こんにちは、完全ワイヤレスイヤホンコレクターの猫居です。
今回はいつものようなイヤホンレビューではなく、コラム的な記事となります。
お題は一世を風靡したSONYの完全ワイヤレスイヤホン、WF-1000XM3について。
個人的にも2019年のベストTWSとしてオススメしておりました。
すでに後継機であるWF-1000XM4が出ていますが家電量販店やAmazonなどのネットショッピングでも未だ購入できますよね。
しかも型遅れということもあって結構安くなっていて、今ではミドルクラスくらいの値段で購入できます。
そんなWF-1000XM3を2022年現在に買うのはどうなのか。
結論から言ってしまえばWF-1000XM3は今更買わないほうが良いという話なんですが‥
なぜオススメできないのか、代わりに何がおすすめなのかを紹介していきます。
- WF-1000XM4とWF-1000XM3を比較してその安さに惹かれるかもしれないけど
- WF-1000XM3の落とし穴
- WF-1000XM3にはSONY独自の便利機能もあるが‥
- WF-1000XM3は今でも普通に使えるイヤホンではある
- WF-1000XM3より高コスパな代替にオススメの完全ワイヤレスイヤホン
WF-1000XM4とWF-1000XM3を比較してその安さに惹かれるかもしれないけど
先程も挙げたとおり、型落ちゆえSONYの全部入り完全ワイヤレスイヤホンなのに15000円くらいで買えるというその安さ。
1世代前のイヤホンとはいってもノイズキャンセリングや外音取り込み機能など大体の便利機能は網羅していますし、それでいて安いから魅力的に見えます。
しかもネットでレビュー評価などを調べてみれば概ね高評価です。
完全ワイヤレスイヤホンに特に詳しくない人がみればこれは買いなのでは?と思うのも無理はありません。
WF-1000XM3の落とし穴
しかし完全ワイヤレスイヤホンに詳しい人なら今更WF-1000XM3はまず買いません。
何故かといいますとやはり機能の面で最新のイヤホンより見劣りするからですね。
レビュー評価は発売当時の評価がほとんどです。
自分も2019年当時は絶賛していました。
しかし、Bluetooth接続の安定性やノイズキャンセリングの消音能力は今の完全ワイヤレスイヤホンは随分あがっています。
廉価な製品でもかなり力があるものが出てきました。
WF-1000XM3は当時最先端のノイキャン効果を誇っていましたが今だと1万円以下でも同等のノイキャン効果を持つイヤホンが買えてしまうのです。
WF-1000XM3 | WF-1000XM4 | A社イヤホン | B社イヤホン | |
ノイズキャンセリング | ○ | ○ | ○ | ✕ |
外音取り込み機能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
専用アプリ | ○ | ○ | ✕ | ○ |
急速充電 |
○ | ○ | ○ | ○ |
こんな感じの表が家電量販店とかだと置いてあると思いますが、これだけみるとWF-1000XM3は高機能なイヤホンに見えますよね。
でも同じノイズキャンセリングでも消音能力は個々に差があり、WF-1000XM3のそれは今の基準だと値段相応とは言い難いということです。
イヤホンやイヤホンケースの形状も最新のコンパクトなものと比べると使用にやや我慢を強いられるデザインになっているのもマイナスポイント。
WF-1000XM3のノイズキャンセリング効果を比較
様々な手持ちのノイズキャンセリングイヤホンと比較した結果。
-38dbのノイズキャンセリングイヤホンと同等程度の効果でした。
-38dbのノイズカットと比較して低音ノイズにやや弱く、中高音ノイズはWF-1000XM3の方が効果的といった感じ。
-35dbのノイキャンよりは確実に効いています。
そして-40dbのノイズキャンセリングと比較すると明らかに劣っているのでやはり-38db相当とするのが妥当だと思いました。
これくらいの効き目のノイキャンイヤホンは今なら6000円くらいで買えます。
ノイキャンイヤホンに関する詳しい比較データは以下からご覧いただけます。
⇒ノイズキャンセリングイヤホンのおすすめと最強がわかる比較表
WF-1000XM3にはSONY独自の便利機能もあるが‥
WF-1000XM3にはイヤホンに指を置くだけで外音取り込み状態にできるクイックアテンションモードや圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングするDSEE HXなどSONY独自の便利機能もあります。
しかし最新のものと比べると大きすぎるイヤホンやイヤホンケース。
最新のイヤホンに比べて途切れやすいBluetooth接続。
これらを考えると使い勝手の面でもメリットがデメリットを上回ります。
音質的にも同じ値段出せばもっと良いものが今では手に入ります。
SONY独自の機能に魅力を感じるのでしたらやはり最新のWF-1000XM4を買ったほうが良いでしょう。
搭載機能や外観について
新品当時の外観や搭載機能のチェックは当時のレビュー記事をご覧ください。
WF-1000XM3は今でも普通に使えるイヤホンではある
もちろんWF-1000XM3は今でも全然使える完全ワイヤレスイヤホンではあります。
コストパフォーマンスや使い勝手を考えたら最新のものには及ばないというだけです。
買ってしまった知人にも同じことを言いましたが、電池が消耗して買い替えを意識するころには今よりもっと良いものが出ているでしょうからその時まで使い込んで時期がきたら次に何を買うべきか考えたら良いと思います。
使い勝手にストレスを覚えるとかでない限りは繋ぎのイヤホンとして十分なポテンシャルは今でもあります。
WF-1000XM3より高コスパな代替にオススメの完全ワイヤレスイヤホン
ではWF-1000XM3より安くて高性能な完全ワイヤレスイヤホンとは何なのか。
WF-1000XM3の購入を考える層を
- 多機能な完全ワイヤレスイヤホンを探している
- WF-1000XM4は予算オーバー、2万円以下で考えている
- ブランド力も重要
こんな想定で個人的おすすめを紹介いたします。
・候補1
世界最大のオーディオメーカー、JBLのLIVE FREE 2。
SONYのような元気系のサウンドで、ノイキャンなど機能も豊富。
アプリも使い勝手が良く、値段も手頃なので非常におすすめです。
・候補2
高級老舗メーカー、ゼンハイザーのCX Plus True Wirelessもおすすめです。
ハイエンド級の音質に確かなノイキャン性能。
操作性も良く、こちらも使い勝手抜群です。
どちらもWF-1000XM3より満足感ある買い物になると思います。
ぜひお試しください。
・LIVE FREE 2のレビュー記事
https://www.goodgoodlife.jp/entry/JBL_LiveFree2
・CX Plus True Wirelessのレビュー記事
https://www.goodgoodlife.jp/entry/CX_Plus_True_Wireless