
| HAYLOU S40 | |
| 発売日 | 2025年9月17日 |
| 価格 <発売時> |
7,989円 |
| 連続再生時間 (ANC ON時) |
90時間(60時間) |
| コーデック | SBC/AAC/LDAC |
| ドライバー | デュアルダイナミックドライバー 40mm+20mm |
| 防水性能 | - |
| Bluetooth Ver. | 6.0 |
| 機能 | マルチポイント・ノイズキャンセリング・外音取り込み・イコライザー・空間オーディオ・低遅延モード・着脱式マイク・急速充電(10分→5時間) |
| 資料 | - |
- 自然な音でバランスも良好。1万円以下のヘッドホンでトップクラスに高音質
- タッチセンサー対応。ハウジングに手を当てるだけで機能を呼び出せる
- クッションの質感が良く、着け心地も良好
- LDAC接続時は使える機能に制限がある
- アプリの利用に会員登録が必要
- マイク性能に過度な期待は禁物
| 総合評価 |
|
9.5/10 |
|---|
こんにちは、猫居です。
今回レビューするのはHAYLOUのワイヤレスヘッドホン、S40。
先日メーカーさんからレビューの依頼を受けまして、HAYLOUってどんなメーカーなのかな?と調べてみると…
Xiaomi製品の開発などを手掛けている会社みたいです。(参考リンク)
となると、結構期待できそうということでお引き受けしてみた次第です。
本機はノイズキャンセリングやハイレゾ再生、空間オーディオなどの流行り機能を搭載したコスパ系ワイヤレスヘッドホン。
それだけでなくタッチセンサーでの操作に対応していたり、着脱可能な通話用マイクがついていたりとこれまでレビューしてきた安価なワイヤレスヘッドホンよりさらに高性能となっているようです。
実際に手持ちの同価格帯ヘッドホンと使い比べてどのような性能なのかチェックしてみます。

本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
HAYLOU S40の外観・付属品チェック
ヘッドホン本体
ビルドクオリティは値段を考えれば悪くない、むしろ良い方かなと思います。
大手のワイヤレスヘッドホンはこの価格帯だとかなりチープなので、それと比べると造りはかなりしっかりしています。
ヒンジの動きがやや大雑把な感じなのは少し気になりますが、イヤーパッドのクッション性は中々良い感じです。


ボタン類はR側に集約。
タッチセンサーもR側のハウジングで操作します。


付属のマイクを装着するとヘッドセットのように使えます。

スライダーは9段階の調整が可能。

イヤーパッドのクッション性は割と良くて、もっちりとした触り心地です。


コンパクトに折り畳めます。

外箱・付属品

付属品リスト
- 充電/オーディオ USB-C to Cケーブル
- 着脱式マイク
- ユーザーガイド
HAYLOU S40 測定データ
重さ・サイズ実測値

| サイズ | 縦:19.6cm 横:17.0cm |
| 重さ | 287.0g |
サイズ感は概ね他の多機能ワイヤレスヘッドホンと同じくらい。
重さもほぼ同程度でした。
遅延測定結果

| Android・PC その他 | iPhone | |
| 通常時 | 308ms(SBC) 377ms(AAC) 340ms(LDAC) |
377ms(AAC) |
| 低遅延時 | 311ms(SBC) 368ms(AAC) -(LDAC) |
368ms(AAC) |
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。
アプリでゲームモードを起動できます。
LDAC接続時はゲームモードをONにすることができません。
ただ、SBCやAAC接続時のゲームモードでも測定結果では遅延が減っていませんでした。
体感でもON/OFFでの変化は感じられなかったです。
したがってゲームで使うのは厳しいかなと。
動画試聴はNetflixなどアプリ側で遅延補正してくれるものなら問題ありません。
HAYLOU S40 詳細レビュー

音質評価
デュアルドライバー搭載。
バランスの取れた音で上から下まで満遍なく綺麗に鳴ります。
この価格帯のヘッドホンとしてデジタル感の少ない、良い音だなという印象。
音場も中々広めです。
低音は適度な量感ながら力強く張りがあってヘッドホンらしい圧が感じられます。高音もこの価格帯のヘッドホンとしてはかなり綺麗に出ると感じました。
ちょっと前にレビューしたSOUNDPEATS Space Proに低音の力強さを加えて、イヤホン的な音場感からヘッドホンらしい音場感に替えたような音、ですかね。
あちらも値段の割にかなり良い音と評価しましたが、正直自分的には今回のS40のほうが好みです。
分離感も今回比べたヘッドホン群の中では最も良く、なんというか普通に音良くて驚きました。
アプリのイコライザー機能
数種類のプリセットとカスタムEQが用意されています
| 音質 |
|
8.4/10 |
|---|
空間オーディオ機能について

