SIVGA SO2 | |
発売日 | 2024年4月3日 |
価格 (発売時) |
11,980円 |
連続再生時間 (単体/ケース込) |
10時間/30時間 |
コーデック | SBC/AAC |
ドライバー | 14.2mmダイナミックドライバー |
防水性能 | IPX5 |
Bluetooth Ver. | 5.3 |
機能 | - |
資料 | 公式サイト |
- 値段の割に音質がとても良い
- 圧迫感の無い快適な着け心地
- 音漏れしやすい点に注意
- 便利機能は無し
総合評価 |
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9/10 |
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こんにちは、猫居です。
今回レビューするのはSIVGAのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン、 SO2。
SIVGAは木製ハウジングのヘッドホン等で名を馳せる高級ヘッドホンメーカーですね。
今回メーカー様よりレビューをご依頼いただき、サンプルを頂戴したので使ってみた感想を書いていきたいと思います。
先に総評から紹介します。
より詳細な内容は目次以降をご覧ください。
SIVGAについて
総評 |
9/10点 1万円そこそこのオープンイヤー型とは思えぬ生音感あるサウンド。 |
SIVGA SO2の外観・付属品チェック
イヤホン本体
タッチセンサー式。
フックの部分が良くしなります。
【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
⇠⇠⇠
イヤホンケース
ケースは特に特徴の無い、オープンイヤー型としては普通なものでした。
値段を考えると少し味気ないかな?
【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
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外箱・付属品
付属品リスト
- 充電用USB Type-Cケーブル
- 説明書類
SIVGA SO2 測定データ
重さ・サイズ実測値
ケースサイズ | 縦:54.4mm 横:93.0mm 高さ:31.0mm 三辺合計:178.4mm |
重さ | ケース:54.0g イヤホン:10.0g |
普通の完全ワイヤレスイヤホンのケースと比べると大きいですが、オープンイヤー型イヤホンのイヤホンケースとしては普通~コンパクトな部類。
イヤホンもオープンイヤー型としては標準的なサイズ・重量です。
遅延測定結果
Android・PC その他 | iPhone | |
通常時 | 267ms(SBC) 235ms(AAC) |
235ms(AAC) |
低遅延時 | - | - |
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。
低遅延モードが無いのでそれなりに遅延があります。
ゲームに使うのはちょっと厳しいでしょう。
動画の視聴についてはYoutubeやNetflixなどのアプリ側で遅延を補正してくれるものは大丈夫です。
音漏れ測定結果
どれくらい音漏れするのか測定器でチェックしてみました。
測定器とパーソナルスペース(45cm)分の距離を開けて、イヤホンを装着。
音量を変えて数回測定しました。
無音時の測定値
音量別の測定結果
- 無音時→36.7dB
- 音量40%→40.1dB 音漏れあり
- 音量67%→43.7dB 音漏れ多め
- 音量80%→45.2dB 音漏れ大
- 音量100%→48.3dB 音漏れ特大
かなり音漏れします。
他のオープンイヤー型と比べてもやや音漏れ多め。
気持ちよく聴ける音量では確実に音漏れするので、音漏れが気になるシチュエーションでは音量を抑えて使用したほうが良いです。
例えば、静かな環境で隣の人に音漏れしたくない場合は音量15%程度まで下げたほうが良いと思います。
SIVGA SO2 詳細レビュー
音質評価
中音域にボリュームのあるサウンド。
低音は重低音は出ませんが、全体を下支えするだけの充分な量感があります。低~中域にかけては余り補正したような感じがなく、自然な音の出が心地よいです。高音は少し強調感ありますが、こちらも値段の割にかなり綺麗に鳴ります。
オープンイヤー型で過去にレビューしたものでは1MORE Open Earbuds S31が同様に中音域にボリュームのある音でしたが、あちらはクール系なのに対してこちらはウォーム系の音。
オープンイヤー型にしては、というかこの価格帯のワイヤレスイヤホンにしてはかなり生音感のある音を出すので驚きました。
とても良い音です。
全体的に前のめりで密度の濃い音なのですが、逆に言えばオープンイヤー型らしい抜けの良さは余り無いところがあり、オープンイヤー型らしい聴き心地を求めている人には合わない可能性があります。
装着感について
装着時の見た目
開放的な着け心地。
フックの部分がシリコンにいるので柔らかく耳に馴染みます。
長時間着けっぱなしにしていても耳が痛くならず、快適に使えました。
普通のイヤホンと違って圧迫感や閉塞感を感じることがないのがオープンイヤー型の強みですね。
マイク性能・通話品質
やや加工したような明るめの声色です。
扇風機で風を当てると、やや籠もった声になるのと風切音が多少気になります。
周囲の雑音はある程度遠ざけてくれますがやや残り気味。
通話で使う際にはなるべくうるさくないところで使用ほうが良さそうです。
操作方法と操作性について
L側 | R側 | |
1タッチ | 音量- | 音量+ |
2タッチ |
再生/停止 | 再生/停止 |
3タッチ |
音声アシスタント | 音声アシスタント |
長押し (2秒) |
曲戻し | 曲送り |
タップの正確性テスト
- 1回タップ→98/100回
- 2回タップ→95/100回
- 長押し→30/30回
ほぼ問題なくタップ操作は反応してくれました。
専用アプリがないので操作方法をカスタマイズすることはできませんが、特にストレスなく使うことができています。
SIVGA SO2 総評
総評:9/10
機能らしい機能こそなにもありませんが、とにかく値段の割に音が良いイヤホンです。
音漏れしやすい環境で使うのがメインの場合は少し使いにくさを感じると思いますが、そうでないなら非常に良いと思います。
ウォーキングやジョギングで外音に注意を払いながらのリスニング、室内での“ながら聴き”なんかにはもってこいかと思います。
今回は以上となります。
また次回のレビューでお会いしましょう。