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TWSコレクターによるイヤホン/ヘッドホン レビューブログ

Sudio N3 Pro レビュー|北欧デザインでお馴染みのブランドのエントリーモデルを試す

Author:猫居こうた

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Sudio N3 Pro

  Sudio N3 Pro
発売日 2025年8月上旬
価格
(発売時)
9,900円
連続再生時間
(単体/ケース込)
ANC ON
5時間/30時間
コーデック SBC
ドライバー 10mmダイナミックドライバー
防水性能 汗や水しぶきへの耐性
Bluetooth Ver. 5.4
機能 ノイズキャンセリング・マルチポイント
資料 公式サイト
  • オシャレな北欧デザイン
  • 見た目に反して迫力のある低音が出る
  • ノイズキャンセリングはそこまで強力ではない
  • ノイズキャンセリングは起動毎ONにする必要あり
総合評価
 
7.5/10

こんにちは、猫居です。

趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。

今回レビューするのはSudioの完全ワイヤレスイヤホン、 N3 Pro。

Sudioは北欧デザインを特徴とするスウェーデンのメーカーですね。

以前レビューしたSudio E3は1万円台のイヤホンでしたが、今作は1万円以内。

TWSとしてはエントリークラスの価格帯となります。

1つ上のモデルE3とどのような違いがあるのかチェックしながらN3 Proの特徴を確かめてみようと思います。

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*本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。

メーカー情報
Sudio公式HP:https://www.sudio.com/jp/
Instagram:https://www.instagram.com/sudio

キャンペーン情報
Sudio公式サイトで全商品15%OFFとなるクーポン
クーポンコード:nekoi15
有効期限:~2025年9月22日
Sudio Sphere登録で18ヶ月間製品保証、30日間返品対応

Sudio N3 Proの外観・付属品チェック

イヤホン本体

シンプルながら見栄えする、Sudioらしいデザイン。

個人的にはイヤホンのデザインはE3よりN3 Proの方が好きですね。



 

イヤホンケース

ケースには関してはデザインはどちらもシンプルで良いのですが、見た目にはわかりにくい差があります。

まず、E3は上位機だけあってワイヤレス充電に対応していますが、N3 Proは非対応です。1万円以下でワイヤレス充電対応のものはあまりないのでこれは仕方ないがないところでしょう。

そして、ヒンジのスムーズさとかN3 Proのほうがちょっと傷がつきやすそうだったりといったビルドクオリティの部分でもE3の方が値段が高い分だけ上かなという印象です。

 

 

外箱・付属品

Sudio N3 Pro 外箱・付属品

付属品リスト

  • イヤーピース
  • 充電用ケーブル
  • 説明書類

Sudio N3 Pro 測定データ

重さ・サイズ実測値

Sudio N3 Pro 重さ・サイズ 実測値

ケースサイズ 縦:46.0mm
横:61.8mm
高さ:27.0mm
三辺合計:134.8mm
重さ イヤホン:3.7g
ケース:31.3g

イヤホンケースはほんの僅かE3の方がコンパクトですが、N3 Proもとてもコンパクトな部類に入ります。

重さに関してはN3 Proの方がかなり軽く、イヤホン片方3.7gはTWSの中でも相当に軽い方だと思います。

(参考:小さい順|完全ワイヤレスイヤホン・イヤホンケースサイズ比較表)

遅延測定結果

Sudio N3 Pro 遅延測定結果

  Android・PC その他 iPhone
通常時 348ms(SBC) 348ms(AAC)
低遅延時 - -

100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。

ゲームモードなどの低遅延化機能はないので結構遅延はあります。

ゲームで使うのは厳しい値ですね。

動画視聴はどのコーデックでもNetflixなどアプリ側で遅延補正してくれるものは問題なく試聴できます。

交換イヤーピース対応表

Sudio N3 Pro 交換イヤーピース

SONY
ハイブリッドイヤーピース(M)
- AZLA
SednaEarfit Crystal(M)
SONY
トリプルコンフォートイヤーピース(M)
- AZLA
SednaEarfit Crystal 2(M)
-
オーディオテクニカ
AT-ER500
(M)
final
TYPE E(M)
NUARL
Magic Ear+7
- Spinfit
OMNI
-
COMPLY
TWo-220-C(M)
- 日本ディックス
COREIR BRASS(M)
-
radius
HP-DME2(M)
-    

