猫居のイヤホン (旧:僕は猫だった)

TWSコレクターによるイヤホン/ヘッドホン レビューブログ

SONY WF-1000XM6 レビュー|Technics AZ100やBOSE QCUE2・AirPods Pro 3などと使い比べて違いをチェック

Author:猫居こうた

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SONY WF-1000XM6

  SONY WF-1000XM6
発売日 2026年2月27日
価格
(発売時)
44,550円
連続再生時間
(単体/ケース込)
ANC OFF
12時間/36時間
ANC ON
8時間/24時間
コーデック SBC/AAC/LDAC/LC3
ドライバー 8.4mmダイナミックドライバー
防水性能 IPX4
Bluetooth Ver. 5.3
機能 DSEE Extreme・ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・イコライザー・着脱検知機能・専用アプリ・ワイヤレス充電・急速充電(5分→60分)・Google Fast Pair・Swift Pair
資料 公式サイト
総合評価
 
10/10

こんにちは、猫居です。

趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。

今回レビューするのはSONYのハイエンドTWS、WF-1000XM6。

前作WF-1000XM5もまだまだハイエンド帯で通用する性能ですが、WF-1000XM6となってどれくらいパワーアップしたのか。

音質面はWF-1000XM5・Technics EAH-AZ100と、ノイキャン性能はWF-1000XM5・BOSE QuietComfort Ultra Earbuds 2AirPods Pro 3等と使用比較してチェックしていきます。

SONY WF-1000XM6 外観・付属品チェック

ビルドクオリティについて

前作はイヤホンがツルツルしていて、指でうまくつまめずに滑って落っことしてしまうことがありましたが、今作ではその問題が改善。

ちょっと窪みがついて指でつまみやすくなっている他、ツルツルもなくなっています。

ただ、高級感はあまりないというか、あまりワクワク感のないデザインではありますね~。

イヤホンケースのデザインはシンプルかつ清潔感があって個人的には嫌いではないです。

サイズもTWSの中ではコンパクトな部類。3辺の合計値は前作とそう変わりないのですが、背が高いせいか前作やAZ100と比べて大きく見えますね。

SONY WF-1000XM6 測定データ

遅延測定結果

SONY WF-1000XM6 遅延測定結果

  Android・PC その他 iPhone
通常時

233ms(SBC)
271ms(AAC)
243ms(LDAC)
86ms(LC3)

271ms(SBC)
低遅延時 - -

100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。

ゲームモードがないので普通にそこそこの遅延があります。

動画視聴に関してはNetflixなどアプリ側で遅延補正してくれるものなら問題なく楽しめると思いますが、ゲームは厳しいかなと。

LEオーディオで接続すればゲームも余裕で楽しめるくらいの低遅延となりますが、再ペアリングが必要だったり使える機能に制限もあったりと、結構な手間がかかるのが難点です。

実連続再生時間のチェック

SONY WF-1000XM6 実連続再生時間のチェック音量40%・LDAC・ノイズキャンセリングONでテスト

ハイレゾ+ノイキャンでの運用でも6時間19分再生することができました。

バッテリーは相当に優秀ですね。

去年の実測データと比較しても、ハイレゾ+ノイキャン再生できるイヤホンの平均連続再生時間は約4時間40分だったので、平均よりずっとスタミナがあると言えます。

SONY WF-1000XM6 詳細レビュー

音質評価

ポイント

  • WF-1000XM5よりは音はしっかり良くなっている
  • AZ100と比較すると個人的にはAZ100の方が好み

前作より音質的なレベルはしっかり上がっています。

やや低音寄りの重心だったWF-1000XM5よりバランスの整った良い音になっていますね。低音はWF-1000XM5より膨らみを抑えつつも深度は増していて、力強さがUP。低音の膨らみが抑えられたことでボーカルもより聴きやすくなっております。高音は明瞭感がUPして見通しの良さもぐっと上がりました。

ライバル機Technics AZ100と比べると、1番の違いは低音の鳴らし方ですかね。

AZ100はスピーカーのような圧を感じる低音。これがとても良いのですが、人によってはイヤホンとしては過剰と感じる場合もあると思うので、その場合はボーカル帯とのバランスが取れた適度な迫力のWF-1000XM6のほうが好みに感じるかもしれません。

AZ100のほうが全体…特に高音に艶感、柔らかさが感じられるように思います。これだけの低音を出しつつもしっかり中音、高音も鳴らすAZ100はやはり良いなと、改めて思いました。

WF-1000XM6も前作から音はしっかり良くなっていて、ノイキャンと音質の総合力では再び完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスに返り咲いたと思います。

音質
 
9.7/10

ノイズキャンセリング機能の比較

ポイント

  • 最強には一歩及ばずも、確かな進歩を遂げた強力ノイズキャンセリング

前作も強力なノイズキャンセリングでしたが、消音力はさらにアップしています。

ただ、公式からも性能25%向上とあるように、実感としても劇的アップとはいえないかなと。

他のANCイヤホンと使い比べてみると、最強格のBOSE QCUE2・AirPods Pro 3にはまだ届かない印象でした。

低音ノイズは同じくらい消せているのですが、高音ノイズでちょっと差を感じるところがあって、WF-1000XM6ではサーとノイズが少し残るような場合でも、AirPods Pro 3やBOSE QCUE2ではそれすらもスッと消えてしまうんですよね。

