Xiaomi Redmi Buds 6 Lite | |
発売日 | 2024年8月22日 |
価格 (発売時) |
2,480円 |
連続再生時間 (単体/ケース込) |
ANC OFF 7時間/38時間 |
コーデック | SBC/AAC |
ドライバー | 12.4mmダイナミックドライバー |
防水性能 | IP54 |
Bluetooth Ver. | 5.3 |
機能 | ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・イコライザー・専用アプリ・急速充電(10分→2時間)・Google Fast Pair |
資料 | 公式サイト |
こんにちは、猫居です。
趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。
今回レビューするのはXiaomiのTWS、Redmi Buds 6 Lite。
僅か2,480円で-40dBを謳うハイブリッドノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンです。
本当に-40dBの消音力なら結構実用レベルのノイキャンなので凄いコストパフォーマンスと言えそうですが、実際のところどうなのか。
まだ買ったばかりですが、簡単にテストしてみた感想をお伝えします。
Xiaomi Redmi Buds 6 Lite 簡易レビュー
ビルドクオリティはお値段なりといった感じでした。
100均などで売っている1,000円~1,500円くらいのTWSよりはだいぶマシかな?と思います。
(あちらはチープすぎておもちゃのよう。ボタンを押すとギシギシ軋むetc...)
ノイズキャンセリング機能を比較
目玉のノイズキャンセリング機能について。
-40dBというと他社のコスパ高な製品でも5,000円くらいはしてしまうわけですが…
同等の数値を謳うイヤホンと比較テスト
低音ノイズへの消音力は同等程度あるように思いました。
しかし、中音以上のノイズにはあまり効果が無いようです。
総合的にみると他社-40dBのANCと比べて少し劣るかな?という印象。
ただ、-35dBのものと比べると明らかにRedmi Buds 6 Liteの方が消音できていました。
次いで-38dBのものと比べると低音ノイズにはRedmi Buds 6 Liteの方が強く、中音以上のノイズには弱いという印象。
-35dB以上-40dB以下、分類するなら-38dBといったところでしょうか。
ノイキャンの効き方がかなり極端に低音ノイズの処理に偏っているため、全部の音を綺麗さっぱり消すというのは難しいですが…
ある程度の効果は実感できると思います。
2,480円という値段を考えれば凄いです。
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音質について
こちらもいくつかのイヤホンと聴き比べしました。
100均系の完全ワイヤレスイヤホンと比べると、明らかに解像感は上回っている印象。
なのでお値段なりの音質はありそうかなと。
ただ、2,000円台にはQCYのT13という値段の割に異常に音の良いイヤホンがあります。
聴き比べるとやはりT13の方が音は良いです。(T13にはノイズキャンセリング機能はありませんが)
Redmi Buds 6 Liteは結構平べったい音で、低音が不足気味。
対してT13は音場が広く、しっかりと迫力のある低音が楽しめます。
ノイズキャンセリング不要なら音質的にはT13の方がおすすめです。
外音取り込み機能について
イヤホンをしていないときよりやや音を大きく拾う印象です。
エアコンの音など余計な音も拡張されてしまうのでややノイジーですが、人の声はきちんと聞き取れました。
イヤホンを外さずに駅でのアナウンスを聞きたい時などに使えると思います。
装着感について
装着感はかなりしっかりフィットさせるタイプ。
遮音性を稼ぐためでしょうか。
ちょっとやそっとではブレない安定感があるので、軽い運動にも使いたいという場合には良いと思います。
ただ、その分圧迫感もあるのでゆったり何時間も着けっぱなしにするのは辛いかな。
通勤・通学で1時間程度装着しっぱなしにする分には問題ないと思います。
通話・マイク性能について
スマホメーカーだけあって廉価版TWSでもマイク性能はしっかり確保されている印象でした。
音声はかなりクリアです。
扇風機で風を当ててみても少し声にこもり感が出る程度で余計なノイズは乗りませんでした。
次いで、ルンバを間近で起動してノイズの影響をチェック。
起動音が聞こえてから3秒程度でルンバの騒がしい音はほぼカットされ、耳をすませば僅かに後ろで聞こえる程度まで低減されていました。
ノイズ処理の影響で声が少しロボットボイスになってしまいましたが、充分聞き取れる範囲だと思います。
値段を考えればかなり優秀だと思います。
遅延測定結果
低遅延モードが無いので、0.2秒~0.3秒近い遅延が発生します。
動画視聴はYoutubeやNetflixなど、アプリ側で遅延補正してくれるものは問題ありませんが、ゲームに使うのは厳しいでしょう。
ゲームでも使いたい場合は先程音質の項目で紹介したQCY T13がおすすめです。
低遅延モード時の最小遅延が約0.1秒とかなり優秀。
音ゲーは厳しいですが、普通のゲームなら問題なく遊ぶことが出来ます。
アプリについて
シンプルながらかなり実用的なアプリです。
操作方法を好みにカスタマイズ可能。イコライザーもプリセットとカスタムEQが用意されており、自由度は高いです。
5,000円以下でアプリ対応しているTWSもあまり無い中でこの充実ぶりは凄いと思います。
ホーム画面
イコライザー機能
操作方法のカスタマイズ
まとめ
- 100均系のTWSよりはこちらを買ったほうが絶対に良い
- 音質・遅延を重視するなら同価格帯のQCY T13の方が良い
- ノイキャンはある程度の効果は期待できる
- 安いのにアプリ対応。カスタマイズの自由度も高くて◎
ANC-40dBは言い過ぎかな?と思いましたが、割と実用レベルなノイキャンではありました。
過度な期待は禁物ですが、ある程度のノイズカット効果は実感できると思います。
ノイキャンを試してみたい方・デジタル耳栓としても使いたいという方には手頃な値段で良いのではないでしょうか。
普通ハイブリッドノイズキャンセリング搭載のTWSなら5,000円~してしまいますから、これが2,480円で手に入るというのは破格といえます。
今回は以上です。
また次回のレビューでお会いしましょう。