き比べしました
実売価格3000円台で買えるイヤホンとしてはかなり音質は良い方で、定価~6,000円台までのイヤホンと比べてもトントンくらいの実力はありそうです。
| 音質 |
|
7.5/10 |
|---|
アプリのイコライザー画面

プリセットは数種類用意されていましたが、カスタムEQはありませんでした
ノイズキャンセリング機能の比較
-43dbを謳うノイズキャンセリングを搭載。
実際に試してみると、ある程度の効果は実感できました。
弱ノイキャンと言われるフィードフォワード式のノイキャンとは明らかに違いを感じますね。
ハイブリッドノイズキャンセリングとしては標準的な効き目といったところ。
低音ノイズには割と効果的に作用しますが、中音高音ノイズに対しては限定的な効き目です。
家の中で生じる小さなノイズになら充分な効果を発揮しますが、電車などの大きなノイズに対しては過度な期待はしない方が良いでしょう。
音質で比較対象としたSOUNDPEATS C30やXiaomi Redmi Buds 6 Liteと同じくらいのノイキャン性能です。
(参考:最強~コスパ機までわかるノイズキャンセリングイヤホンの強度比較表)
| ノイキャン |
|
7/10 |
|---|
外音取り込み機能の評価
外音取り込みは中々優秀ですね。
わずかにマイクで取り込んだときのサーというノイズが入りますが、違和感は少なめ。
人の声はイヤホンをしていない時より少しトーンが上がって明るく聞き取りやすい音声に。
ただ、ファンの音などもやや大きく拾う傾向にあるので、加湿器とか換気扇の音がうるさい部屋で使うとややノイジーに感じることもありました。
同価格帯ではXiaomi Redmi Buds 6 Liteが外音取り込みに関しては非常に優秀なのですが、Mori Proも値段の割にはかなり使いやすいと思います。
| 外音取り込み |
|
8.5/10 |
|---|
装着感評価
軽くて着け心地はかなり良いです。
最近のイヤホンはノイキャン性能を底上げするためか、ややぴったりフィット寄りの装着感が多くなってきているような気がするんですが、このイヤホンは去年くらいまでのトレンドに近い、耳の中で余裕を感じさせくれる着け心地ですね。
個人的にはこちらのほうが好みです。
| 装着感 |
|
8.5/10 |
|---|
マイク性能・通話品質
かなりクリアな音声でした。
静かなところでは快適に通話出来ると思います。
ただ、周囲のノイズはかなり取り込んでしまっていたので、騒がしい場所は避けたほうが良いでしょう。
風切音も結構入っていた印象です。
| 通話品質 | S・A・B・C・D |
|---|
操作方法と操作性評価
初期設定の操作方法 / 割り当て可能な操作
タッチセンサーの反応はまずまず標準的。
誤操作防止のためか1タップ目が無効化されており、カスタマイズすることもできません。
ここはユーザー側で選択出来ると嬉しかったですね。実際他のメーカーではそのようになっている場合も多いので。
また、ノイズコントロールのループ設定も変更はできません。
【ノイキャン→ノーマル→外音取り込み→ノイキャン…】
というループ。
ノイキャンと外音取り込みの間にノーマルを挟む1番良くないパターンですね。
咄嗟に外音を聞きたいときにノーマルを挟むのですぐには外音取り込みが使えません。
また、ノーマルモードや外音取り込みモードにしてケースに閉まっても、再度電源をONにしたときにはノイズキャンセリングモードからのスタートとなるようです。
個人的にはノイキャンONが基本なので困りませんが、ノイキャンOFFで使いたい場合は要注意ですかね。
かゆいところに手が届かない感じのカスタマイズ性ですが、値段を考えれば物足りない部分も許容範囲と言えるでしょう。
| 操作性 | S・A・B・C・D |
|---|
専用アプリ【Haylou Sound】の主な機能
主な機能一覧
- ノイズコントロール
- イコライザー
- 操作方法のカスタマイズ
- ゲームモード
- LDACのON/OFF
- ファームウェアアップデート
ホーム画面

設定画面

その他
マルチポイントには非対応
2台同時接続を可能とするマルチポイントには対応していません。
同時接続して使いたいという方は要注意ですね。
本体カラーがホワイトの場合、充電中かどうかわかりにくいかも

↑の画像は充電中のイヤホンケースなのですが、ライトの色もケースの色も白色なのでかなりわかりにくいです。
たぶんブラックだとこうはならないんじゃないかと思います。
まとめ

メイン機能評価
| 音質 |
|
7.5/10 |
|---|---|---|
| ノイキャン |
|
7/10 |
| 外音取り込み |
|
8.5/10 |
| 装着感 |
|
8.5/10 |
使い勝手評価
| 操作性 | S・A・B・C・D |
|---|---|
| 携帯性 | S・A・B・C・D |
| 便利機能 | S・A・B・C・D |
| 通話品質 | S・A・B・C・D |
総評:8.5/10
- 値段の割に音質はかなり良い
- ビルドクオリティも値段を考えたら高め
- ノイキャンは過度な期待は禁物だけどある程度効く
- 外音取り込みは実用的に使えそう
といった具合に3,000円台で買えるTWSとしては良い感じの性能なのですが、注意点もあります。
- カスタムEQが無いなどカスタマイズ性に乏しい
- マルチポイントには対応していない
- LDAC+ノイキャン再生だと連続再生時間がかなり短い
このあたりですね。
LDAC利用時は低遅延モードも使えないので割り切ってオフにしちゃっても良いんじゃないかなと思います。SBCやAACでの接続でもこの値段のイヤホンとしては全然上等な音を鳴らしてくれます。
マルチポイント必須な場合は選択肢に入らないのは残念ですが、マルチポイント不要な方にとってはかなりコストパフォーマンスの良いイヤホンと言えそうです。
今回は以上となります。
また次回のレビューでお会いしましょう。










