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TWSコレクターによるイヤホン/ヘッドホン レビューブログ

Marshall Major V レビュー|Major Ⅳと使い比べて違いをチェックします

Author:猫居こうた

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Marshall Major V

  Marshall Major V
発売日 2024年6月21日
価格
<発売時>
22,980円
連続再生時間 約100時間
コーデック SBC/AAC/LC3(対応予定)
ドライバー 40mmダイナミックドライバー
防水性能 -
Bluetooth Ver. 5.3
機能

有線接続・マルチポイント・Google Fast Pair・専用アプリ・急速充電(15分→15時間)・ワイヤレス充電・バッテリー保護機能

資料 公式サイト / 説明書
  • 楽器の表現力が高いMarshallらしいサウンド
  • オンイヤー型なのに非常に軽い着け心地
  • コンパクトでおしゃれなファッションアイテムとしても◎
  • ノイズキャンセリング機能は無し
総合評価
 
9/10

こんにちは、猫居です。

今回レビューするのはMarshallのワイヤレスヘッドホン、Major V。

人気の高いMajorシリーズの最新作です。

自分の生活圏でも駅などでMarshallのBluetoothヘッドホンを着けている人ちょいちょい見掛けます。

新作Major Ⅴは前作Major Ⅳからどのように変わったのか。

実機を使い比べてその違いをチェックしていきます。

まずは総評から紹介します。

より詳細な内容は目次以降をご覧ください。

本レビューは国内正規代理店の完実電気さんよりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
(Major V – Marshall │ 完実電気株式会社)

総評

9/10点

楽器の表現力が高く、特にギターサウンドのリアリティはさすがMarshallといえる質の高さです。
明瞭な空気感の中で熱気を感じる低音を鳴らすのが特徴で、ロックなどに最適なサウンドと言えます。
前作も同様の音の傾向でしたが、低音がより力強くなり高音は滑らかになるなど細かい部分でレベルアップを感じます。
また、オンイヤー型ながら非常に軽い着け心地である点も前作からの大きな魅力。
連続再生時間が20時間UPし、カスタマイズ可能なMボタンを実装するなど使い勝手の面も向上しています。
「おしゃれで手軽に良い音が楽しめる」前作の良さはそのままに順当にレベルアップしていると感じました。
新旧で値段の差もほとんど無いことから、今から買うなら新作Major Ⅴの方がおすすめです。

音質 9/10 便利機能 SABCD
ノイキャン - 操作性 SABCD
外音取り込み - 通話性能 SABCD
装着感 9.5/10 最小遅延 186ms (SBC)

Marshall Major Vとは

Marshall Major Vの特徴

https://marshall.kanjitsu.com/product/major5/

『特徴』

  • 上質なマーシャル・シグネチャーサウンド:カスタム調整されたダイナミックドライバーが圧倒的な低音とスムーズな中音域、鮮やかな高音を再現。
  • 最大約100時間の連続再生:最大100時間のワイヤレス再生が可能。何日も充電不要でずっと音楽を楽しむことができる。
  • 頑丈で耐久性のあるデザイン:収納してどこにでも持ち運ぶことができる高耐久で折りたたみ可能なデザイン。
  • カスタマイズ可能なMボタン:Mボタンを使えば1ボタンでSpotifyのお気に入りの音楽に直接アクセスしたり、EQ プリセットや音声アシスタントにアクセスすることができる。
  • 2台同時接続可能なマルチポイントに対応。

ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能は無く、比較的シンプルなBluetoothヘッドホンと言えます。

手軽に長時間使える点や愛機としてながく使える頑強さ・デザインの良さといったMajorシリーズの長所を伸ばしてきた感じですね。

便利機能 S・A・B・C・D

Marshall Major Vの外観・付属品チェック

ヘッドホン本体

Marshall Major V

おしゃれなMarshallデザイン。

ぱっと見は前作と全く同じデザインかな?と思いましたが細かい部分で違いがありました。(後述)

