世界最大のオーディオブランドJBLより新作完全ワイヤレスイヤホン『TUNE FLEX 2』が2025年3月15日に発売されます。
TUNE FLEX 2はカナル型としてもインナーイヤー型としても使える一風変わった機能を持った完全ワイヤレスイヤホン。
前作TUNE FLEXの発売が2022年だったので約3年ぶりの新作となります。
前作からどのような変化があったのか、発表され資料からその特徴を紐解いてみます。
JBL TUNE FLEX 2 フォト
JBL TUNE FLEX 2の主な特徴
https://jp.jbl.com/TUNE-FLEX-2-GHOST.html
- 開放感ある着け心地の「オープン型」と、遮音性が高い「密閉型」を選べる2Way仕様
- 優れた衝撃強度と耐熱性を兼ね備えた航空機グレードのポリカーボネートを採用した高い透明度のスケルトンデザイン
- 進化した外音取り込み機能付きハイブリッドノイズキャンセリング機能搭載
- 最大再生時間約48時間のロングバッテリーに進化
- 臨場感のあるサウンドを楽しめる空間サウンド初対応
- 自分仕様にパーソナライズされたオーディオ体験を楽しめるPersoni-Fi 3.0初対応
- 2台のBluetoothデバイスに同時接続可能なマルチポイント初対応
- 合計6つの通話用マイクでクリアな音声通話を実現
1番の特徴はカナル型でもインナーイヤー型でも使える2Way仕様を採用している点でしょう。
以下の画像は自分の手持ちのTUNE FLEXですが、参考として。
デフォルトでは普通のインナーイヤー型イヤホンに見えますね。
先端の部分がイヤーピースになっていて外せます。
付属のイヤーピースに付け替えるとカナル型になります。
専用のイヤーピース収納ケース付き。
さらにイヤーピースによって音質を最適化してくれるので、カナル型にしても音のバランスが崩れません。
他社製品でこのコンセプトを真似たようなものもありましたが、そういったイヤホンはやはりイヤーピースによって音が大きく違ってしまっていました。
それに比べてJBLはさすがにちゃんとしてます。
前作とのスペック比較
TUNE FLEX 2 |
TUNE FLEX (Amazonリンク) |
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定価 | 15,950円 | 13,200円 |
連続再生時間 | 12時間 48時間(ケース込) |
8時間 32時間(ケース込) |
ドライバー | 12mmダイナミックドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
コーデック | SBC・AAC | SBC・AAC |
防水性能 | IP54 | IPX4 |
ノイキャン | ○ | ○ |
マルチポイント | ○ | - |
Personi-Fi 3.0 | ○ | - |
空間サウンド | ○ | - |
前作との違いについて
前作から値段が少し上がっていますが、音質最適化機能による音質UP・マルチポイント対応で便利さUP・連続再生時間1.5倍で使い勝手もUPと、全体的な性能の向上が見込めます。
Personi-Fi 3.0や空間サウンドへの対応に目が行きがちですが、個人的にはハイブリッドノイズキャンセリングを搭載したことが1番大きな変化なのかなと思います。
前作TUNE FLEXは正直ノイキャンイヤホンとしては最低レベルの消音力で、インナーイヤー型ではほぼ効果なし、カナル型でもあまり効果的とは言えない効き目でした。
それがハイブリッドノイズキャンセリングになったことで少なくともカナル型での使用時は一定程度以上の効果が期待できそうです。
まとめ
ノイズキャンセリング機能の強化や音質の個人最適化機能による音質UPなど、TUNE FLEX 2は前作から全面的なパワーアップが望めそうです。
ただ、やはり肝となるのはTUNE FLEX 2の個性的な部分。カナル型にもインナーイヤー型にもなる2Way仕様に魅力を感じるかどうかが重要です。
そこが不要なら、つまり普通のイヤホンでも良いのでしたら、先日発表されたTUNE BEAM 2で良いよねとなってしまいます。
あちらはまさにど真ん中のベーシックTWSといった感じでして、2Way以外の部分は同等の機能を積んでおり、それでいてお値段は少し安いのです。
したがって、「雑音が煩い通勤・通学時はカナル型でノイズカット&音漏れ防止・家では圧迫感の無い着け心地のインナーイヤー型に変えてリラックスして使う」といった感じで使い分けしたい方には魅力的なイヤホンだと思います。
今回は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。