
| SOUNDPEATS H3 | |
| 発売日 | 2025年5月23日 |
| 価格 (発売時) |
15,880円 |
| 連続再生時間 (単体/ケース込) |
ANC OFF 7時間/37時間 ANC ON 4時間/?? |
| コーデック | SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless/LDAC |
| ドライバー | バランスド・アーマチュアドライバー×2 + 12mmダイナミックドライバー |
| 防水性能 | IPX5 |
| Bluetooth Ver. | 5.4 |
| 機能 | ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・マルチポイント・ゲームモード・イコライザー・専用アプリ・急速充電(5分→2時間) |
| 資料 | 公式サイト/説明書 |
- 解像度が高く、分離感も非常に良好
- 音質特化だったOperaとは違い、ノイズキャンセリングも強力なものに
- 装着感や使い勝手にも改善がみられる
- 風切音がかなりノイジー
- ノイキャンON時の連続再生時間が短め
- イヤホンケースのスケルトン部分に傷がつきやすい
| 総合評価 |
|
8.5/10 |
|---|
■SOUNDPEATS H3 クーポン情報
5%OFFコード:SPH3XZK02
有効期間:~2025年9月30日
対象店舗:Amazon SOUNDPEATS公式ページ
こんにちは、猫居です。
趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。
今回レビューするのはSOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン、H3です。
BAドライバー2基+DDドライバー1基というハイブリッド構成のフラッグシップTWS。
2023年にレビューしたSOUNDPEATS Opera 05と同じドライバー構成ですね。
Opera 05は値段の割に音質がとても良い、しかし装着感やノイキャンの精度にはやや課題ありと言った感じでした。
最新作のH3ではどのような変化があったのか、実際に使い比べてチェックしていきます。

本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
SOUNDPEATS H3 外観・付属品チェック
イヤホン本体
Opera 05は耳の外側に出っ張るデザインでしたが、今作ではIEMっぽい形状に。
色味もOpera 05はキラキラの金色なのに対して今作はシャンパンゴールドというか、柔らかい金色になったのが個人的には良い変化と感じました。


【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
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イヤホンケース
イヤホンケースは上蓋のスケルトンデザインでおしゃれさを演出。
Opera 05はケースからイヤホンを取り出しにくいのがちょっと難点でしたが、今作では指をいれるスペースが広く取られて改善されています。
ただ、スケルトン部分は普通のプラ素材っぽいので簡単に傷がつきそうでちょっと怖いです。


【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
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外箱・付属品

付属品リスト
- イヤーピース
- 充電用 USB Type-C ケーブル
- 説明書類
- Peatsくんステッカー
SOUNDPEATS H3 測定データ
重さ・サイズ実測値

| ケースサイズ | 縦:48.4mm 横:70.9mm 高さ:31.0mm 三辺合計:150.3mm |
| 重さ | イヤホン:6.3g ケース:41.5g |
最近のTWSとしてはやや厚みのあるイヤホンケース。
ポケット入れると多少存在感を感じますね。
イヤホンの重さもそこそこありますが、Opera 05(7.2g)よりは少し軽くなっています。
| 携帯性 | S・A・B・C・D |
|---|
(参考:小さい順|完全ワイヤレスイヤホン・イヤホンケースサイズ比較表)
遅延測定結果

| Android・PC その他 | iPhone | |
| 通常時 |
288ms(SBC) |
317ms(AAC) |
| 低遅延時 | 113ms(SBC) 149ms(AAC) 111ms(aptX) 194ms(aptX Adaptive/高音質モード) -(LDAC) |
149ms(AAC) |
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。
イヤホン操作またはアプリからゲームモードにすることで低遅延に切り替えることができます。
また、aptX Adaptiveには内部的に高音質モードと低遅延モードがあり、音声ソースに応じて自動で切り替わります。基本的には任意に切り替えることは出来ません。
(イヤホンの機能であるゲームモードとaptX Adaptive/低遅延モードは別物)
そして、LDAC接続中はゲームモードが使えない仕様みたいなので測定結果はありません。
遅延の値はかなり優秀。
音ゲーは厳しいですが、普通のゲームなら問題なく遊べるでしょう。
LDACではゲームモードが使えないこともあり、ゲームに使うのは厳しいです。
アプリからコーデックを切り替えましょう。(アプリでマルチポイントをONにするとLDACがOFFになる)
実連続再生時間について・バッテリーチェック

