追記:すでに販売終了しているようです
完全ワイヤレスイヤホンコレクターの猫居です。
今回レビューするのはMpowの完全ワイヤレスイヤホンM7。
アマゾンの販売ページでは触れられていませんが、このイヤホンはチップセットにAiroha AB1532を積んでいて左右同時伝送技術“MCSync”に対応しております。
これによりBluetooth接続の安定性が飛躍的に向上します。
SONYのWF-1000XM3なども左右同時伝送方式を採用していますが4000円台という激安TWSで左右同時伝送は非常に魅力的ではないでしょうか。
低価格・安定接続・IPX7の防水性能と日常生活で使い倒せそうな仕上がりの完全ワイヤレスイヤホンです。
今回は兄弟機で非常に人気の高いM5と比較しながらチェックしていきたいと思います。
Mpow M7 詳細レビュー
外観・付属品チェック
外箱はMpowらしいオレンジカラー。
付属品はUSB(Type-C)・イヤーピース・日本語説明書です。
イヤホンケース。
質感はお値段なりといったところですが、コンパクトで非常に軽いです。
また、イヤホンの出し入れもスムーズで使い勝手は抜群でした。
続いてイヤホン。
どんぐり型でぷっくりしたデザイン。
タッチセンサ式ではなく中央部分がマルチファンクションボタンになっている物理ボタン式です。
音質評価
超重低音のM5と比べると控え目な低音に聴こえますが、どちらかといえば低域に重心のあるイヤホン。
解像度は値段なりの差があり、価格が上のM5と比べるとややベールを被ったような印象を受けます。
M5だけでなく低価格帯の完全ワイヤレスイヤホンは低音の響きを重視したものが多いですが、M7の低音はカラッとしていてしつこさのないもの。
そんなこともあって低域にそこそこの量感があってもボーカルは結構聴きやすいです。
一方で高域はやや控え目ですかね。
全体的に刺激の少ない音なのでこの価格帯でありがちな強調の過ぎる音が苦手という方にはうってつけかもしれません。
装着感と使用感
フィット感は見た目より良いです。
長時間つけていても意外と疲れませんでした。
ただ、やはりどんぐり型の大きめサイズのイヤホンなので耳に入れたときの存在感は結構あります。
耳穴がものすごく小さい人は気をつけたほうがいいかもしれません。
M5のほうが小ぶりなので装着感は軽くてつけやすいですね。
イヤホンの操作ボタンはちょっと固めです。
ボタンを押すとイヤホンが耳奥に押し込まれる感覚があり、このへんの造りはお値段なりという感じます。
ただMCSyncのおかげで接続の安定性は非常に高いので全体として使用中のストレスはほとんど感じません。
ケースはM5より軽くて薄いので持ち運びやすくなりました。
総評
音質的には上を見ればきりがないですが、接続の安定性はこの価格にしてトップクラス。
基本性能はしっかり抑えられていますし、ケースもコンパクト。
日常生活で快適に使い倒せると思います。
音質的にも普通に使えるレベルに充分ありますので、途切れず普通に使えることを重視するのであればコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。
特に低価格TWS特有の濃い味付けが苦手という方にはよくマッチすると思います。
気になる方はぜひお試しあれ!