猫居のイヤホン (旧:僕は猫だった)

TWSコレクターによるイヤホン/ヘッドホン レビューブログ

ACEFAST ACEFIT Pro レビュー|夜ランニング・ウォーキングに最適?光るオープンイヤー型イヤホンを試す

Author:猫居こうた

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ACEFAST ACEFIT Pro

  ACEFAST ACEFIT Pro
発売日 2025年5月21日
価格
(発売時)
16,800円
連続再生時間
(単体/ケース込)
8時間/30時間
コーデック SBC/AAC
ドライバー 10mmダイナミックドライバー
防水性能 IP54
Bluetooth Ver. 5.4
機能

マルチポイント・イコライザー・専用アプリ・急速充電(5分→2時間)

資料  -
  • 夜使用に強い、光るイヤホンという個性
  • 見た目に反して高音がよく出るバランスの良いサウンド
  • 軽さと安定感を両立したバランスの良い着け心地
  • イヤホンケースがツルツルで滑りやすい
  • イヤホンケースの充電口がケース裏側にあるので充電がしにくい
  • スポーツタイプだが重低音はあまり出ない
総合評価
 
8.5/10

■ACEFIT Pro クーポン情報
10%OFFコード:GYEOUL21
対象店舗:Amazon ACEFAST公式ページ


こんにちは、猫居です。

趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。

今回レビューするのはACEFASTのオープンイヤー型イヤホン、 ACEFIT Pro。

ACEFASTは中国のコスパ系メーカーですね。時々、Amazonでとんでもないコスパのイヤホンが売られていて話題になっているイメージ。このブログでも昔、ACEFASTのハイブリッドノイズキャンセリング搭載TWSが2,300円とかで売っていた時に結構おすすめしていました。

今回はコスパ系という値段ではないものの、中々面白そうな一品。

一般的なオープンイヤー型イヤホンと違って…

ACEFAST ACEFIT Pro

めっちゃ光る!

夜ランニングに特化したイヤホンなのでしょうか。個性的で面白いなぁと思ってレビュー依頼を受けてしまいました。

音質やら遅延やら色々とチェックしてみましょう。

本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。

ACEFAST ACEFIT Pro 外観・付属品チェック

イヤホンケース

すべすべでツルツルな質感のイヤホンケースです。

 

イヤホンだけでなくケースも光ります。

 

バッテリー残量もライトで表示してくれるので確認がしやすいです。

 

明るいところではちょっとみにくいかも?

 

また、専用アプリを使えばケースのライトを好みの色に変更することも出来ます。


注意点

少しでも斜傾のある場所に置くと、止まることなく滑っていってしまうくらいにツルツルなので落っことしたりしないように要注意です。

また、なぜか充電用USBケーブルの差口がケース裏側にあるんですよね。。

率直に言ってこれは充電しにくいです。

 

イヤホン本体

イヤホン本体も凝ったスケルトンデザイン。

刺さる人にはよく刺さりそうですね。


フックの部分は適度にしなり、耳によくフィットします。


暗闇でもしっかり光ります。

ライトはアプリorイヤホン操作でOFFにすることもできるので普通のオープンイヤー型としても使えます。

 

外箱・付属品

付属品リスト

  • 充電用 USB Type-C ケーブル
  • 説明書類
  • クロス

ACEFAST ACEFIT Pro 測定データ

重さ・サイズ実測値

ACEFAST ACEFIT Pro 重さ・サイズ 実測値

ケースサイズ 縦:64.0mm
横:82.7mm
高さ:27.5mm
三辺合計:174.2mm
重さ イヤホン:7.6g
ケース:58.8g

オープンイヤー型なのでイヤホンケースはそこそこのサイズ感があります。

重さに関してはイヤホン・ケースともにオープンイヤー型としては軽量な部類に入るでしょう。

(参考:小さい順|完全ワイヤレスイヤホン・イヤホンケースサイズ比較表)

