
| Oladance OWS2 | |
| 発売日 | 2023年8月21日 |
| 価格 (発売時) |
23,800円 |
| 連続再生時間 | 19時間 |
| コーデック | SBC/AAC |
| ドライバー | 16.5mmダイナミックドライバー |
| 防水性能 | IPX4 |
| Bluetooth Ver. | 5.3 |
| 機能 |
マルチポイント・イコライザー・専用アプリ・急速充電(15分→5.5時間) |
| 資料 | 公式サイト |
- 2年前のイヤホンながら低音の質感は今聴いてもかなり良い
- スワイプ操作で音量調整できるのが◎
- ロングバッテリーで1日中使える
- イヤホンケースはバッテリー非搭載
- ケースに傷がつきやすい
- イヤホンが大きいので装着したときの存在感は結構ある
| 総合評価 |
|
8/10 |
|---|
【クーポン情報】
クーポンコード:K9X4YDL2
有効期限:2025年10月11日 ~ 10月15日まで
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対象店舗:Oladanceアマゾン公式ストア
こんにちは、猫居です。
趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。
今回レビューするのはOladanceのオープンイヤー型イヤホン、OWS2。
Oladanceは骨伝導ではないオープンイヤー型を流行させたことで知られるメーカーです。
骨伝導に対して空気伝導なんて言われたりもしているこのスタイル、今ではすっかり骨伝導を押しのけてオープンイヤー型の主流となっていますね。
OWS2の発売は2年前と少し時間の経っているイヤホンですが、AmazonのOladance公式ショップだと1万円前後と発売当初よりだいぶ安くなっています。
最近の同じくらいの値段のものと比べてどうなのか、実際に使ってその使用感をチェックしていきます。
本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
Oladance OWS2 外観・付属品チェック
イヤホン本体

最近のオープンイヤー型と比べるとやや大ぶりな本体。


耳掛け部分はシリコンで覆われているので肌に触れる感触は柔らかいです。
安価なものだとプラの質感がダイレクトにくるものも少なくないのでこの点は良かったですね。


イヤホンケース

イヤホンケースはバッテリー非搭載。(バッテリー搭載モデルもあるみたいですが)
イヤホンをケースに収納してUSBコードをさすと本体が充電される仕組みです。

ケースで充電できない=持ち運び中に充電出来ないわけですが、イヤホン単体で19時間も再生できるので外で電池切れを心配する必要はあまりなさそうでした。
ただ、ケースから給電できないのでイヤホンを充電するために都度USBに繋いで充電しないといけないというのはやはり面倒に感じますね。
バッテリー非搭載の割にケースはやや大ぶりで、メガネケースを2回りくらい小さくしたようなサイズ感。
傷がつきやすいのもちょっと気になりました。


外箱・付属品

付属品リスト
- 充電用 USB Type-C ケーブル
- サポーター
- 説明書類
Oladance OWS2 測定データ
重さ・サイズ実測値

| ケースサイズ | 縦:48.0mm 横:130.1mm 高さ:26.4mm 三辺合計:204.5mm |
| 重さ | イヤホン:12.9g ケース:58.9g |
ケースサイズは最近のものは三辺合計170cmいかないくらいなのでかなり大きめです。
イヤホンの重さも最近のものと比べると1.5倍はあるでしょうか。
(参考:小さい順|完全ワイヤレスイヤホン・イヤホンケースサイズ比較表)
遅延測定結果

| Android・PC その他 | iPhone | |
| 通常時 | 286ms(SBC) 315ms(AAC) |
315ms(AAC) |
| 低遅延時 | - | - |
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。
ゲームモードはありません。
なのでそこそこに遅延はありますね。
ゲームで使うには向かなそうです。
動画の視聴については、Netflixなどアプリ側で遅延補正してくれるものなら問題なく楽しめるでしょう。
音漏れ測定結果
音量何%まで音漏れしないのかチェック。
パーソナルスペース(45cm)分の距離をあけて家族にイヤホンを装着してもらい、自分の耳と計測器で確認しました。

音漏れチェック
結果、16%から極小ながら音漏れを確認。
最近のものと比べてそう大差はないものの、やや音漏れしやすいですかね。
13%までに抑えれば静かな図書館などでも問題なく使えると思います。
13%でも静かな場所でならながら聴き出来る音量を確保できます。
Oladance OWS2 詳細レビュー

音質評価
非常に濃厚な低音を鳴らす、立体感のあるサウンドです。
ウォームで全体的にやや緩めの雰囲気ではあるものの、とにかく低音の質感が凄く良いと感じました。
深さもきちんとあり、張りのある低音は良い意味でオープンイヤー型らしくない迫力を感じられます。
中音、高音に関しては正直それほど解像度は高くはないと思いますが、この質の良い低音は非常に魅力的。
同じくらいの値段までで買えるオープンイヤー型とも色々と聴き比べても低音の質感はOWS2の方がだいぶ良いと思います。
アプリのイコライザー画面

左)プリセット / 右)カスタムEQ
装着感評価

装着時の見た目
耳に当たる部分がシリコンなので肌触りが柔らかいです。
ずっと着けっぱなしにしていても疲れずに過ごせます。
ただ、最近のコンパクトなオープンイヤー型やイヤーカフ型と比べるとどうしても着けてる感は強めではあります。
ワイヤーも太いのでメガネする方は要注意。
ちょっと干渉して邪魔に感じると思います。
操作方法と操作性評価

初期設定の操作方法
アプリで操作方法をカスタマイズすることができます。
デフォルトではスワイプで音量操作になっているのですが、これがいいですね。
音量の上げ下げがかなり楽にできます。
ただ、結構タッチセンサーの感度が高く、誤タップしやすいところはあるかなと。
気になる場合は1タップ目は無効にして2タップ目3タップ目に『再生/停止』『曲送り/戻し』を入れるのもありかもしれません。
マイク性能・通話品質
自然な音声で非常にクリアです。
この価格帯のオープンイヤー型ではトップクラスに聞き取りやすいと思います。
風切音は少し入ってしまっていましたが、声は乱れることなく聞き取れました。
周囲のノイズもある程度カットしてくれますが、ノイズ処理中は声がびびってしまって聞き取りにくい場面もありましたね。
うるさい場所での通話はおすすめしません。
専用アプリ【Oladance】の主な機能
主な機能一覧
- イコライザー
- 操作方法のカスタマイズ
- ファームウェアアップデート
ホーム画面

その他
マルチポイントの挙動について
Oladance OWS2のマルチポイントは割り込み再生可能でした。

総評

総評:8/10
今聴いてみても低音の質感は全然通用します。
通用どころか今の価格なら低音に関しては圧倒的とも言えそう。
予算一万円くらいでオープンイヤー型に低音を求める方には良い選択肢となりそうです。
一方で、ケースが大きい上にバッテリー非搭載だったりイヤホン自体も大ぶりなので着けてる感が結構あったりするところは最新のものと比べると見劣りするポイント。
イヤホンの特性を把握したうえで購入すれば満足度の高い買い物となりそうです。
今回は以上となります。
また次回のレビューでお会いしましょう。
