
| QCY H3S | |
| 発売日 | 2025年10月30日 |
| 価格 <発売時> |
7,280円 |
| 連続再生時間 (ANC ON時) |
102時間(58時間) |
| コーデック | SBC/AAC/LDAC |
| ドライバー | デュアルダイナミックドライバー 40mm+13mm |
| 防水性能 | - |
| Bluetooth Ver. | 6.0 |
| 機能 | マルチポイント・ノイズキャンセリング・外音取り込み・イコライザー・空間オーディオ・低遅延モード・急速充電(10分→7時間) |
| 資料 | - |
| 総合評価 |
|
9/10 |
|---|
こんにちは、猫居です。
今回レビューするのはQCYのワイヤレスヘッドホン、H3S 。
去年レビューしたH3 Proと何が違うのか、どちらが良いのか。
名前からはちょっとわかりにくいですね。
デュアルドライバーになっていたりノイキャン公称値も-50→-56になっていることから、H3Sが上位機なのだと思いますが…
実際のところ、どんな違いがあるのかH3SとH3 Proを使い比べてチェックしてみます。
本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
QCY H3SとH3 Proの比較レビュー
外観の違い
前作H3 Proよりビルドクオリティはアップしていると感じました。
主な違い
ヘッドバンドがアルミ?になって剛性がアップしています。スライダーもシームレスな見た目になってデザイン的にも◎。

パッドの厚みも増しています。


ヒンジの動きも滑らかに。

全体的に質感の向上が見られました。
ただ、AUX端子が無くなって有線接続はUSB-Cでの接続のみとなったのが残念なところ。
【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
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外箱・付属品

付属品リスト
- USC Type-C
- 説明書類
重さ・サイズの違い
H3S

H3 Pro

少しだけH3Sのほうがコンパクトです。
横幅が小さくなっており、これが側圧にも関係してきますが、詳細は装着感の感想で触れます。
重さもアルミが採用された影響化か、少しUPしていますね。
遅延測定結果

| Android・PC その他 | iPhone | |
| 通常時 | 349ms(SBC) 382ms(AAC) 272ms(LDAC) |
382ms(AAC) |
| 低遅延時 | 115ms(SBC) 191ms(AAC) 141ms(LDAC) |
191ms(AAC) |
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。
アプリまたはボタン操作でゲームモードを起動できます。
ゲームモードをONにすると目に見えて遅延が少なくなりました。
AACでは少し物足りない数値ですが、それ以外なら普通のゲームはストレスなく遊ぶことができそうです。

音質の違い
ノイズキャンセリングON/OFFで音が大きく変化します。
OFFだと低音がごっそり減ってこのヘッドホンの強みがちょっと減ってしまうかなと感じました。
今回比較対象としたH3 Proでも同様の現象を確認しています。
ONでは力強い低音が特徴的なドンシャリサウンドといったところでしょうか。
初代のH3はやや緩めな低音が支配的な熱気を帯びたサウンド。
H3 Proは一転して低音は少し控えめなバランス寄りサウンド。
そして今回、H3Sでは重低音がしっかりでてキレもある、迫力の感じられる低音となって帰ってきました。
このシリーズの中で低音の質感は1番良いと思います。
高音もH3 Proよりは出る印象で、逆にボーカルは前のめりだったH3 Proよりはやや後方から出ているかなという感じの、わかりやすくドンシャリした音です。
逆に低音はそんなにいらないって場合はANCをオフで使うかH3 Proを選択肢に入れるといいかもしれません。
アプリのイコライザー機能
数種類のプリセットとカスタムEQが用意されています
| 音質 |
|
7.8/10 |
|---|
空間オーディオ機能について
切り替えるのに再起動が必要。LDACとの併用も不可となっています。
実際に空間オーディオで聴いてみた感想ですが、これは…個人的には無しですね 笑
カラオケみたいな聴こえ方になって、違和感強めです。
ノイズキャンセリング機能の比較
ノイキャン公称値が-50dBから-56dBにあがっている通り、作よりノイキャンの効きは良くなっています。
ただ、めちゃくちゃノイキャンが強くなったかというと、そこまでの大きな変化はないですね。
高級機のように大きなノイズを無音にするほどではないです。
かなり大きなノイズでも大きく低減でき、そのカット具合が前作よりベール2枚分くらいノイズが遠のいて聞こえるという感じ。
クーポンやセールで6,000円台で買えるANCヘッドホンですが、U1万円のではかなり強力な部類に入ると思います。
アプリのANCモード選択画面

