
| QCY MeloBuds N70 | |
| 発売日 | 2025年8月26日 |
| 価格 (発売時) |
9,980円 |
| 連続再生時間 (単体/ケース込) |
ANC OFF 10時間/50時間 ANC ON 7時間/35時間 |
| コーデック | SBC/AAC/LDAC |
| ドライバー | MEMSドライバー + 10mmダイナミックドライバー |
| 防水性能 | IPX5 |
| Bluetooth Ver. | 6.0 |
| 機能 | ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・マルチポイント・ゲームモード・空間オーディオ・イコライザー・専用アプリ・着脱検知機能・ワイヤレス充電・Google Fast Pair |
| 資料 | - |
- MEMSドライバーの恩恵もあってか高音域が非常に力強く出る
- 価格帯TOPクラスの強力なノイズキャンセリング
- ワイヤレス充電や着脱検知機能などハイエンド並の高機能
- 低音・高音がかなり刺激的な音作りは好みが分かれそう
- ややケースからイヤホンを取り出しにくい
| 総合評価 |
|
9/10 |
|---|
こんにちは、猫居です。
趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。
今回レビューするのはQCYの完全ワイヤレスイヤホン、MeloBuds N70 。
去年あたりに話題となった新しいドライバー、MEMSドライバーを搭載。高音が歪みなく綺麗に鳴るのが特徴とされています。
高級機以外ではSOUNDPEATSからCapsule3 Pro+が1万円前半でリリースされてかなりの耳目を集めました。
MeloBuds N70はそれよりもさらに安い1万円切り。公称値-56dBのノイズキャンセリングやワイヤレス充電対応など、高級機と遜色ない機能性も相まって非常に注目されているイヤホンです。
個人的に1万円以下ではNo1のノイキャン性能だと思っている前作MeloBuds Proなどと使い比べながら特徴をチェックしていきます。
QCY MeloBuds N70 外観・付属品チェック
イヤホン本体
タッチセンサー式を採用。
デザイン・質感ともにMeloBuds Proとそれほど変わりないように思います。
N70のほうがやや高い事も考えるとお値段なりの質感といったところでしょうか。

【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
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イヤホンケース
イヤホンケースはワイヤレス充電に対応。
重厚感が増して安っぽさも無くなりました。傷や指紋もつきにくく、質感の面では良い感じにレベルアップしているのですが…。

イヤホンの取り出し口が狭くなっており、イヤホンの出し入れがし難くなってしまいました。
この点はMeloBuds Proのほうが良かったですね。

【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
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外箱・付属品

付属品リスト
- イヤーピース
- 充電用 USB Type-C ケーブル
- 説明書類
QCY MeloBuds N70 測定データ
重さ・サイズ実測値

| ケースサイズ | 縦:50.1mm 横:60.5mm 高さ:28.8mm 三辺合計:139.4mm |
| 重さ | イヤホン:5.2g ケース:38.1g |
イヤホンケースはそこそこコンパクトな部類。
持ち運びに不便を感じることはないでしょう。
イヤホンも標準的な重さ・サイズ感です。
| 携帯性 | S・A・B・C・D |
|---|
(参考:小さい順|完全ワイヤレスイヤホン・イヤホンケースサイズ比較表)
遅延測定結果

| Android・PC その他 | iPhone | |
| 通常時 |
233ms(SBC) |
264ms(AAC) |
| 低遅延時 | 140ms(SBC) 183ms(AAC) 181ms(LDAC) |
181ms(AAC) |
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。
イヤホン操作またはアプリからゲームモードにすることで低遅延に切り替えることができます。
AACとLDACだと割とぎりぎりの数値なので、できればSBC接続でゲームモードにしたほうがゲームで使う際は快適かと思います。
動画視聴はNetflixなどアプリ側で遅延補正してくれるものはどのコーデックでも問題ありません。
実連続再生時間のチェック・バッテリー残量の推移

ノイズキャンセリングON・LDAC・音量40%で再生
画像は3時間半くらい連続再生した時点でのバッテリー残量です。
その後、3時間49分でバッテリー切れとなりました。
最近のTWSはLDAC+ANCの再生テストで4時間弱となる印象が多いので標準的ですかね。
交換イヤーピース対応表

| SONY ハイブリッドイヤーピース(M) |
◯ | AZLA SednaEarfit Crystal(M) |
◯ |
| SONY トリプルコンフォートイヤーピース(M) |
- | AZLA SednaEarfit Crystal 2(M) |
◯ |
| オーディオテクニカ AT-ER500(M) |
◯ | final TYPE E(M) |
◯ |
| NUARL Magic Ear+7 |
◯ | Spinfit OMNI |
◯ |
| COMPLY TWo-220-C(M) |
- | 日本ディックス COREIR BRASS(M) |
◯ |
| radius HP-DME2(M) |
- |
浅めのノズルなのでTWS用ではないイヤーピースは入りにくいです。
ただ、ケースの溝には思いの外余裕があり、TWS用イヤーピースは割と多くのものが入ってくれました。
一応イヤホンには入るけどゆるくてすぐに抜けてしまうものは×としています。
QCY MeloBuds N70 詳細レビュー

