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TWSコレクターによるイヤホン/ヘッドホン レビューブログ

【高コスパ】SOUNDPEATS Mini Pro HSとMini Proの違いを比較レビュー

Author:猫居こうた

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SOUNDPEATS Mini Pro HS Review

  • 低価格でLDACに対応、音質は価格帯TOPクラス
  • ノイキャンも強力、こちらも価格帯TOPクラス
  • 軽さとフィット性能を両立した装着感の良さ
  • イヤホン操作で曲戻しは出来ない
総合評価
 
8.5/10

更新日:2024年4月4日 最新の基準に合わせて総合評価を修正

TWSコレクターの猫居です。

今回レビューするのはSOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン、Mini Pro HS。

以前レビューして高評価だったMini Proの上位モデルとなります。

結論からいってしまいますと音質・ノイキャン・装着感と全てがハイレベルにあり、非常に性能の高いイヤホンです。

しかし、どういうわけかデフォルトの設定がノイズキャンセリングONなのにノイズキャンセリングがきいておりません。

そのため、タッチ操作でモード切り替え(1回1.5秒)が必要です。

アプリからイヤホンをアップデートすることで上記の症状が改善されます

これにより全方面でスキのない高コスパイヤホンとなったといえます

以下、前作Mini proとの比較を中心とした詳細レビューです。

*本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。

SOUNDPEATS Mini Pro HSの外観チェック

イヤホン本体

表面つや消しがきいていて滑りにくくなっています

磁石でくっつくのでケース無し使用でも紛失しにくいです
gif動画で雰囲気をチェック

イヤホンケース

Mini Proのケースにラメがついた感じのデザイン
これが高級感に寄与しているかは不明ですが‥

非常にコンパクトです
前作Mini Proとのサイズ感比較

サイズは同じですね

金と銀の色違いデザイン

付属品

付属品リスト

  • イヤーピース
  • 充電用ケーブル
  • 説明書類

SOUNDPEATS Mini Pro HSのスペックと測定結果

Mini Proとのスペック比較表

  Mini Pro Mini Pro HS
基本価格 6,680円 7,980円
連続再生時間 7時間
21時間(ケース込)
8時間
28時間(ケース込)
対応コーデック SBC
AAC
aptX
aptX Adaptive
SBC
AAC
LDAC
防水性能 IPX5 IPX5
ノイズキャンセリング -35db -40db
外音取り込み機能
ゲームモード
専用アプリ

Mini ProとMini Pro HSの大きな違いは対応コーデックがaptX AdaptiveからLDACになったことですね。

Bluetoothの安定性はaptX Adaptiveの方が上ですが、音質的にはより高音質で再生可能となりました。

また、ノイズキャンセリングの公称値もアップしていてより強力な消音力が期待できます。

値段も若干上がっていますが、音質・ノイキャン共にレベルアップが確認できればその分の価値は充分にありそうです。

重さ・サイズ実測値

ケースサイズ 縦:42.3mm
横:58.3mm
高さ:25.2mm
重さ イヤホン:4.9g
ケース:28.0g

完全ワイヤレスイヤホンの中でもかなりコンパクトで軽量な部類に入ります。

遅延測定結果

  • 通常モード=223ms
  • ゲームモード=158ms

100ms=0.1秒です。

この測定環境では有線イヤホンで50msほど遅延を観測します。

なので結果から-50msすると実態に近い数値となると思われます。

ゲームモード時で約0.1秒の遅延です。

低遅延モードを搭載したTWSはたくさんありますがその中でもトップクラスに優秀な遅延値。

それでもリズムゲーを快適にプレイするには遅延0.5秒以下でないと厳しいので難しいかもしれません。

普通のゲームや動画視聴は問題なく楽しめるでしょう。

交換イヤーピース対応表

楕円形のイヤーピースを標準装備

楕円形のノズルですが汎用イヤーピースが入ります。

個人的にはハイブリッドイヤーピースとトリプルコンフォートが良い感じでした。

クリスタルとウレタン系は一応入る程度ですぐ外れてしまいそうな感じだったので△にしてあります。

SONY
ハイブリッドイヤーピース(M)
AZLA
SednaEarfit Crystal(M)
SONY
トリプルコンフォートイヤーピース(M)
final
TYPE E(M)
COMPLY
 TG-200 トゥルーグリップ(M)
Spinfit
CP360(M)
NUARL
Magic Ear+(M)
   