5から6の変化では、ノイキャンの強さよりもノイキャン時の違和感が減って快適性が上がったのが良い変化だったかなと感じます。

メーカー側がアピールしている通り、歩いた時の振動や食べ物の咀嚼音が頭内で響かなくなったという所ですね。自分はイヤホンをしながらものを食べないので気付かなかったですが、今回試してみたら確かに変化していました。

ただ、これはしっかり耳栓をしているような状態になるフォームタイプのイヤーピースを採用しているWFシリーズだからこそ起きやすかった問題点というか、普通のシリコンタイプのイヤーピースであるBOSE QCUE2・AirPods Pro 3ではそもそも気になりませんでした。

でもフォームタイプのイヤーピースなのに、フォームタイプ特有の不快感が排除されているのは素晴らしいことですね。

遮音性や装着時の安定感といったメリットは享受しつつデメリットは排している形になっていて凄いです。

(参考:最強~コスパ機までわかるノイズキャンセリングイヤホンの強度比較表)
最強がわかる!ノイズキャンセリングイヤホンの強さ比較ランキング

ノイキャン
 
10/10

外音取り込み機能の評価

ポイント

  • 物凄い進化、まるでイヤホンをしていないかのような感覚で外音を聞くことができる
  • 他を寄せ付けないくらい圧倒的だったAirPods Pro 3に並ぶレベル

使い比べてみると、WF-1000XM5は外音取り込みをONにすると僅かにサーというノイズが入るのですが、WF-1000XMで6は全く余計なノイズが入らなくなりました。

他のハイエンドTWSとも使い比べてみましたが、外音取り込みのレベル的には圧倒的1位のAirPods Proに並んだと思います。

イヤホンをしていないかのような感覚で外音を聞くことが出来るんですよね。

少し前に外音取り込み特化とも言えるSONY LinkBuds FitというイヤホンがSONYから出ているのですが、LinkBuds Fitは自然さよりも人の声を少し強調した、聞き取りやすさを重視しており、WF-1000XM6のほうが外音取り込みの自然さでは優っているように感じました。

外音取り込み
 
10/10

装着感評価

WF-1000XM4→WF-1000XM5は装着感の変化が劇的でした。

今回はそこまでの変化はないものの、より軽い着け心地となっています。

アプリ内の画像より

豆粒を耳の溝に沿って縦向きに着ける感じで、イヤホンが耳に触れる範囲が小さくなりました。

このおかげか、耳への負担が減ってストレスを感じくくなっていると思います。

イヤーピースだけで支えているような感覚に近いです。

その分、どっしりと安定した感覚は無くなりましたかね。

評価は9点。前作も9点で数字上は差がないのですが、個人的には前作より良いです。

装着感
 
9/10

マイク性能・通話品質

ノイズ処理は相変わらず優秀で、さらに強化された感。

音声も機械で処理した感じが減って、ノイズ処理中の声のざらつきも激減。

非常にクリアで通話しやすいマイク性能へと進化していました。

通話品質 S・A・B・C・D

操作性評価

ついにSONYのワイヤレスイヤホンも操作方法をカスタマイズできるようになりました。

これまで用意されたパターンから選ぶしかなかったのですが、これで好みの配置に設定することができます。

非常に素晴らしい変化なのですが、僕はもう今までの操作方法に慣れちゃってるので、変えずに使います 笑

他社のハイエンドTWSのような特別な機能(感圧センサー式を採用しているとか、スワイプ操作に対応しているとか)は無いですが、普通にストレスのない操作性です。

ノイキャンOFFをループ設定に含めるかどうかなど、細かい設定が可能

操作性 S・A・B・C・D

SONY 独自の便利機能

DSEE Extreme

圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングしてくれます。

アダプティブサウンドコントロール

動きや場所に応じてノイキャン・外音取り込みを自動切り替えしてくれます。

スピーク・トゥ・チャット

自分の声に反応して自動で外音取り込み機能がONに。イヤホンをしたまま会話をすることができます。

BGM機能

店内で聴こえてくるBGMのように音楽を聴くことができる機能。音の加工感はやや強め。

マルチポイントの挙動を制御可能

AZ100にも同様の機能があります。

まとめ

メイン機能評価

音質
 
9.7/10
ノイキャン
 
10/10
外音取り込み
 
10/10
装着感
 
9/10

使い勝手評価

操作性 S・A・B・C・D
携帯性 S・A・B・C・D
便利機能 S・A・B・C・D
通話品質 S・A・B・C・D

総評:10/10

総合力に優れるSONYのハイエンド完全ワイヤレスイヤホンが全面的にパワーアップして帰ってきました。

個人的に特に良くなったと感じたポイントは

  • 高音域の見通しの良さ
  • まるでイヤホンをしていないかのような外音取り込み機能
  • 操作方法をカスタマイズ出来るように
  • クリアでノイズに強いマイク性能

逆にイマイチだったポイントは

  • イヤホンのデザイン

性能には直接関係ないものの、値段が値段だけにワクワクするデザインであってほしいですよね 笑

音質を重視するなら1番手とはならないかもですが、ノイズコントロール性能や使い勝手も加味すると間違いなくハイエンド帯での有力な候補となるでしょう。

今回は以上です。

また次回のレビューでお会いしましょう。