(参考:ノイズキャンセリングイヤホンのおすすめがわかるノイキャン強度比較表)
| ノイキャン |
|
8.5/10 |
|---|
外音取り込み機能の変化
前作は外音を取り込む量が少し落ちて小声だとやや聞き取りにくかったのですが、今作ではしっかりと音量が確保できるようになりました。
ヘッドホンをしたままヘッドホンをしていないときとほとんど変わらない感覚で人の声を聞くことができます。
余計な雑音も大きくは拾わないですし、かなり使いやすい外音取り込み機能です。
| 外音取り込み |
|
9/10 |
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装着感の比較
前作よりコンパクトになった影響か、少しだけ側圧が強くなっています。
ただ、イヤーパッドのクッションが前作より厚くなっており、頭への負担が増えた感じはそれほどしません。
むしろ装着したときの安定感が増してより万人受けしやすくなったように思います。
自分は側圧が強いとすぐ頭痛を起こすタイプなので、なるべく軽い着け心地のヘッドホンが好みなのですが、それでも軽い着け心地だった前作と比べて評価は五分くらい。
しっかりフィットするほうが好みという方には前作より今作のほうが明らかによいと思いますし、こちらのほうが多くの人に合いそうかなと思います。
| 装着感 |
|
9/10 |
|---|
マイク性能について
声のクリアさは前作より良くなっている印象でした。
ただ、風切音には相変わらず弱いですね。
周囲のノイズ処理も前作よりうまくなっているのですが、ノイズ処理中は声が結構劣化します。
通話の際はなるべく室内で使ったほうが良さそうです。
| 通話品質 | S・A・B・C・D |
|---|
操作性評価

多機能ボタンだけでなく、音量ボタンにも割り振り可能となっています。
曲送りと曲戻しを割り当てるのもアリですね。
カスタマイズ性が高く、反応も問題なし。
普通に操作しやすいです。
| 操作性 | S・A・B・C・D |
|---|
専用アプリ【QCY APP】の主な機能
アプリで使える機能は基本的に前作と同じです。
主な機能一覧
- ノイズコントロール
- イコライザー
- 空間オーディオ
- ゲームモード
- LDACのON/OFF
- マルチポイントのON/OFF
- ファームウェアアップデート
ホーム画面

サウンド画面

設定画面

使って気付いた注意点
LDACとマルチポイント/空間オーディオ機能は併用できない

LDACをONしているときはマルチポイントは利用できません。
LDAC+空間オーディオも不可でした。
マルチポイントは割り込み可
マルチポイントの挙動について。
QCY H3Sのマルチポイントは割り込み再生可能なタイプでした。

まとめ

メイン機能評価
| 音質 |
|
7.8/10 |
|---|---|---|
| ノイキャン |
|
8.5/10 |
| 外音取り込み |
|
9/10 |
| 装着感 |
|
9/10 |
使い勝手評価
| 操作性 | S・A・B・C・D |
|---|---|
| 便利機能 | S・A・B・C・D |
| 通話品質 | S・A・B・C・D |
総評:9/10
前作H3 Proのレビュー時に指摘した『低音があまり出ない』『外音取り込み機能の取り込み量が落ちた』といった問題点がしっかり改善されていたのが良かったです。
音質・ノイキャン・装着感と全体的に性能が底上げされており、満足度は確実にアップしていると思います。
マイナスポイントはAUX端子が無くなったことくらいでしょうか。
値段も相変わらず競合メーカーより少し安い設定ですし、コストパフォーマンスは良いと思います。
今回は以上です。
また次回のレビューでお会いしましょう。