SOUNDPEATS Mini Pro HSとMini Proの違いを比較レビュー

音質評価

音の傾向は前作と概ね一緒です。

一番違いを感じるのはやはり高音域でしょうか。

高音はこの価格帯でトップクラスのクリアさ。

明瞭感が増して音に奥行きが出たと感じます。

中音は比較的素直で癖のない音。

充分なボリュームとクリアさで聴きやすいのですが、やや淡々と鳴らしてしまう印象を受けることも。

低音は量感多めで沈み込みもそこそこ。

個人的にはもう少し輪郭がはっきりしている方が好みですが、過度な強調感もなく気持ち良く聴けます。

全体としては非常にまとまりのいい、リスニングに適したサウンド。

アンダー1万円TWSの中で上位に入る音質だと思います。

ノイズキャンセリング機能を比較

ノイズキャンセリングの効果は前作が-35dbに対してMini Pro HSは-40db。

実際比べてみるとMini Proでは低音ノイズが僅かに残ってしまう我が家の換気扇ノイズ(風量MAX)もMini Pro HSではしっかりカット。

EarFun Free Pro 2(-40db)と比較しても同等の効果だったので、公表値通り-40dbの消音効果といえそうです。

音質だけでなくノイズキャンセリング効果も1万円以下TWSでトップクラスです。

(参考:ノイキャン完全ワイヤレスイヤホンのおすすめと最強がわかる比較表)

