こんにちは、猫居(@KotaNekoi222)です。
レビュー予告していたオーテクSound Realityシリーズの完全ワイヤレスバージョン【ATH-CKR7TW】をが手元に届いたので紹介していきます。
完全ワイヤレスながらHi-Fiサウンドが楽しめる音質追求モデルということで‥
発売前から予約購入していました。
最近は接続の安定した完全ワイヤレスもだいぶ増えてきましたが、ここらでワンランク上の音質をオーテクが出してくるのか非常に気になるところです。
実際の使い心地などはどうだったのか見ていきましょう!
audio-technica ATH-CKR7TW 詳細レビュー
外観・付属品チェック
DAC(AK4375)内蔵など高音質にこだわった設計、その実力は
旭化成エレクトロニクスの「AK4375」を内蔵しているのが最大の売りであろうこのイヤホン。
さらに
- ダイヤモンド・ライク・カーボン振動板と純鉄ヨークを採用した専用設計の11mmドライバー
- ステンレス製アコースティックレジスターを導管部に採用
- デュアルレイヤー・テクノロジー(音響エリアと電気エリアを分割し高解像度再生)
など、細部に渡って音質を追求したようです。
有線イヤホンと比べるとどうしても音質については妥協が必要だった完全ワイヤレスでも本気の高音質が期待できるのかどうかが最大の注目ポイントでした。
で、実際に使ってみてどうだったのか‥
期待を裏切らない音質でした。
オーテクらしい解像度の高さ・明瞭感で、完全ワイヤレスでありがちなパワー不足感がありません。
他のイヤホンでは聴こえなかった細かな音や繊細な表現も出来ていてこれまでの完全ワイヤレスより明らかに良い音だなぁと感じました。
本体の連続使用時間が6時間とかなり長持ち
完全ワイヤレスイヤホンでは1回あたりの本体連続使用時間が3時間程度のものが主流ですが、CKR7TMは6時間と相当に長いです。
充電ケースとの合計は15時間とそう長くはありませんが、トータル再生時間の長さより1回あたりの使用時間が長いことのほうが大きなメリットとなるでしょう。
実際に長時間再生してみたところ、音量95%ほどで5時間連続使用で残りバッテリーが15%でした。
6時間再生できそうですね。
肝心要のBluetooth接続の安定性について
完全ワイヤレスの場合、いくら音質が良かったとしても接続が安定しなければお話になりません。
イヤホンの説明書の中にこんな文章がありました。
【本製品はお買い上げ時には音質を優先したコーデックの設定になっていますが、使用環境によって音が途切れるなど接続状態が不安定になる場合があります。アプリで接続コーデックをSBCに変更することで改善する場合があります。】
なんか不安になりますね‥。
実際に横浜駅を中心に使ってきました。
まず、標準のaptXでの使用。
屋内・電車・普通の道では問題無し。
人混み・交差点などでやや途切れ有り。
横浜駅構内や横浜西口などの混雑する場所では頻繁に途切れ有り。
・・・音質が良くても今どきこれじゃ駄目でしょう。
次に接続重視のSBCでの結果。
こちらでは人混みや交差点もほぼオーケーに。
思った以上に安定感に差が出ました。
朝のラッシュ時の改札前や横浜西口などの最高に混雑するところではやはりやや途切れます。
そこを通過する数分の我慢なのでこれくらいは許容範囲かなと思います。
都会にお住まいの方は接続重視のSBCコーデックでの使用をオススメします。
標準の装着感はイマイチ。付属の3Dループサポートは個人的に必須
装着感は見た目の通りあんまり良くないです。
イヤホンがかなり大きめなので宙ぶらりんになっているような感覚があり、階段を早降りしたときなどにイヤホンがズレていないかついついチェックしてしまいます。
実際は平気なんですが、外れてしまいそうに感じる不安感が常にある感じで不快です。
個人的には付属の3Dループサポートの装着は必須です。
これをつけることでようやくまともな装着感を得られます。
総評:オーテク ATH-CKR7TWの評価
このイヤホン、初期設定はSBCでの接続にすべきだったんじゃないでしょうか。
SBCでも充分高音質ですし、apt-Xでは接続が不安定過ぎました。
3Dループサポートも同様で、平均以下の装着感が標準なら最初から装備しておくべきだったんじゃないかなと。
見た目の野暮ったさに目をつむり、使い方に注意すれば良い音の完全ワイヤレスイヤホンです。
結局、音は良いけど…って評価になってしまいますね。
今回は以上です。
また次回のレビューでお会いしましょう。