- 安価ながらクリアで整ったサウンド
- キレのあるパンチの効いた低音
- アウトドアモードで大音量も小音量も楽しめる
- 音量調整の幅が粗い
総合評価 |
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9/10 |
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更新日:2022年7月12日 総合評価を記載
こんにちは、猫居です。
最近はもっぱらイヤホンレビューばかりしておりましたが、今回は久々にBluetoothスピーカーの紹介。
レビューするのはEarFunのUBOOM Lです。
完全ワイヤレスイヤホンではそのコストパフォーマンスの良さで知る人ぞ知るメーカーって感じなってきていると思いますが、スピーカーのほうはどうでしょう。
定価7999円でクーポンなどを使うと6000円台で買えることも。
ワイヤレススピーカーとしてはかなり安価な部類に入りますが、その実力やいかに。
手持ちのスピーカーと比較しつつレビューしていきます。
UBOOM Lと前作UBOOMの比較・違い
UBOOM L (Amazonリンク) |
UBOOM (Amazonリンク) |
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定価 | 7999円 | 5990円 |
連続再生時間 | 16時間 | 16時間 |
防水・防塵性能 | IP67 (完全防水・防塵) |
IPX7 (完全防水) |
スピーカー出力 | 28W | 24W |
ドライバーサイズ | 55mm | 45mm |
機能 |
インドアモード アウトドアモード ビデオモード 有線接続 ステレオペアリング |
インドアモード アウトドアモード ビデオモード 有線接続 ステレオペアリング |
Bluetooth ver | 5.0 | 5.0 |
UBOOM Lと前作UBOOMの大きな違いはドライバーサイズがより大きくなったことと360度スピーカーからノーマルなポータブルBluetoothスピーカーになったことでしょう。
55mmはワイヤレススピーカーとしてはかなりのサイズですよね。
値段も約2000円アップしていますがクーポンなどでの値下げ率がUBOOM Lの方が高いので実際の価格差はそれほどは無いようです。
また防水だけでなく防塵機能も備えたことでよりアウトドアで使いやすくなりました。
UBOOM Lの付属品
UBOOM L付属品リスト
- スピーカー本体
- 説明書類
- 充電用ケーブル
EarFun UBOOM L 詳細レビュー
音質評価
機能チェックの前にまず標準となるインドアモードでの音質評価から行います。
上の写真は今回比較に使ったスピーカーの1つであるJBL Flip4なんですが、サイズ比較としても写真に収めてみました。
UBOOM Lはこの価格帯で買えるワイヤレススピーカーとしてはかなり大きいです。
持ち運べる範囲内で大きい分には大歓迎。
スピーカーはある程度『サイズ=正義』なところもあるので開封した瞬間から期待大でした。
実際に聴いてみると下手に重低音を強調したような音ではなくバランスの良いサウンド。
パンチの利いたキレのある低音が心地良く響きます。
パッシブラジエーターは目に見えてめっちゃ振動します。
人気どころでいうとJBLのFlip6やAnker系のワイヤレススピーカーは低音がかなりボワボワ出ますが、そういった感じではないです。
バランスの良さで未だ人気のFlip4に音の傾向はかなり似ています。
自分はずっとFlip4を好んで使っているのでこの感じは嬉しかったですね。
アウトドアモードにするとドンシャリ傾向の音に変わりますが、詳細は機能紹介の項目で。
音量をあげても割れないし逆に音量を抑えても綺麗に聞こえます。
値段的には低音ごりごりのサウンドばかりが目立つ価格帯ですがかなり丁寧なバランス調整・音作りがなされています。
音のコストパフォーマンスはかなり高いといえるでしょう。
機能チェック
右端のボタンがサウンドモード切替ボタンです。
- インドアモード
- アウトドアモード
Bluetoothボタンを2回タップでビデオモードのON/OFF。
それ以外は説明なしでも直感的に操作できるかと思います。
ユーザマニュアルはこちら。
一つ気になった点が音量調整機能の粗さですね。
音量を1つ上下させるだけでかなりのアップダウンがあり、もう少し細かく音量調整出来たら良かったなぁと。
ビデオモードでTV視聴してみる
家のTvがAndroidTv搭載のBRAVIAなのでBluetooth接続してTV視聴してみました。
スマホでTverやYoutube動画を観る場合も同じですね。
ビデオモードにすると遅延が150ms程度まで短縮されるそうです。
実際に試してみるとTvや動画視聴は問題無いレベル。
ゲームはちょっと難しいですかね。
遅延は認識できるけど意識しなければそれほど気にならないって感じです。
通常モードでは明らかに遅延して聴こえるのでTVや動画を観る場合はビデオモード必須です。
アウトドアモードの楽しみ方
アウトドアモードにすると音量が1段階アップして音の拡がりも良くなります。
音質的にはフラット寄りな音からドンシャリ傾向へと変化。
このモード、外で使う時にはアウトドアモードにしましょうっていうだけでは勿体ないと感じました。
ではどんなときに有効活用しようかといいますと、大音量で聴きたいアウドドアシーンとは真逆の小音量で聴きたい時に良い感じに作用します。
アンプでいうところのラウドネススイッチ的な役割で、音量を絞ると萎んでしまう低音高音をこのアウドドアモードでカバーしてやろうということです。
実際に同価格帯・もしくはちょっと上の価格帯で買えるくらいのワイヤレススピーカーと比較。
Flip4やAnkerのSoundcore3などでは高音が潰れてしまうくらいの小音量まで落としてもUBOOM Lのアウトドアモードでは綺麗に鳴ります。
小さなマラカス音などもちゃんと表現できていたのでこの価格帯のスピーカーとしてはかなり良いです。
ペアリングの仕方について
電源をONにすれば自動でペアリングモードに入ります。
接続したいデバイスのBluetooth設定画面を開き、接続候補から「UBOOM L」を選択すれば接続完了です。
ステレオペアリングの方法
文字で説明するよりAmazon販売ページにあるEarFun公式動画を見たほうが断然わかりやすかったです。
以下のULRから動画をご覧ください。
Amazon.co.jp: カスタマー Q&A 2台同時接続のやり方
有線接続方法
3.5mmAux入力で外部ソースを出力できます。
総評 <こんな方におすすめ>
この価格帯のワイヤレススピーカーでは中々味わえない均整の取れたサウンド。
低音はパンチがあり、心地よい響き加減。
パッシブラジエーターが良い仕事しています。
アウトドアモードを活用することで大音量でも小音量でも楽しめる点も高評価。
持ち運びにぎりぎり邪魔と感じないサイズ感も絶妙です。
総じてワイヤレススピーカーとしてのコストパフォーマンスはとても高いと言えます。
1万円以内で買えるポータブルBluetoothスピーカーの中でもかなりの上位の実力だと思います。
とてもおすすめです。