猫居のイヤホン (旧:僕は猫だった)

TWSコレクターによるイヤホン/ヘッドホン レビューブログ

SOUNDPEATS Clip1 レビュー|過去作のCCやUUと使い比べて違いをチェック【イヤーカフ型イヤホン】

Author:猫居こうた

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SOUNDPEATS Clip1

  SOUNDPEATS Clip1
発売日 2025年8月25日
価格
(発売時)
約9,980円
連続再生時間
(単体/ケース込)
8時間/40時間
コーデック SBC/AAC/LDAC
ドライバー 12mmデュアルマグネットドライバー
防水性能 IPX5
Bluetooth Ver. 5.4
機能

着脱検知・マルチポイント・Dolby Audio・イコライザー・専用アプリ・急速充電(10分→2時間)

資料  公式サイト/説明書
  • 明瞭で女性ボーカルがよく映えるサウンド
  • 軽さと安定感を両立した装着感
  • Dolby Audio機能で臨場感あるサウンドが楽しめる
  • LDAC接続中は使える機能に制限がある
  • 操作方法のカスタマイズ性が低い
総合評価
 
9/10

■SOUNDPEATS Clip1 クーポン情報
10%OFFコード:SPCLIP1HR01 (SHOP内クーポンと併用可)
使用期限:~2025年9月30日

利用できる店舗:Amazon SOUNDPEATS公式SHOP


こんにちは、猫居です。

趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。

今回レビューするのはSOUNDPEATSのイヤーカフ型イヤホン、Clip1。

ハイレゾコーデックのLDACや2台同時接続可能なマルチポイントに対応。

ここまでは従来のSOUNDPEATSのオープンイヤー型でも対応していましたが、今作ではさらに立体的なサウンドが楽しめるDolby Audioや着脱検知機能まで搭載。

どんどん豪華な仕様になっていってますね。

同じSOUNDPEATSのイヤーカフ型イヤホンで音質評価の高いCC(PearlClip Pro)、Clip1と同形状のUU(POP Clip)と使い比べしながら違いをチェックしてみます。

本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。

SOUNDPEATS Clip1 外観・付属品チェック

イヤホン本体

形状はUUと同じです。

CCは耳に当たる部分がシリコンなのですが、UUとClip1はプラなので耳あたりの柔らかさに少し違いがあります。

 

【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】

 

イヤホンケース

イヤホンケースは普通の完全ワイヤレスイヤホンの物のようなデザイン。

傷や指紋がつきにくい加工がされています。

 

【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】

 

外箱・付属品

SOUNDPEATS Clip1 外箱・付属品

付属品リスト

  • 充電用 USB Type-C ケーブル
  • 説明書類
  • ピーツくんステッカー

SOUNDPEATS Clip1 測定データ

重さ・サイズ実測値

SOUNDPEATS Clip1 重さ・サイズ 実測値

ケースサイズ 縦:49.0mm
横:71.4mm
高さ:35.3mm
三辺合計:155.7mm
重さ イヤホン:5.4g
ケース:44.8g

平べったいケースのCCなどと比べると、普通のTWSっぽいケースのClip1はやや厚みのあるケースになっています。

CCのケース

(参考:小さい順|完全ワイヤレスイヤホン・イヤホンケースサイズ比較表)

音漏れ測定結果

音量何%まで音漏れしないのかチェック。

パーソナルスペース(45cm)分の距離をあけて家族にイヤホンを装着してもらい、自分の耳と計測器で確認しました。

音漏れチェック

結果、23%から極小の音漏れを確認。

20%までに抑えれば静かな図書館などでも問題なく使えると思います。

20%でもながら聴きには充分な音量があり、オープンイヤー型イヤホンとしてはかなり音漏れしにくい部類でした。

優秀です。

SOUNDPEATS Clip1 詳細レビュー

音質評価

まずLDACで聴くかどうかというところからなんですが、個人的にはLDACをOFFで聴いたほうが良い音なんじゃないかなと思いました。

と言いますのも、LDACをONにすると低音補正技術のDynamicEQ ProがOFFになってしまうんですよね。(排他の関係で両方はONにできない)

DynamicEQがOFFだと低音部分がごっそり減ってしまって淋しい感じなので、SBCやAACで聴いたほうが心地良いかなと。

次に似た形状のUUと聴き比べてみると、明らかにClip1の方が音が良いのがわかります。

UUよりClip1の方が明瞭で、カサつきも少ないです。

さらに音質評価の非常に高いCCとも聴き比べてみました。

CCよりも低音が深いところまで出ている印象。ただ、量感自体は適量といった感じでそれほど重々しい低音を出すわけではなく、全体を下支えするに充分な量感と深さをもったスッキリした低音です。

低中域~中域にかけてはCCの方がかなり厚みがあるように感じました。Clip1はこのあたりはかなりスッキリしています。ただ、ボーカル域は主張するので非常に声の通りは良いです。男性ボーカルは太さや迫力を感じにくく、やや線が細い印象ですが、女性ボーカルは非常に明瞭で聴き応えがありますね。