音質評価
MEMSドライバー+10mmダイナミックドライバーのハイブリッド構成。
この価格帯のワイヤレスイヤホンとしては素性が良いのは明らかなんですが、かなりのじゃじゃ馬といった感じがします。
激しいドンシャリで、低音と高音の強調感が半端ではないです。
MeloBuds Proと比べても物凄いボリュームの低音。深度はかなりありますが、ややボワつきを感じます。
高音域も低価格帯では消えてしまいがちな上の方までかなり強く出ます。
この価格帯では中々味わえないような高音が楽しめるという意味では価値ある一品だと思いますが、中々刺激的なサウンドではあるので、そのあたりは好みに合いそうかどうか考慮したほうが良さそうです。
| 音質 |
|
8/10 |
|---|
アプリのイコライザー画面
イコライザーで自分好みに追い込める人には魅力的かも
空間オーディオ機能について
空間オーディオ機能をONにすると横への広がりが増しますね。
横が伸びる代わりに縦方向が狭くなる印象。
ゴムボールを上下から圧迫したような音場感の変化かな、と。
安価なTWSの空間オーディオ的なものではよくあるパターンではあるものの、空間オーディオにしても高音がガサガサになったりしないところは素性の良さを感じます。
ノイズキャンセリング機能の比較
5種類のモードを搭載
公称値-56dBのノイズキャンセリングを搭載。
色々なANCイヤホンと使い比べてみましたが、個人的にはMeloBuds Proが1万円以下最強なのは揺るがないかなと。
低音ノイズはすごく良くカットしてくれるのですが、高音ノイズがやや残る印象なんですよね。
先日レビューしたノイキャン特化TWSのEarFun Air Pro 4iとほぼ同等の効き目で、低音ノイズはN70、高音ノイズはAir Pro 4iのほうがうまく処理できているように感じました。
総合的には同じくらいの消音力といった感じです。
1万円以下のANCとしてはかなり強力な部類に入ると思います。
(参考:最強~コスパ機までわかるノイズキャンセリングイヤホンの強度比較表)
| ノイキャン |
|
9/10 |
|---|
外音取り込み機能の評価
外音取り込み量1~6まで調整可能
デフォルトでは透明度4だったと思うのですが、この状態でも結構自然に人の声を拾えます。
外音取り込みをONにするとサーというノイズが入るので、全くの自然な取り込み感ではないものの、十分に実用レベルにあると思います。
透明度をあげるとサーというノイズが大きくなるデメリットもありますが、人の声をさらに大きく取り込むようになります。といっても劇的に変わるわけではないので場合によってはデメリットのほうが目立つかもしれません。
| 外音取り込み |
|
8.5/10 |
|---|
装着感評価

装着時の見た目
やや耳の奥まで差し込む感じの装着感で、浅いところでフィットするMeloBuds Proとは着け心地がだいぶ違います。
二重構造のイヤーピースを採用しているらしいのですが、適当に装着するとかなりゆるゆるなのでしっかりと回してフィットさせてやる必要があります。
最近のTWSとしては奥までいれることもあってやや密閉感、圧迫感は強めかなという印象。
一昔前のTWSの標準的な装着感に近いように思います。
| 装着感 |
|
8/10 |
|---|
マイク性能・通話品質
クリアで聞き取りやすい音声です。
風切音はやや入りますかね。強風時は声が聞き取りにくくなってしまいました。
周囲のノイズもある程度は抑えてくれますが、完全にはカットできないかなと。
室内など安定した環境で使うようにしたほうが無難そうです。
| 通話品質 | S・A・B・C・D |
|---|
操作方法と操作性評価

左)初期設定の操作方法
右)割り振れる操作
すべての操作をカスタマイズ可能。
割り振れる設定も多いので、好みの配置を作れると思います。
タッチセンサーの感度も特に問題は感じませんでした。
前作MeloBuds Proと大きく違ったのが着脱検知機能。
MeloBuds Proの着脱検知機能はテーブルにイヤホンを置いただけで装着中と判断されたりして誤検出がひどかったのですが、今作ではそれが修正されています。

感度も設定できるようになっており、実用的に使える機能となりました。
| 操作性 | S・A・B・C・D |
|---|
専用アプリ【QCY】の主な機能
主な機能一覧
- ノイズコントロール
- イコライザー
- 操作方法のカスタマイズ
- ゲームモード
- 空間オーディオ機能
- 装着感テスト
- LDACのON/OFF
- マルチポイントのON/OFF
- ファームウェアアップデート
ホーム画面

サウンド画面

設定画面

注意点
マルチポイントの挙動について
マルチポイントの挙動について。
QCY MeloBuds N70のマルチポイントは割り込み再生可能でした。

まとめ

メイン機能評価
| 音質 |
|
8/10 |
|---|---|---|
| ノイキャン |
|
9/10 |
| 外音取り込み |
|
8.5/10 |
| 装着感 |
|
8/10 |
使い勝手評価
| 操作性 | S・A・B・C・D |
|---|---|
| 携帯性 | S・A・B・C・D |
| 便利機能 | S・A・B・C・D |
| 通話品質 | S・A・B・C・D |
総評:9/10
ややじゃじゃ馬なところはありますが、素性の良さは明らか。低価格帯では珍しい高音域がとても良く出るイヤホンです。
価格帯TOPクラスの優秀なノイズキャンセリング・着脱検知機能搭載・LDACとマルチポイント併用可・ワイヤレス充電対応、と1万以下のTWSとしては最高ともいえる機能性の高さも見どころですね。
とはいえ、好き嫌いの分かれそうな音作りなのは間違いないのでやはり音質が好みに合いそうかどうかが焦点となるでしょう。
刺激的なくらいのサウンドのほうが好みという方には体感コストパフォーマンスがすごいことになりそうです。
今回は以上となります。
また次回のレビューでお会いしましょう。