ノイキャンON/音量40%/LDAC
3時間21分再生時点でのバッテリー残量
このあと間もなくL側が脱落しました
- 1時間再生→バッテリー残量80%
- 2時間再生→バッテリー残量50%
- 3時間再生→バッテリー残量20%
- 3時間22分再生→バッテリー残量0%
ノイキャンON時の連続再生時間が公称4時間であることからもわかるように、ノイキャンを使っていると電池の減りは結構早いです。
最近はバッテリー持ちの良いイヤホンも増えてきているので、相対的に少し寂しい数字ですし、体感でもかなり減りが早いと感じました。
休日などに長時間利用する機会がある方は要注意です。
交換イヤーピース対応表

| SONY ハイブリッドイヤーピース(M) |
◯ | AZLA SednaEarfit Crystal(M) |
◯ |
| SONY トリプルコンフォートイヤーピース(M) |
◯ | AZLA SednaEarfit Crystal 2(M) |
◯ |
| オーディオテクニカ AT-ER500(M) |
◯ | final TYPE E(M) |
◯ |
| NUARL Magic Ear+7 |
◯ | Spinfit OMNI |
◯ |
| COMPLY TWo-220-C(M) |
- | 日本ディックス COREIR BRASS(M) |
◯ |
| radius HP-DME2(M) |
◯ |
最近のTWSで多い楕円形ノズルではないため、多くのイヤーピースと適合しました。
イヤホンケースの溝も余裕があります。
SOUNDPEATS H3 詳細レビュー

音質評価
まず最初に、ファームウェアアップデートすると劇的に音が変わったので、まずはファームウェアアップデートすることをおすすめします。
初期状態ではめちゃくちゃ低音が支配的なサウンドで、何か思ってたのと違うという感じだったのですが、ファームウェアを最新のものにすることでバランスの取れた音となりました。
ファームウェアアップデート後はOpera 05と比べてもより解像度が高く、楽器の音それぞれが非常に明瞭に鳴ります。
低音はデフォルトではOperaの方が出ますが、H3はイコライザーで持ち上げるとかなりパワーのある低音を鳴らすこともでき、素性の良さを感じられると思います。
ただ、情感とか艶感とかはあまり感じられず、割と分析的な鳴り方をするので、そのへんを面白みがないと感じる方もいるかもしれません。
ハイブリッドながら一体感があり、情感表現豊かな音を鳴らすOpera 05とは結構性質の違う音なのかなと。
どちらが良いと感じるかは好みの問題かもしれませんが、1万円前半で購入できるTWSとしては普通に良い音だと思います。
| 音質 |
|
8.6/10 |
|---|
アプリのイコライザー画面

ノイズキャンセリング機能のチェック
公称値-55dBのノイズキャンセリングを搭載。
これはコスパ高で人気のSOUNDPEATS Air5 Proと同等の数値となりますね。
実際に使い比べてみると、マイルドなノイキャンだったOpera 05とは違い、本格的な消音力を体感できました。
低音ノイズは大幅にカットできていますし、消えにくい中音・高音にもこの価格帯のものとしては結構効きます。
Air5 Proと比べてみると、低音ノイズはH3のほうがカットできており、かなり煩いノイズでも静寂に近いところまで消せていました。
逆に高音ノイズはAir5 ProよりH3の方がほんの少し目立つかなという印象。
トータルでみると同等か、少しH3の方が体感きいているように思いましたね。
なので、SOUONDPEATS史上最強ノイキャンという謳い文句もあながち大げさではなさそうです。
しかし、ちょっと問題点もありまして…
マイクの位置が悪いせいか、風が吹くとバリバリバリという強烈な風切音が入ってきてしまうんですよね。
このせいで強風時などは正直使いにくいかなと。
電車などでは充分活躍すると思いますが、環境を選ぶノイキャンといった感じです。
(参考:最強~コスパ機までわかるノイズキャンセリングイヤホンの強度比較表)
| ノイキャン |
|
9/10 |
|---|
外音取り込み機能の評価
外音取り込み機能はOpera 05の方が良かった印象。
機能をONにするとサーというノイズが結構強めに入ります。
余計な音までかなり集音してしまうので、周囲の雑音がうるさい場所ではやかましくなってしまってあまりONにしたくない感じに。
Operaはそういった雑味が少なくて使いやすかったので、この点は少し残念ですね。
| 外音取り込み |
|
7.5/10 |
|---|
装着感評価