アプリから空間オーディオをオンにできます。
ヘッドトラッキングにまで対応している点が同価格帯の他社製品の空間オーディオより本格的なところ。
音質面はすごく良かったので期待して使ってみましたが、こちらはちょっと微妙かな?
空間オーディオをオンすると、横だけでなく縦方向への広がりも感じられるようになり、立体感については割と良かったです。
ただ、かなりこもり感のあるぼんやりした音になってしまい、本来の音の良さを損なう印象でした。
LDACと併用できないので使い勝手も良くないですね。
正直個人的にはあまり出番はなさそうかなと感じました。
ノイズキャンセリング機能の比較
自分で強度を調整可能なANCモードと自動調節してくれるアダプティブANCの2モードを搭載
-50dbのノイズキャンセリング機能を搭載。
アプリまたはヘッドホンの物理ボタンを操作することでオンにできます。
ノイキャンの効き目はそこそこといったところですかね。
価格帯最強とはいえないかな?と。
エアコンの風量を最大にしたときのゴオーという音がカットしきれずちょっと残る位の感じ。大きなノイズもちゃんと低減してくれますが、完全には消せません。
他のANCヘッドホンと比較するとEarFun Tune Proにはちょっと負ける、SOUNDPEATS Space Proと同じくらいって感じですね。
(参考:ノイズキャンセリングイヤホンのおすすめがわかるノイキャン強度比較表)
| ノイキャン |
|
8/10 |
|---|
外音取り込み機能の評価
アプリ・ヘッドホンの物理ボタン・右ハウジングのタッチセンサー長押しで起動可能。
右ハウジングを長押ししている間だけ外音が聞ける機能はソニーのクイックアテンションモードみたいな感じですね。
外音取り込みをオンにするとサーというマイクで取り込んだ時のノイズが少し入ります。
人の声は少し色味が落ちたような寒色寄りの音になりますが、かなり聞き取りやすいです。
ヘッドホンをしていないときとほとんど遜色ないレベルで聞き取れます。
性能的にも十分なんですが、タッチセンサーに触れるだけで外音取り込み出来るのが非常に良いですね。
電車などで急にアナウンスが入った時にヘッドホンに手をやるだけで何を言っているのか聞き取ることができます。
使い勝手も考えると点数以上に良いです。
| 外音取り込み |
|
8.5/10 |
|---|
装着感評価
イヤーパッドのクッションはもっちりしていてこの価格帯のものとしては中々上質です。
そのおかげもあってか側圧をそれほど感じず、フィット感も良好。
これまで使った1万円以下のヘッドホンの中ではかなり快適な着け心地に入ります。
点数上の差はつけていませんが、個人的にはSOUNDPEATS Space ProやQCY H3 Proより少し良いくらいに感じました。
| 装着感 |
|
9/10 |
|---|
マイク性能について
マイク無し
マイクなしでも意外と声はかなりクリアに拾っていました。
ただ、風切音や周囲のノイズも鮮明に拾ってしまう感じなので静かなところで使うようにしたほうが良さそうです。
マイク有り
マイクを着けると、なんかむしろこもり感が増して聞き取りにくくなったんですが…。
風切音はマイク無しのときより抑えられていたので、悪環境で通話せざるを得ないときはマイクを装着すると良いかもしれません。
| 通話品質 | S・A・B・C・D |
|---|
操作性評価
説明書より
物理ボタンだけでなくタッチセンサーでの操作にも対応。
タッチセンサーで出来ることはダブルタップによる『再生/停止』と長押し中だけ外音取り込みに切り替わる機能の2つですが、それでも物理ボタンのみとは使用感が全然違います。
物理ボタンだけだとどうしても手探りでボタンを探すことになりがちですが、1番使う再生/停止とノイキャンと外音取り込みの切り替えがタッチセンサーで出来るのは大きいです。
なお、操作方法をカスタマイズすることはできません。
| 操作性 | S・A・B・C・D |
|---|
専用アプリ【Haylou Sound】の主な機能
主な機能一覧
- ノイズコントロール
- イコライザー
- 空間オーディオ
- ゲームモード
- LDACのON/OFF
- ファームウェアアップデート
ホーム画面

使って気付いた注意点
LDACとマルチポイント/空間オーディオ機能は併用できない

LDACをONしているときはマルチポイントは利用できません。
同様に空間オーディオ機能やゲームモードもLDACと併用できません。
アプリの利用には会員登録が必要

アプリの利用にあたってメールアドレスを入力して会員登録する必要がありました。
面倒なので普通に使わせてほしいですね。。
マルチポイントは割り込み可
マルチポイントの挙動について。
HAYLOU S40のマルチポイントは割り込み再生可能なタイプでした。

HAYLOU S40 総評

メイン機能評価
| 音質 |
|
8.4/10 |
|---|---|---|
| ノイキャン |
|
8/10 |
| 外音取り込み |
|
8.5/10 |
| 装着感 |
|
9/10 |
使い勝手評価
| 操作性 | S・A・B・C・D |
|---|---|
| 便利機能 | S・A・B・C・D |
| 通話品質 | S・A・B・C・D |
総評:9.5/10
音質は値段の割に相当良いと思います。
ノイキャンはそこまで強力とは言えませんが、この価格帯のヘッドホンとしては悪くない部類ですし、外音取り込み機能はタッチセンサーで操作できることもあってかなり使いやすいです。
さらに着脱可能なマイクで通話性能も…と思ったらここはちょっと躓いちゃいましたね。
ヘッドトラッキングに対応した空間オーディオ機能も個人的にはうーん…といったかんじ。
ゲームも通話もオーディオも完璧にこなす夢のようなワイヤレスヘッドホン、とまではいかなかったかな?と。
しかし、音質やノイズコントロールを目当てとした普通のANCワイヤレスヘッドホンとしては非常に優秀で、他のコスパ系ワイヤレスヘッドホンよりも個人的には気に入りました。
値段を考えたらこれだけでも全然凄いです。
予想外にかなりおすすめできるヘッドホンでした。
今回は以上です。
また次回のレビューでお会いしましょう。
