
| Shokz OpenFit Pro | |
| 発売日 | 2026年4月22日 |
| 価格 (発売時) |
39,880円 |
| 連続再生時間 (単体/ケース込) |
通常時 12時間/50時間 フォーカスモード(ノイズ低減機能)使用時 単体6時間 |
| コーデック | SBC/AAC |
| ドライバー | 11×20mm大型ドライバー (16.7mm径の丸型スピーカーに相当) |
| 防水性能 | IP55 |
| Bluetooth Ver. | 6.1 |
| 機能 | Dolby Audio・フォーカスモード・マルチポイント・低遅延モード・イコライザー・専用アプリ・着脱検知・ワイヤレス充電・急速充電(10分→4時間) |
| 資料 | 公式サイト |
| 総合評価 |
|
9.5/10 |
|---|
こんにちは、猫居です。
趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。
今回レビューするのはShokzのオープンイヤー型イヤホン、OpenFit Pro。
昨今流行りのオープンイヤー型イヤホンですが、Shokzはその先駆け的存在ですね。
少し前にレビューしたイヤーカフ型イヤホンのShokz OpenDots ONEが非常に良かったので、このタイプの今後の展開も気になるところですが、今回は従来型のオープンイヤー型イヤホンでハイエンド製品を投入してきました。
Dolby Audioに対応している他、フォーカスモードというノイズ低減機能も搭載しているようです。
前作OpenFit 2と使い比べて音質や装着感など、違いをチェックしていきます。
【Shokz OpenFit Pro 公式キャンペーンページ】
本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。

開封、付属品のチェック
外箱

付属品

今作では見慣れないリングが付属していました。

下画像のようにイヤホンに取り付けて装着時の安定感をUPさせるサポートアクセサリーのようです。

イヤホン




イヤホンケース




OpenFit ProとOpenFit 2を使い比べて違いをチェック
デザイン面の違い
イヤホンケース

OpenFit 2はプラの質感が出ており、ちょっと傷がつきやすそうなのが気になるとレビューしたのですが、OpenFit Proは側面はアルミになっており、表面も傷が付きにくい加工がなされています。
剛性、質感ともにかなりレベルアップしていると感じました。

また、ケースの収納方法も変わっていました。

OpenFit 2はイヤホンを交差するように収納することでケースをコンパクトにしていましたが、OpenFit Proは取り出しやすさ、仕舞いやすさを重視して素直に左右に分けて収納するようになっています。
イヤホン

イヤホンのデザインも従来から大きく変化。
OpenFit 2はShokzらしいデザインといいますか、一目見てShokzとわかるいつものデザインという感じ。
OpenFit Proは見ての通り、これまでとは全然違います。

装着感の違い
OpenFit ProとOpenFit 2を横から見比べてみるとわかりやすいのですが、ドライバーの角度が全然違います。

OpenFit 2を使った時、こうやって角度をつけることで耳穴にダイレクトに音を伝えられるんだろうなと思っていたのですが、OpenFit Proはシンプルなスタイルになっています。
で、着け比べてみますと…
OpenFit 2も装着感は相当に良いのですが、OpenFit Proと比べると少し挟み込む感覚があるかな?と。
それがフィット感の良さにもつながっていると思うのですが、OpenFit Proのほうが素直な形をしているのでより自然で負担のない軽い装着感だと感じました。
また、付属のサポートアクセサリーで安定感を調整できるのも嬉しいですね。
しかし、耳穴までの距離が空いたことで音質面での影響はどうなるのでしょうか。
音質の違い
2つを聴き比べると、やはり装着感の項目で触れたように耳穴までの距離が違うので聴き心地に変化がありました。
OpenFit Proのほうがより開放感のある聴き心地なんですよね。OpenFit 2のほうが音が近いです。
音の傾向は弱ドンシャリのOpinFit 2から少しフラット寄りになった感じでしょうか。
低音の量感は同じくらいですが解像度が高く、OpenFit Proのほうが深いところまで出ます。
中音も艶感が足されており、ボーカルの生々しさがProのほうがかなりリアルに感じられます。
高音も比較するとOpenFit 2のほうでは少し刺激的に感じる部分が、Proでは柔らかくなっており、聴きやすい印象。
一聴しただけでもたしかに良くなっているなと思うのですが、よくよく聴き比べるとかなりの違いを感じます。
より開放感な聴き心地になって、そこからパワーダウンせずに柔らかく生感のあるサウンドが展開されているので、非常に良質なリスニングです。
OpenFit 2→OpenFit Proでそこそこの値上げ幅ではありますが、お値段以上に音質は良くなっていると感じました。
アプリのイコライザー機能


