僕は猫だった

TWSコレクターによるイヤホン/ヘッドホン レビューブログ

【使用比較】どちらが買い?Mini Pro vs T2【SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン】

Author:猫居こうた

*当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

完全ワイヤレスイヤホン(TWS)コレクターの猫居です。

今回はサウンドピーツのTWSを実機比較をしていきます。

先日レビューしたSOUNDPEATS Mini Pro

低価格ながら実用レベルのノイズキャンセリング機能を搭載。

音質的なまとまりもあってかなりコスパの良いイヤホンでした。

しかしSOUNDPEATSにはもう1つ、同じような機能で定番人気となっているコスパ完全ワイヤレスイヤホンがあるんですよね。

それがT2です。

T2も以前レビュー済みですが、今回はこの2つを改めて聴き比べ・使い比べてどちらがおすすめかをハッキリさせようと思います。

(結論だけ知りたい方は目次から【総評】の項目に飛んでいただければ各項目の優劣のまとめを見ることが出来ます)

SOUNDPEATS Mini ProとT2をあらゆる角度から比較

スペック比較

  Mini Pro T2
価格(Amazon) 6,680円 5,580円
連続再生時間 5時間(ANC利用時)
21時間(ケース込/ANC)
7.5時間(ANC利用時)
22.5時間(ケース込/ANC)
対応コーデック SBC・AAC・aptX・aptX Adaptive SBC・AAC
防水性能 IPX5 IPX5
ノイズキャンセリング
外音取り込み機能

ゲームモード

(低遅延)

-

専用アプリ

-

T2の方が価格面と連続再生時間で優れています。

一方Mini Proの方が最新機なだけあってトレンドコーデックのaptx Adaptive*にも対応。

専用アプリや低遅延になるゲームモードもMini Proの方にしか無い機能です。

スペックだけ見比べると一長一短。

ハイレゾ相当で聴けるMini Proも良いけど、価格面と再生時間に優れるT2も捨てがたいって気がしますよね。

*aptx Adaptive:通信環境に応じて低遅延モードからハイレゾ相当の高音質モードまで自動切り替えで運用してくれるコーデック

音質比較

T2はウォームなサウンド。

Mini Proはクールなサウンド。

どちらも低音にかなりのボリュームがあります。

T2は量感たっぷりな低音ながら輪郭がやや曖昧でモワッと広がるような低音です。

一方、Mini Proはかなりの量感がありつつも締まりがありキレのある低音。

T2の低音は他の帯域にもかかり気味でMini Proをきいた後だと全体的に篭ったように聴こえます。

中音・高音の解像感や全体のサウンドバランスなどもMini Proの方が優れていて音質的にはMini Proの方がかなり優れていると言えるでしょう。

値段以上の差があると感じました。

ノイズキャンセリング比較

こちらはT2の方が若干優れています。

どちらも-35dbの消音効果を謳ったノイズキャンセリングですが、実際には装着時の密閉感に差があるので効き目にも違いが出てきます。

換気扇の風量MAX時のゴオオオというノイズがT2の場合は90%カットするものがMini Proの場合は85%くらいのカット率といった感じです。

この程度の差がT2を選ぶ決定打になるかというと微妙なところ。

外音取り込み機能比較

外音取り込み機能はMini Proの方が優れています。

MIni Proの外音取り込みのほうが自然に近い取り込み音。

逆にT2の外音取り込み音はマイクで拾ったような音がします。

やや雑味が多く、ホワイトノイズもかなり乗ります。

装着感比較

ノイズキャンセリングの比較でも述べた通り、密閉感に差があります。

T2の方が耳の中での存在感が強く、カナル型特有の圧迫感があります。

Mini Proはかなりつけ心地が軽く長時間着けていてもあまり耳が疲れません。

MIni Proの方がだいぶ快適な使い心地です。

操作性・ビルドクオリティなどの違い

同じサウンドピーツ社のイヤホンなので操作性は基本的に同じです。

ただビルドクオリティはかなり違います。

T2はイヤホンケース・イヤホン共に中華系の他メーカーでも良く見かける形状。

要するに量産型で良くも悪くもこの価格帯の平均的なビルドクオリティと言えます。

一方、Mini Proは装着感もそうでしたがケース・イヤホン共に手触りがさらっとしていて使い心地にかなり配慮している印象を受けます。

Mini Proの方がビルドクオリティは高いです。

総評

  判定
値段 T2
機能性 Mini Pro
音質 Mini Pro
ノイズキャンセリング T2
外音取り込み機能 Mini Pro
装着感 Mini Pro
ビルドクオリティ Mini Pro

こうしてみるとMini Proの圧勝のように見えますが、問題は1000円程の値段の差をどう見るかですよね。

低価格帯での1000円差は決して小さくはありません。

しかし個人的には音質だけみても1000円以上の差があると思いますし、使い心地の面でもMini Proのほうがだいぶ優れています。

なので値段差以上の価値がMini Proの方にあり、Mini Proの方がオススメできる。

というのがMini ProとT2の両方を使った筆者の答えとなります。

今回はこれにて終了です。

また次回のレビューでお会いしましょう。