*2018年7月22日 追記
先日Amazonプライムデーに先行発売されたLiberty Liteのレビュー記事を書きました。
よかったらこちらもチェックしてみてください!
→(【Anker】Soundcore Liberty Liteをレビューします!無印Libertyや+との違いも紹介)
いよいよ発売されたAnkerの真打ち、Zolo Liberty+。
2017年の終わりに発売された無印のZolo Libertyは衝撃的なデビューでした。
アンダー1万の完全ワイヤレスならLibertyしかないでしょってくらいに他を圧倒する出来。
(参考:【Anker】Zolo LibertyをERATO VERSEと比較しながらレビューします【完全ワイヤレスイヤホン】)
となればLiberty+への期待も否応なしに高まるというものです。
似たようなものを2つ買うのはちょっとなぁ・・・と思いつつも結局買ってしまいました 笑
無印と比べてLiberty+のほうはどうなのか!?
どちらを買うのがおすすめなのか見ていきたいと思います!
写真レビュー
充電ケースの違い
ぱっと見では同じものかなと思っていたんですが、比べてみると全然違いました。
Liberty+ケースのほうが無印より一回りコンパクトです。
見た目だけでなく手触りも無印より高級感あり。
無印と違ってイヤージャケット装着状態でも充電可能。
しかし、この部分は無印もそうすべきだったんじゃないですかねー‥。
また、ケースへの収まりもカチッとすんなり入って良い感じです。
無印はケースにしっかりハマったのか?充電されているのか?ちょっとわかりにくいところがあったので。
一方でイヤホンの取り出しやすさは無印のほうが上だと思います。
自分みたいに爪伸ばしてない人は滑って取り出しにくいかもしれません。
イヤホン本体の違い・装着感
こちらもケース同様、比べてみるとデザインが少し違うだけでなく大きさも違いました。
無印よりLiberty+のほうが一回り大きいです。
イヤージャケットがデフォルトで装着されているので、優しい付け心地。
ですが、フィット感は無印のほうが上ですね。
Liberty+のほうがハウジングが大きく、丸々と太ったどんぐりのような形状なのでフィット感が損なわれているんでしょう。
それをイヤージャケットで補っているんでしょうが、耳に合うイヤージャケットが見つからなかったらちょっと悲惨なことになるかもしれません。
数種類ジャケットが用意されているので大半の人の耳には合うとは思いますが‥。
外音取り込み機能をSONY WF-1000と比較
OFF時とON時で良くも悪くも明確に違いを感じます。
WF-1000は自然に外音を拾ってくれますが、Liberty+は無理やり拡張したような音。
その分、取り込み機能自体はWF-1000より強力かな。
ただ、マウスのクリック音や指をポキポキ鳴らしたときの音・服のこすれる音など不要な音までやたらと拾うのが『うまいこといってないなぁー』と感じる部分です。
かといって曲を聴きながら普通に喋っている人の声を拾えるほどではありません。
(SONYのヘッドホンWH-1000XM2などでは可能)
電車のアナウンスなどは問題なく拾えます。
操作性もちょっと気になる所あり。
WF-1000ではボタンクリックでON/OFFが簡単に素早く切り替えられますが、Liberty+ではボタン長押し三秒。
(アプリでも切り替え可だが余計に時間かかる)
個人的にはよく使う機能なのでこの作業はやや手間に感じます。
常時ONにしておくには雑音を拾いすぎるし、かといってとっさに必要な時にONにするには長押しが必要という何ともチグハグな印象です。
SONYオーディオのアンビエントサウンドモードは毎日使用しているので、Liberty+の外音取り込み機能はかなり気になっていました。
結果としては、SONYの外音取り込み機能は良く出来てるんだなぁと改めて感心してしまいました。
Liberty+の外音取り込み機能が目当てでコレを買うのは微妙かなと。
外音を取り込めるのはやっぱり便利なんですが、機能ONの間不快なノイズまでバンバン耳に飛び込んでくるのは正直きついです。
この機能は『無いよりはあったほうが良いよね』くらいに見ておきましょう。
(参考:SONYの完全ワイヤレスイヤホンWF-1000Xをレビューします【ノイズキャンセリング機能搭載】)
音質について
低音・中音・高音とどの音も満遍なく高いレベルで良い感じに出ます。
解像度も高く優等生ですね。
どんな曲もいけるでしょう。
無印と比較すると明瞭さが増し、音の深みを感じます。
音のレベルは確実に1ランク上をいっていると思います。
また、専用アプリのZolo Lifeにイコライザ機能があります。
これを使うことである程度好みの音に近づけることができるのは良いですね。
種類は5種類とパターン自体は少なく、微調整は聴きませんが。
Bluetooth接続の安定性
- 家中 - 安定
- 街歩き - 安定
- 地下鉄 - 安定
- 満員電車 - 安定
無印では街歩き中に左右の接続が途切れることが、若干ですがありました。
Liberty+では左右が途切れることがほとんどありません。
(と言いますか、今のところありません)
デバイス側とイヤホンの接続が一瞬途切れることが極稀にあるので全く途切れないとはいえませんが、これまでのどの完全ワイヤレスより安定しています。
総評:Zolo Liberty+の評価
音質・Bluetooth接続・機能性・・・
現時点で買える1万円台の完全ワイヤレスイヤホンでもっともトータルバランスに優れた完全ワイヤレスイヤホンだと思います。
特に接続の安定感はもっと高額な完全ワイヤレスを含めても他の追随を許さない出来なので、そこに惹かれる人は買う価値めちゃくちゃあると思います。
ただ、コストパフォーマンスでは無印のほうがインパクト大きかったですね。
無印も半値ながら十分に安定したBluetooth接続を実現していますし。
個人的には外音取り込み機能が微妙だったのが残念。
ジョギング用に防水+外音取り込みは最強の組み合わせではあるものの、日常使いにはちょっと微妙なところです。
両方使ってみると、無印より音質・Bluetooth接続がさらに向上。一方で装着感はやや劣化。外音取り込みやアプリはおまけ程度の効果といった感じ。
これに無印の2倍の価値を見いだせるかどうか。
結局の所どちらがおすすめかと言いますと‥
すでに1個以上完全ワイヤレスイヤホンを購入したことがある方はLiberty+で間違いないでしょう。
既存の機種で不満に感じてた部分が解決されると思います。
初めての完全ワイヤレスイヤホンやコスパ重視の方なら無印のほうがおすすめかなと。
ただ、接続切れがひどい地域での使用が予めわかっている場合は+にしましょう。
期待値が高かった分ちょっと厳し目の採点になってしまったかもしれませんが‥
2万円まででもっともクオリティの高い、よく出来た完全ワイヤレスイヤホンであることは間違いありません。
今まで他の完全ワイヤレスイヤホンでストレスを感じていた方にこそおすすめです!