高音は割と近い質感で、どちらも1万円以下のイヤーカフ型としては良好ではないでしょうか。

厚みのある低音や男性ボーカルの力強さを重視するならCC、スッキリした明瞭さや女性ボーカルを重視するならClip1を選ぶと良いかなと思いました。

アプリのイコライザー画面

適応型EQ=聴力テストを通じて最適なイコライザー設定を提案してくれる機能
気に入ったら使うくらいの感覚で良いかと思います

Dolby Audioについて

2種類のモードを搭載

アプリから『Dolby Audio』をONにすることで利用可能。

レビュー投稿前にファームウェアアップデートがあり、『Dolby Audio』と『DynamicEQ Pro』が同時ONできるようになりました。

これまでのバージョンでは『DOLBY Audio』と『DynamicEQ Pro』とは排他の関係にあったので、LDACのときと同様に低音がひっこんでしまっていたんですが、この変更により臨場感ある立体的なサウンドが楽しめるようになりました。

以下、以前のバージョンでの感想

以前レビューしたAnker Soundcore Liberty 5Shokz OpenDots ONEの『Dolby Audio』でも触れたように、各社が独自に搭載している空間オーディオ的な機能は横の広がりは感じるものの、縦はそれほどでもないんですよね。それが『Dolby Audio』だとかなり立体感のある音が楽しめます。

Anker Soundcore Liberty 5は1万円半ば、Shokz OpenDots ONEは2万円半ばでしたがClip1は1万円以下にしてこの機能を搭載しているのは凄いですね。

ただ、ここでもDynamicEQ Proを同時にONにできない問題がありまして…

どうしてもOFFだと低音が引っ込んでしまうので臨場感は控えめ。低音の迫力が欲しいようなコンテンツではOFFの方が良いでしょう。

装着感評価

SOUNDPEATS Clip1 装着時の見た目

装着時の見た目

UUと同じように平たく面積のあるバッテリーコンパートメントを耳の裏に当てて挟むことで安定したフィット感を実現するタイプです。

SOUNDPEATS Clip1とUUの比較

初期のイヤーカフ型はCCのような雫状のものをイヤリングのように挟む感じでしたが、これだと人によってはズレやすかったりして装着感が安定しない問題がありました。

SOUNDPEATS Clip1とCCの比較

CCは耳に当たる部分がシリコン、Clip1はプラという違いから耳あたりの優しはCCの方が上なのですが、Clip1も耳につけていて圧迫感はほとんど感じません。

軽さと安定感を兼ね備えた良好な装着感と言えると思います。

操作方法と操作性評価

左:初期の操作方法 右:割当できる操作

タッチセンサー式を採用。

UUと同じように誤操作の心配がない物理ボタン式だと嬉しかったのですが。

UUはこの位置に物理ボタン

また、現状ではシングルタップは誤操作防止のために廃止されているようです。

割当できる操作は多くても割当られる箇所が少ないという…

カスタマイズ性についてはちょっとSOUNDPEATSらしくない印象を受けました。

操作性は物理ボタン式のUUが圧倒的に優位。

雫状のCCは誤タップが多め。

Clip1はCCほど誤タップしないけどカスタマイズ性は低い、といった感じですね。

UU>>>Clip1>CCの順に操作しやすいと思います。

マイク性能・通話品質

聞き取りやすいクリアな音声でした。

風切音も割としっかりとカットしてくれます。

周囲の騒音は多少入ってしまっていましたかね。また、ノイズ処理中は声が結構ビリビリとなってしまっていたかなと。

外使用でも風の影響を受けにくく使いやすいですが、うるさい場所での通話は避けたほうが無難です。

専用アプリ【PeatsAudio】の主な機能

主な機能一覧

  • イコライザー
  • Dolby Audio
  • ゲームモード
  • LDACとマルチポイントの切り替え
  • 操作方法のカスタマイズ
  • ファームウェアアップデート

ホーム画面

 

その他の設定

使って気付いた注意点

LDACとマルチポイント・ダイナミックEQ・ゲームモードは併用不可

LDACをONにしようとすると↑画像のようなメッセージが表示され、マルチポイント接続はOFFになります。

低音を補正してくれるダイナミックEQが使えないのが痛いところです。

マルチポイントの挙動について

SOUNDPEATS Clip1のマルチポイントは割り込み再生不可でした。

総評

SOUNDPEATS Clip1

総評:9/10

CCの音質、UUの装着感・使い勝手、それらのいいとこ取りをしたイヤホンがClip1となったら良いなと思っていたのですが、現状はそこまではいっていないようです。

物理ボタン式ではなく、カスタマイズ性も低いことから操作性はUUには及ばず。

音質はかなり良いとは思いますが、CCとはだいぶ音の傾向が違うのでCCの音が好みだったという方はその点には注意ですかね。

装着感も非常に良好なので、やはりあとは操作性がもう少しなんとかなったらといったところ。

元々はシングルタップもカスタマイズできたような跡がみえるので、今後改善される見込みは結構ありそうではあります。

3つのイヤホンの特徴を簡単にまとめますと

  • Clip1=音質と装着感のバランスは1番良い。女性ボーカルを聴くのに最適。Dolby Audio機能も面白い。操作性は△。
  • CC=低音にしっかりとした厚みがあり、音のバランスがとても良い。操作性はイマイチなのと耳からズレやすいのが玉に瑕。
  • UU=音質は上記2つに劣るものの、装着感と操作性は抜群。誤操作にイライラしたくない人向け。

こんなところでしょうか。

製品の質自体も高いですが、選択肢の多さもSOUNDPEATSの魅力の1つですね。

今回は以上となります。

また次回のレビューでお会いしましょう。