装着時の見た目
IEMっぽい構造が耳に合うかどうかが全てな気もしますが、ひとまず自分にはよく馴染んでくれました。
耳に添えるだけに近い感覚ながらしっかりと密閉感を確保。
圧迫感がなく、それでいて若干のゆとりを感じられて非常に快適です。
Opera 05は中々安定させるのが難しい装着感だったので、この点にも改善がみられたのはよかったと思います。
| 装着感 |
|
9/10 |
|---|
マイク性能・通話品質
くっきりはっきりとしたクリアなボイス。
室内での通話はとても聞き取りやすかったです。
一方で、風切音は結構入ります。
また、周囲のノイズもある程度はカットしてくれますが少し拾ってしまい、ノイズ処理中は声の劣化も結構強めでした。
したがって通話するときは室内など安定した環境で使ったほうが良さそうです。
| 通話品質 | S・A・B・C・D |
|---|
操作方法と操作性評価

初期設定の操作方法
操作方法はカスタマイズ可能
全ての操作をカスタマイズ可能です。
ノイズコントールのループから『ノーマル』を外せない点だけは残念ではありますが、
『ノイキャン』→『外音取り込み』→『ノーマル』→『ノイキャン』→…ループ
割り当てできる操作も多いので好みの配置を作れると思います。
割り当て可能な操作方法

| 操作性 | S・A・B・C・D |
|---|
専用アプリ【Peats Audio】の主な機能
主な機能一覧
- ノイズコントロール
- イコライザー
- 操作方法のカスタマイズ
- ゲームモード
- 装着感テスト
- マルチポイント⇔LDACの切り替え
- ファームウェアアップデート
ホーム画面

その他の機能画面

注意点
LDAC接続時は使える機能に制限がある

LDAC接続時はマルチポイントやゲームモードが使用できません。
アプリの表示ではその他にもムービーモードなどの名前も挙がっていますが、H3にそのような機能はありません。
マルチポイントの挙動について
マルチポイントの挙動について。
H3のマルチポイントは割り込み再生不可でした。

まとめ

メイン機能評価
| 音質 |
|
8.6/10 |
|---|---|---|
| ノイキャン |
|
9/10 |
| 外音取り込み |
|
7.5/10 |
| 装着感 |
|
9/10 |
使い勝手評価
| 操作性 | S・A・B・C・D |
|---|---|
| 携帯性 | S・A・B・C・D |
| 便利機能 | S・A・B・C・D |
| 通話品質 | S・A・B・C・D |
総評:8.5/10
H3はOpera 05の課題だったノイキャン性能や使い勝手がしっかりと改善されていました。
特にノイズキャンセリングの性能が大きく向上していたのは良かったです。
音質面でも解像度や分離感はOpera 05を上回っており、各楽器の音を非常に明瞭に聴き分けることができます。
ただ、情感表現や音の一体感という意味ではOpera 05のほうに味がある、上手さを感じるのも事実なので、音の良し悪しについては好みの問題かもしれません。
また、Opera 05の問題を解決したのはいいものの、風切音がかなりノイジーであるとか連続再生時間が短いとかっていう新たな課題も出てしまっています。
まとめると、
- この価格で買えるTWSとしては音質もノイキャンもかなり良い
- Opera 05より使いやすくなったけど、まだ一癖ある
といった感じでしょうか。
デメリット部分が飲み込めそうなら音質とノイキャンの総合力はかなり高いので満足の行く一品となりそうです。
今回は以上となります。
また次回のレビューでお会いしましょう。










