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TWSコレクターによるイヤホン/ヘッドホン レビューブログ

CMF by Nothing Buds Pro 2 簡易レビュー|前作Buds Proと使い比べて違いをチェックします

Author:猫居こうた

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CMF by Nothing Buds Pro 2と前作Buds Proの比較

  CMF by NOTHING Buds Pro 2
発売日 2024年7月12日
価格
(発売時)
11,000円
連続再生時間
(単体/ケース込)
ANC OFF
11時間/43時間
ANC ON
6.5時間/26時間
コーデック SBC/AAC/LDAC
ドライバー 11mm バスドライバー

6mm マイクロプラナーツイーター
防水性能 IP55
Bluetooth Ver. 5.3
機能 スマートダイヤル機能・空間オーディオ機能・ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・低遅延モード・イコライザー・着脱検知・専用アプリ・Google Fast Pair・Microsoft Swift Pair・急速充電(10分→7時間)
資料 公式サイト

こんにちは、猫居です。

趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。

今回レビューするのは7月12日発売のCMF by Nothing Buds Pro 2。

予約購入しようと思ったのですが、プライムデー(7/11~)で予約商品はポイント対象外だったかな?と思い、1日我慢して発売日に購入しました。

イヤホンケースのダイヤルでイヤホンを操作できるギミックに加えて、デュアルドライバー・空間オーディオ・ハイレゾ・-50dBのノイキャンとかなり魅力的なスペックの本作。

前作Buds Proは非常に良いイヤホンでしたが、前作が出てからそれほど経っていない上に新作を次々と出していてクオリティの方は大丈夫なのかなという一抹の不安もあり…

CMF by NOTHING Buds Pro 2 外箱

前作はプレゼントにもいけそうなおしゃれな外箱だったのに、急に普通の外箱になっていたり。

まだちょっと触った程度ですが、前作との違い・使ってみた今のところの感想をお伝えします!

CMF by Nothing Buds Pro 2と前作Buds Proの比較レビュー

思ったより使えそう。柔軟なカスタマイズが可能なスマートダイヤル

CMF by Nothing Buds Pro 2 スマートダイヤル

イヤホンケースはしっとりとした触り心地で傷や指紋がつきにくくなっています。

ダイヤルは回すだけのギミックかと思っていたのですが、ダイヤル部分を押し込むことで操作でき、アプリでそれぞれの箇所に操作方法を割り当てることが出来ます。

スマートダイヤル 操作方法の割り当て

音量コントロールをONにすると、ダイヤル時計回りで音量+、反時計回りで音量-となります。

長押し操作にノイズコントールも設定可能

1~3回の押し込み操作には主に再生/停止などの基本操作が割り振れます

JBL等からスマートディスプレイを搭載したTWSなども出ていますが、あちらは画面を見ないと操作できないのに対してダイヤルなら手探りでも操作できるのが良いです。

例えば、耳元のイヤホンに手をやるのも憚られるくらいの混雑した満員電車。

ポケットの中のイヤホンケースで曲送りなどの操作が出来るのは素晴らしいと思います。

逆にイヤホンケースはカバンに入れる派の方にはあまり出番のない機能かもしれませんが…。

音質:デフォルトではキツすぎる低音とぼやけたボーカル

Buds Proでは対応していなかったLDACに対応しドライバーもデュアルドライバーとなって、音質面も一層磨きがかかったかと期待しましたが…

正直、自分としては微妙だなと思いました。

Buds Proと聴き比べるとウォーム寄りで低音が一層強く出る音になっています。

ULTRA BASSという機能で低音の量感をコントロールできます

デフォルトではULTRA BASSがレベル3になっていますが、低音が過剰すぎ・膨らみすぎで辛いという印象。

中音もボケボケですし、高音も暗い。

Buds Proもかなり低音の出るイヤホンですが、ULTRA BASSを1にしてもBuds Proより強く低音が出るくらいです。

DIRAC OPTEOとハイレゾ接続(LDAC)は両立できない

CMF by NOTHING Buds Pro 2 イコライザー

今作からイコライザーでDIRAC OPTEOが選べるようになっています。

デフォルトは「ポップ」です。

しかし、残念なことにDIRAC OPTEOとLDACは両立できませんでした。

空間オーディオについて

低価格帯の空間オーディオは歪みまくりで使い物にならないものが多い印象ですが、Buds Pro 2の空間オーディオは違和感はそれほど無いです。

ただ、音の広がりもあまり増えません。

ちょっと広がりを感じられる程度の効果なので使い道はあまりなさそうかなという印象です。

ノイズキャンセリングはホワイトノイズが気になる

CMF by NOTHING Buds Pro 2 ノイズキャンセリング

-50dBということで数値的にはEdifier NeoBuds Pro 2と同等なのですが、実際に比べてみるとEdifier NeoBuds Pro 2のほうが強力なノイキャンでした。

より値段の近いAnker Liberty4 NCよりも弱いです。

-45dBのBuds Proよりは多少消音力が増している印象ですが、強くノイキャンが効いているときのホワイトノイズがかなり気になります。

予算1万円台でノイキャンのコスパ重視ならやはりAnker Liberty4 NCの方が良いでしょう。

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装着感について

スティック部分が細いほうがBuds Pro 2です。

外観同様に着け心地はほとんど同じでどちらも快適です。

あとでちゃんと測ってみますが、Buds Pro 2の方が装着したときの若干耳穴の隙間が増えた=スリムになったような気もします。

まとめ:現時点での使用感想

良い点

  • スマートダイヤル機能は結構使えそう

悪い点

  • 過剰な低音
  • ノイキャン時のホワイトノイズ

スマートダイヤルは面白い機能ですが、個人的には音質が好みでないこともあって7,000円台のBuds Proに4000円弱プラスして買う価値があるとは今のところ思えません。

同じ1万円台なら本家のNothingブランドから出ているEar(a)のほうが全然良いかなという感じです。

空間オーディオとかデュアルドライバーはいらないので、Buds Proにスマートダイヤルとマルチポイントだけ追加したものを+1000円くらいで出してくれたら…というのは都合が過ぎるでしょうか 汗

もう少し使い込んでからきちんとレビューとしてまとめなおします!

今回は以上です。

また次回のレビューでお会いしましょう。