*10月20日 リケーブルレポートを追加
低価格イヤホンの歴史を変えたといっても過言では無いKZの中華イヤホンのZS5。
(参考URL:話題のKZ ZS5をレビュー!アップグレードリケーブル使用レポート有り)
圧倒的人気を誇るZS5に早くも新作が登場しました。
ドライバ数は2DD+2BAでZS5と同じ数ですが、金属ハウジングになり3連のベント穴が開けてあるなど見た目の変化は中々のもの。
では、音の方はどうなのか?
チェックしていきましょう。
本レビューは中華ガジェット通販大手のGearbestさんにサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
外観を写真レビュー
ZS5との比較・メリット編
- 解像度UP
- 音場が圧倒的に広くなった
- 音が全体的に前で聞こえるようになった
- 金属ハウジングで高級感UP
ZS6を使って最初に気付いたのが、ZS5に比べて音が全体的に前で聞こえるようになっていること。
ZS5ではボーカルがやや後ろといった印象でしたが、ボーカルが近くなったのは非常に嬉しいところです。
また音場の広さもZS5とは歴然の差があり、非常に広くなっています。
これはベントが開いた構造上の特性がモロに出ていてるかなと。
解像度も高く高音が非常によく出ます。
メタル化したことで重量がUPしているので装着感のほうはどうかな?と思いましたが、今までのKZイヤホンで1番しっくりくる付け心地です。
ZS5の比較・デメリット編
- 遮音性が低い
- 高音がやや刺さる
ZS6最大のデメリットは遮音性が低いことでしょう。
音量をある程度あげると外から何を聴いているのか判断できるほど音漏れします。
ベントを開けた影響で音場が広くなり抜けの良い音が楽しめるようになった反面、こういったデメリットが現れるのは仕方のないことなんですが‥
通勤・通学時の使用を考えている人など、用途によっては候補から外れる要素でもありますよね。
同じくベントを開けた影響で低音が大人しくなるのかなと思っていましたが、こちらは質・量ともに充分でデメリットにはなっていません。
高音は結構刺さるなーと感じましたが、しばらく使っていると気にならなくなりました。
アップグレードリケーブル使用レポートについて
今回注文したアップグレードリケーブルは無酸素銅ケーブル 2pinリケーブル 0.75 4芯。
(参考URL→Amazon - KZX4707 無酸素銅ケーブル)
ZS5のレビューで使用した銀メッキケーブルもZS6に対応しているのでそちらを使うこともできるんですが、ZS6の音の傾向的に無酸素銅ケーブルのほうが合っているかなと。
(参考URL→話題のKZ ZS5をレビュー!アップグレードリケーブル使用レポート有)
現在注文済み、発送待ちです。
ケーブルが到着したのでレポートしたいと思います!
銀メッキケーブルは簡易包装でしたが、こちらは箱入りでした。
以下、実際の商品画像を数点載せてみます。
ZS5のリケーブルレポートでも書きましたが、このZS6も標準のケーブルはゴム感丸出しで余り質のいいものではありません。
なのでリケーブルすることで、標準ケーブル【絡まり・タッチノイズ・見た目の悪さ】といった不満点が解消されて取り回しが非常に良くなります。
これだけでもリケーブルする価値は十分にあるでしょう。
音質面も全体的に角が取れて滑らかさが増し、明瞭感もUP。
ZS6に限らず、KZのイヤホンは使ってみて気に入ったらリケーブルが正解だと思います。
すごく使いやすくなってより愛着も沸くと思います!
総評:ZS6はZS5の単純な進化系とは言えないが音は確実にレベルアップ
音漏れの問題もあり、単純にZS5より後継機のZS6を選べばいいとは言えません。
しかし、ZS6で聴いた後にZS5で聴くとどうしても大人しく感じてしまいます。
何より音場の差が激しいので閉塞感があるんですよね。
音のレベルとしては確実にレベルアップしているといえると思います。
見た目だけでなく音質的な高級感が増したなと。
どちらのイヤホンも数千円で買えるレベルのイヤホンではない数万円クラスの実力です。
使用環境に応じて選ぶと良いと思います。超オススメです!