Marshall Major V

新たに追加されたMボタン

スライダーは無段階調整が可能です

パッドは厚みがあり、質感も◎

折りたたむと片手に収まるくらいコンパクトになります

ワイヤレス充電も可

外箱・付属品

Marshall Major V 外箱・付属品

付属品リスト

  • 3.5mm ステレオミニケーブル
  • 充電用 USB Type-C ケーブル
  • ユーザーガイド

Marshall Major V 測定データ

重さ・サイズ実測値

Marshall Major V サイズ・重量

サイズ 縦:17.2cm
横:16.2cm
重さ 189.7g

とても軽くてコンパクトなBluetoothヘッドホンです。

スライダーを最大に伸ばすと頭標準サイズの自分だとブカブカになるくらいまで大きくできるので、頭の大きい人でも問題なく装着できると思います。

ちなみに、前作Major Ⅳは重さ約168gだったので若干重さが増しています。

サイズ感はほぼ同じです。

遅延測定結果

Marshall Major V 遅延測定結果

  Android・PC その他 iPhone
通常時 186ms(SBC)
220ms(AAC)
220ms(AAC)
低遅延時 -
-

100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。

約0.186秒~約0.220秒の遅延でした。

低遅延モードが無いのでそれなりに遅延はあります。

動画視聴はYoutubeやネットフリックスなどのアプリ側で遅延が補正されるものなら問題ありませんが、ゲームは厳しいでしょう。

前作Major Ⅳの遅延は0.241秒だったので若干遅延が少なくなっています。

Marshall Major VとMajor Ⅳの比較レビュー

Marshall Major VとMajor Ⅳの使用比較

デザインの違い

大きな違いはハウジングにシボ加工が施されたことですね。

高級感が増したように感じます。

その他の細かな違いは画像で紹介します。

音質の違い

楽器の表現力が高いマーシャルらしいサウンド。

明瞭な空気感の中で熱気を感じる低音を鳴らすのが特徴的で、ロックなどと相性抜群です。

Major VとMajor Ⅳを聴き比べると、音の傾向はほぼ同じ印象。

若干ウォーム感が増したかな?というくらいの違いですが、細かい部分が洗練されて聴きやすくなっています。

高音は少し明瞭感がアップしつつも刺激感は相変わらず抑えられており滑らかです。

中音はボーカルの力強さが増して聴き応えUP。

そして1番違いを感じるのが低音。

キレの良さはそのままに芯が太くなっており、より楽曲の持つ熱気を感じやすくなったと思います。

オンイヤー型らしい抜けの良さ・音場の広さも相まって、とても臨場感のあるサウンドです。

数種類のプリセットとカスタムイコライザーが用意されています
お気に入りのイコライザーを登録してMボタンで切り替えることも可能

音質
 
9/10

装着感の違い

ちょっと使い込んであるMajor Ⅳと新品のMajor Ⅴでは比較しにくいのですが、着けた印象は前作同様に軽くて快適な着け心地でした。

僕はオンイヤー型のヘッドホンって締め付けが強くてすぐに頭が痛くなってしまうのですが、Majorシリーズはオンイヤーとは思えないほど軽い装着感が魅力ですね。

スライダーを無段階調整できるので適切なフィット感を得られます。

Marshall Major V 側圧

ヘッドホンの締め付け力は前作とほぼ同じ数値でした。

イヤーパッドの面積も変わっていないようなので、印象だけでなく実際の側圧もほぼ変わっていないと思います。

装着感
 
9.5/10

通話・マイク性能について

音声はクリアな印象でした。

ただ風切音には弱いです。

また、周囲のノイズも完全には消しきれない印象。

あまり騒がしい場所や強風時の通話には向かないと思います。

静かな場所での通話は問題ありません。

通話品質 S・A・B・C・D

操作方法と操作性について

  Mボタン コントロールノブ
1回押し Spotify Tap
(カスタム可能)
再生/停止
左右に傾ける - 曲送り/曲戻し
上下に傾ける - 音量↑↓
1秒長押し - 電源ON/OFF

コントロールノブを上下左右に倒すことで操作できるようになっています。

2回押しや3回押しといった一般的な操作方法よりスムーズに曲送りや音量の調整ができて非常に扱いやすいです。

MボタンはデフォルトではSpotify Tapが設定されています。

Spotify Tapとは

Mボタンのカスタマイズ

自分はApple Music使いなのでイコライザーの切り替えボタンに変更しています。

操作性 S・A・B・C・D

専用アプリ『Marshall Bluetooth』の主な機能

主な機能一覧

  • イコライザー
  • Mボタンのカスタマイズ
  • バッテリー保護機能

ホーム画面

バッテリー保護機能

マルチポイントの挙動について

Major Vのマルチポイントは割り込み可能でした。

注意点:偽物にはご用心

人気商品の宿命か、偽物が非常に多く出回っているそうです。

正規販売店の完実さんが度々注意を呼びかけているのを見掛けますが、フリマアプリで売っている怪しいものはもちろんのことECサイトで並行輸入品などと謳って安く売っているものも注意した方が良いそうです。

Marshall Major V 総評

Marshall Major V

メイン機能評価

音質
 
9/10
ノイキャン
 
-
外音取り込み
 
-
装着感
 
9.5/10

使い勝手評価

操作性 S・A・B・C・D
便利機能 S・A・B・C・D
通話品質 S・A・B・C・D

総評:9/10

Major ⅤとMajor Ⅳの主な違い

  • 音質面=微UP
  • 装着感=同じ
  • デザイン=高級感微UP
  • 操作性=Mボタン追加でUP
  • 連続再生時間=20時間UP

Major Ⅴは前作から順当にレベルアップしたという印象。

2024年8月現在、Major Ⅴの値段が22,980円でMajor Ⅳの値段は20,980円。(Amazon調べ)

差額2,000円なら明らかにMajor Ⅴの方が良いと思います。

前作時点ですでに完成度の高いヘッドホンだったので、これが5,000円差とかなら迷ってしまいますけどね。

おしゃれで音質が良くて装着感も◎なとても使いやすいヘッドホンです。

今回は以上となります。

また次回のレビューでお会いしましょう。