汎用イヤーピースの大半がケースの蓋に干渉して着けられませんでした。

傘の低いTWS専用のもの以外は難しそうです。

Sudio N3 Pro 詳細レビュー

音質評価

爽やかな見た目とは裏腹に低音の量感がかなり多い、迫力重視のサウンドとなっています。

とにかく低音が主張する音作りで、中音・高音はおとなしめ。

上位機のE3はバランス型の音作りでしたが、ノイズキャンセリングをONにすると低音が痩せる傾向にありました。

N3 ProはノイズキャンセリングをONにしても低音が痩せず(むしろやや膨らみが抑えられて聴きやすく感じる)、迫力を損ないません。

したがって、どちらもノイキャンONで鳴らしたときの低音の差はかなり激しいものがあります。

低音の迫力が欲しい方にはN3 Proの方が合いそうです。

逆に低音はそこまでいらないという方にはE3の方が良いでしょう。

ノイズキャンセリング機能の比較

所謂フィードフォワード式のノイズキャンセリングだと思われます。

E3はハイブリッドノイズキャンセリングと言われる強力なタイプのノイキャンでしたが、こちらはそこまで強力ではないタイプ。

電車などの大きなノイズにはあまり効果的とは言えませんが、デスク周りの気になる音のカットには役立ちます。

PCのファンの音やこの時期だとエアコンの音ですね。

扇風機の音は消し切るのはちょっと厳しいかなといった効き具合となります。

(参考:最強~コスパ機までわかるノイズキャンセリングイヤホンの強度比較表)
おすすめがわかる!ノイズキャンセリングイヤホンの強さ比較ランキング

装着感評価

完全ワイヤレスイヤホンとしては標準的な装着感といった印象。

スティック型なので装着時の安定感があります。

一方、耳のくぼみの部分にやや圧迫感を感じるので長時間着用していると少し耳が疲れてきますね。

適度に休憩を挟みつつ使うと良い感じです。

マイク性能・通話品質

比較的クリアな音声です。

ただ、風切音や周囲のノイズは結構乗ってしまっていたので、通話の際にはなるべく静かなところで使ったほうが良いでしょう。

操作方法と操作性評価

  L側 R側
1クリック 再生/停止 再生/停止
2クリック 曲戻し 曲送り
3クリック 音量DOWN 音量UP
長押し(2s) 音声アシスタント ANC

ノイキャンを含む基本操作はすべてイヤホンから操作可能です。

注意点はノイキャンがデフォルトではOFFなこと。

E3も同様ですが、設定が保存されないのでノイキャンをONにしても電源を切るとOFFに戻ってしまいます。

ノイキャンを使いたい場合は起動するたびに毎回ONにする必要があります。

その他の注意点

外音取り込み機能は無し

イヤホンをしたまま外音を聞く事ができる外音取り込み機能はありません。

TWSではノイズキャンセリングとセットで付いていることが多いこの機能ですが、E3も同様に非搭載となっております。

マルチポイントの挙動について

Sudio N3 Proのマルチポイントは割り込み可能でした。

まとめ

N3 ProはSudioらしいオシャレさと迫力の低音が特徴の完全ワイヤレスイヤホン。

上位機であるE3とは低音の量感とノイズキャンセリングの効き具合に主な差がある印象です。

逆にそれ以外の部分は、操作性や機能面などそこまで大きな差はありません。

なので、上記2点の違いを意識してあとはデザインの好みで決める感じでも良さそうです。

今回は以上となります。

また次回のレビューでお会いしましょう。