Dolby Audioについて

この機能はOpenFit 2の改良版OpenFit 2+(Amazonリンク)にはあってOpenFit 2には無い機能なので、直接的な比較はできないのですが…
イヤーカフ型のOpenDots ONEのDolby Audioも良かったように、OpenFit ProのDolby Audioもとても良いです。
立体的な聴こえ方になって臨場感が増します。違和感もなく普通に使いやすい機能だと思います。
操作性の違い
物理ボタン式なので誤操作なく操作できます。
ただ、この部分はOpenFit 2のほうが良かったかな?と感じた唯一の点。

OpenFit Proのボタンは付け根のほうにあって少し遠く感じるんですよね。
OpenFit 2のほうが耳に手をやったら自然とボタンの位置に指がいくような感じで押しやすいです。
また、アプリのカスタマイズ性については変化なしでした。

全てのボタンの設定が出来るのですが、実質左右の入れ替えかOFFかという選択肢しかなく、あれこれ入れ替えて好みの配置にするというようなことは出来ません。

フォーカスモード(ノイズ低減機能)について
どれくらいノイズを低減するかアプリで調整可能
換気扇の音、PCのファンと音、冷蔵庫の音…
ちょっとした雑音なら割としっかりカットしてくれます。
効き始めに強めにホワイトノイズがはいるので、あらら?と思ったのですが数秒でホワイトノイズも引いてくれました。
意外に思ったのが、大きなノイズや人の声に対しては無力かな?と想像していたのですが、それなりにマスクしてくれるんですよね。
もちろん消し去るような効果は期待できませんが、耳に響くような人の声もやんわりになってくれたりと確かな違いを感じることが出来ます。
オープンイヤー型は外音を取り込みながらのリスニングなだけにちょっとした生活音が気になる場面は結構ありますよね。
家族がテレビを見ていてちょっとうるさいなというときでも、テレビの音を抑えてリスニングを楽しめるといった具合に、思ったより実用的に活躍してくれる機能だと感じました。
マイク性能について
すごくクリアで優秀です。
風切音を物ともせず、周囲のノイズもしっかりとカット。喋ると少しだけ周囲のノイズも一緒に乗ってしまいますが、全然許容範囲だと思います。
ノイズ処理中に声が劣化することもほとんどなく、悪環境でも快適に通話することができました。
アプリの機能について
主な機能一覧
- フォーカスモード
- Dolby Audio
- イコライザー
- マルチポイント
- 着脱検知のON/OFF
- 操作カスタマイズ
- ファームウェアアップデート
ホーム画面から全ての機能にアクセスできてとても使いやすいです。
ホーム画面

その他のチェック項目
音漏れ測定結果
音量何%まで音漏れしないのかチェック。
パーソナルスペース(45cm)分の距離をあけて家族にイヤホンを装着してもらい、自分の耳と計測器で確認しました。

音漏れチェック
結果、23%で極小の音漏れを確認。
20%までに抑えれば静かな環境でも問題なく使えると思います。
音量をあげすぎればやはり音漏れはしますが、音漏れしない範囲でもある程度の音量が確保できていました。
遅延測定結果
OpenFit 2には無かった低遅延モードが追加されています。

低遅延モードでの遅延を測定してみた結果。
100ms=0.1秒
ゲームで使うにはやや不満の出る数値かなと。
実際にゲームで使ってもみましたが、やはり遅れを感じました。
アプリのほうの説明にもゲーム用とは書いていないんですよね。
動画視聴についてはNetflixなどアプリ側で遅延補正をしてくれるものなら問題なく楽しめます。
マルチポイントの挙動
OpenFit Proのマルチポイントは割り込み再生不可でした。

まとめ

総評:9.5/10
OpenFit 2の時点で完成度の高いオープンイヤー型イヤホンでしたが、OpenFit Proはそれをさらに上回る出来の良さでした。
フォーカスモード(ノイズ低減機能)も思ったより実用的に使えますし、何よりにオープンイヤー型イヤホンとしての基本性能がOpenFit 2よりぐっとレベルアップしているんですよね。
より洗練された装着感、オープンイヤー型らしい開放感のある聴き心地、柔らかくリアリティの増したサウンド。マイクの性能もすごく良くて、満足度はかなり高いです。
残念だった点は物理ボタンがOpenFit 2と比べるとちょっと押しにくいこと、操作カスタマイズの幅が狭いことですかね。
しかし、タッチセンサー式のような誤操作もありませんし、総合力の非常に高いイヤホンだと思います。
今回は以上です。
また次回のレビューでお会いしましょう。