外音取り込み機能の評価

外音取り込み機能は前作と同じで優秀でした。

やや高音のカサつきを感じるものの、かなり自然な取り込み音。

音量も十分で人の声の聞き取りは問題ありません。

あまりガヤガヤした場所でなければ「ながら聴き」も充分に可能です。

軽さとフィット性能を両立した装着感

Mini Pro HSの正しい装着方法

Mini Pro HSの正しい装着方法

装着感も前作と同等です。

軽い装着感と確かなフィット性を両立した秀逸なデザイン。

耳への負担が少なく、長時間つけていても疲れません。

そういえばMini ProはIPX5の防水性能でしたが、Mini Pro HSの方は防水性能に関する記述は見つけられませんでした。

運動もいけそうなフィット感ですが汗で故障する可能性があるのでやめておいたほうが無難そうです。

運動にも使いたい方はMini Proを選びましょう。

*Mini Pro HSも防水性能IPX5のようです。メーカーの方に教えていただきました。

マイク性能について

人の声はクリアで通話に問題はありません。

ボリュームもそこそこ、そこまで声を張らなくても相手にはちゃんと聞こえます。

しかし足音など周囲の雑音も結構多めに拾ってしまう傾向あり。

あまりうるさい場所で長時間の通話するには向いていないように思います。

その他・前作Mini Proからの変更点

タップしたときの反応音が変わりました。

Mini Proのものは『キーン』という耳に響く高音。

Mini Pro HSでは『ポォン』という感じで低音が軽く響く音に変更されています。

Mini Pro HSのほうがだいぶ耳に優しいです。

地味だけどユーザー目線に立った良い変更ではないでしょうか。

専用アプリ【SOUNDPEATS】の主な機能

SOUNDPEATS
SOUNDPEATS
開発元:yong yang
無料
posted withアプリーチ

聴力テストをして最適なイコライザーをオート設定してくれるというものです。
自分はいつも使ってません。
気に入ったらONにしてみるくらいでいいかと思います。

イコライザー機能

9種類のプリセットと自分で好みに設定できるカスタムイコライザーを搭載しています。

SOUNDPEATS Mini Pro HSの使い方と注意点

ペアリング方法

イヤホンをケースから出し、イヤホンについているフィルムを剥がします

一旦ケースに戻します

再度ケースから出してあげれば初回ペアリングが開始されます

Bluetooth設定画面からMini Pro HSを選択すればペアリング完了です

リセット方法

(イヤホンをケースに入れた状態で)
左右のタッチ部分を10秒間長押しすればリセットできます

充電方法

ケース裏側に付属の充電用ケーブルをさして充電します
UBS Type-Cです

操作方法

  L側 R側
1クリック 音量DOWN 音量UP
2クリック 再生/停止 再生/停止
3クリック ゲームモード 音声アシスタント
長押し(1,5秒) モード切替
・ノイキャン
・外音取り込み
・ノーマル
曲送り

ノイキャン・外音取り込みの切替だけでなくゲームモードの起動もイヤホンから行えます。

曲戻しが出来ないのが少し残念。

アプリから操作方法のカスタマイズが出来たら良かったのですが。

今後の機能バージョンアップに期待ですね。

注意点1:専用アプリから初回アップデートしましょう

接続してすぐに割りと重要そうなアップデートがきていたのでアプリ使わないという方もアップデートすることをおすすめします。

メリット・デメリットのまとめ

SOUNDPEATS Mini Pro HSを選ぶメリット

低価格でLDACに対応、音質は価格帯TOPクラス

LDAC対応のTWSはサウンドピーツ以外のメーカーでは1万円以上するものばかりなのでコスパの良さが際立ちます。

LDACに対応していれば高音質というわけではありませんが‥

Mini Pro HSはイヤホンとしての性能もしっかりとしており、音質は価格帯トップクラスといえます。

ノイキャンも強力、こちらも価格帯TOPクラス

-40dbの消音能力は価格帯トップクラス。

2万円級のノイキャンイヤホンでもこれくらいの効き目のものは多いのでノイキャン性能もかなりのもの。

優れたノイキャン効果を実感できます。

軽さとフィット性能を両立した装着感の良さ

軽いつけ心地でしっかりフィットします。

どんなに音が良くても装着感が悪ければ使う気がしないもの。

普段使いでストレスのない装着感が得られます。

SOUNDPEATS Mini Pro HSを選ぶデメリット

イヤホン操作で曲戻しは出来ない

イヤホン操作で曲戻しすることができません。

端末側から曲戻ししましょう。

アプリ機能で操作方法をカスタマイズできるようになるとさらに便利になるのですが。

イヤホンを取り出すたびにANCモードに切替が必要 (修正済)

冒頭説明した通りですが、現状デフォルトのノイズキャンセリングモードが機能しておりません。

モード切り替えをしてノイズキャンセリングモードにし直すと機能します。

イヤホンをアプリからアップデートすると修正されます

ノイズキャンセリングが効いていない!と思ったらまずはアップデートを確認してみてください

総合評価

メイン機能評価

音質
 
7.6/10
ノイキャン
 
8/10
外音取り込み
 
8/10
装着感
 
8.5/10

使い勝手評価

操作性 S・A・B・C・D
携帯性

S・A・B・C・D

便利機能 S・A・B・C・D
通話品質 S・A・B・C・D

非常に出来のよかったMini Proの後継機SOUNDPEATS Mini Pro HS。

音質・ノイズキャンセリングが順当にパワーアップ。

装着感やコンパクトさは良さをそのまま引き継ぎ、性能がアップしても使い勝手の良さは損なっていません。

コストパフォーマンスの観点では2022年1番の完全ワイヤレスイヤホンかもしれません。

今回は以上となります。

また次回のレビューでお会いしましょう。