遅延測定結果

ACEFAST ACEFIT Pro 遅延測定結果

  Android・PC その他 iPhone
通常時 258ms(SBC)
281ms(AAC)
281ms(AAC)
低遅延時 - --

100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。

低遅延になるゲームモード系の機能はありません。

約0.25秒とそれなりに遅延はありますね。

ゲームで使うにはやや厳しいかなという値です。

ただ、動画視聴はNetflixなどアプリ側で遅延補正してくれるものは問題なく楽しめるでしょう。

音漏れ測定結果

音量何%まで音漏れしないのかチェック。

パーソナルスペース(45cm)分の距離をあけて家族にイヤホンを装着してもらい、自分の耳と計測器で確認しました。

音漏れチェック

結果、23%から音漏れを確認。

これまでテストしてきたオープンイヤー型の中では比較的音漏れしにくい方だと思います。

図書館など絶対音漏れしたくない静かな場所で使う場合には20%程度の音量で使うと良さそうです。

ACEFAST ACEFIT Pro 詳細レビュー

音質評価

その見た目というかコンセプトから、ノリ重視のサウンドかと思いきや、予想外にバランスの良いサウンドで高音が綺麗に鳴るイヤホンでした。

同価格帯の他のオープンイヤー型とも比較してみましたが、実売価格1万円前半のオープンイヤー型としては高音がとても良く出るんですよね。

オープンイヤー型らしい抜けの良さ、音場の広さも相まって中々心地良く聴けます。

中音もしっかりと厚みがあり、男性ボーカルは力強く、女性ボーカルは繊細な鳴り。どちらも引っ込むことなくしっかり主張します。

低音は量感はそこそこあるものの、重低音はあまり出ない印象。

また、輪郭も少し曖昧で、モコッとした感じを受けます。

この点、ズンズンドンドンと重低音がよく出るスポーツタイプのイヤホン的なノリを期待して聴くとちょっと違ったかな?と感じてしまうかもしれません。

逆に、ライトもOFFにできることですし、室内でじっくり聴きたいときなど、普通のオープンイヤー型としてもオールラウンドに使えるなという感じました。

アプリのイコライザーモード

装着感評価

ACEFAST ACEFIT Pro 装着時の見た目

装着時の見た目

スポーツでも使えるようにか、フックの柔軟性はそこそこで、ある程度芯を感じるというか多少反発する感じ。

柔らかすぎるとぶらぶらしてしまってジョギングなどで使うには心許ないので、これくらいのほうが使いやすいでしょう。

かといって強く挟み込む感じは全く無く、添えるような感覚でしっかりフィットします。

安定感はありつつ軽さは捨てていない、良い塩梅の装着感だと思います。

操作性評価

1タップ~長押しまでカスタマイズ可能

タップの感度は良好。

適切に反応してくれます。

カスタマイズ範囲も広いので思い通りの配置に設定できるでしょう。

また、4回タップすることでイヤホンのライトをON/OFF切り替えることができます。

アプリからも切り替えはできますが、イヤホン操作で変更できるのは◎。

これがアプリからのみだったら通常のオープンイヤー型として使うのがちょっと億劫に感じてしまうところですが、気が利いていて良いですね。

マイク性能・通話品質

そこそこのクリアさ。少し音量小さめに聞こえたので声は張ったほうがいいかもです。

風切音はやや入り、その際には声も乱れてしまっていました。

周囲のノイズは割とカットできていたので、よほどうるさい場所でなければ問題なく使えそうです。

専用アプリ【ACEFAST APP】の主な機能

主な機能一覧

  • イコライザー
  • 操作方法のカスタマイズ
  • ライトの調整
  • ファームウェアアップデート

ホーム画面

使って気付いたその他の注意点

アプリは最新版の利用を

ACEFASTのアプリ、旧バージョンですと設定が保存されない不具合がありました。

フィードバックを送っていたのですが、割と早急に修正してくれたのは好印象。

最新版にアップデートして使いましょう。

 

旧バージョンのアプリ画面

マルチポイントの挙動について

ACEFIT Proのマルチポイントは割り込み再生可能でした。

総評

総評:8.5/10

光るオープンイヤー型イヤホンという強い個性を持ったイヤホン。

この点だけで夜の散歩やジョギングでオープンイヤー型を使いたい方には貴重な選択肢ですね。

見た目に反して高音がよく出るバランス型のサウンドだったり、ライトをOFFにする機能もあったりと、普通のオープンイヤー型としてリスニングするのにも向いています。

一方でドカドカと重低音を鳴らすようなイヤホンではないので、スポーツイヤホンにそういったサウンドを求めている場合には合わない可能性があります。

あとはケースが滑りやすいとか充電しにくいとかってところが玉に瑕ですかね。

ネタっぽい見た目とは裏腹に普通に音は良いので、光る機能や見た目に興味を持った方は試してみる価値アリだと思います。

今回は以上です。

また次回のレビューでお会いしましょう。